シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
租税法b/TAX LAW b |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水5/Wed 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高浜 智輝 |
遠隔授業科目 /Online Course |
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
高浜 智輝 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
かつて、アメリカ合衆国の建国の父とも呼ばれた政治家のベンジャミン?フランクリンが?この世には避けて通れないものがある。それは死と租税である。?と述べたように、租税は、私たちの日常生活や企業の事業活動等、様々な局面と密接に関連しています。たとえば、皆さんがアルバイトや会社員として働くことにより稼いだ給料には所得税がかかります。また、株式会社を設立して事業を営むと法人税を納めることになります。特に、法人税はしばしば国家間で税率が比較される等、国際競争の側面においても注目されています。 この?租税法b」の講義では、所得税と並び日本の税制の中心的な位置にある法人税法の基本的な制度?仕組みについて学習します。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この講義は、遠隔授業科目であり、メディア講義となります。原則としてオンデマンド配信(manabaを通じて動画URLおよびレジュメをアップロード)により実施します。例外的に対面授業を実施する場合は、manabaを通じて事前に連絡します。 講義はレジュメに沿って講義形式により行ないます。加えて、理解を深めるため、manabaを通じて授業内容のまとめ(感想?質問等の記述を含む)を行なってもらいます。なお、教員が口頭によってのみ説明する部分もあるので、きちんとメモをとるようにしてください。 学生からの質問については、有意なものについて次回以降の講義動画の冒頭で取り上げ回答するか、manabaによるURLおよび資料アップロード時に合わせて回答文を掲載する予定です。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
【事前学習】レジュメの該当箇所を一読し、わからない箇所をピックアップする。また、租税に関するニュースや新聞等を読むようにし、アンテナを張るようにしましょう。(1時間) 【事後学習】レジュメおよび講義中にとった自身のメモを読み直す。そして、授業で十分理解できない法律用語や概念があったら、レジュメの読み直し、動画の見返し、および図書館を利用して参考文献等にあたること。(3時間) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
1.定期試験に相当するレポート課題80%(記述?論述式):3~4問出題する。①講義内容に基づいていること、②論点を的確にとらえていること、③文章として成立していること、④問題に対して説得力のある解答を記述していること等により評価します。この課題はmanabaを通じて実施します。 ただし、対面により試験を実施する場合は事前にmanaba等を通じてアナウンスします。この場合の出題数および評価については先の課題と同様の内容になります。 2.平常点20%(manabaを介して提出してもらう講義内容のまとめ等を総合的に勘案して評価)。ただし、講義動画の内容から外れたものを記載している場合は評価しない。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
租税法a、憲法、行政法、民法、会社法、国際租税法など | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
租税法の基礎、租税法の仕組み、租税法の特定分野に関する重要な項目?論点や制度を体系的かつ正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス | 講義の内容?評価方法?到達目標などについて簡単に説明する。 | |
2 | 法人税の意義、概要 | 法人税の意義?基本的な仕組みについて学習する。 | |
3 | 法人税の納税義務者(1)-租税法における法人とは- | 法人税の納税義務者にはどのようなものがあるのかについて学習する。 | |
4 | 法人税の納税義務者(2)-組合等に関する課税上の取り扱い- | 法人税の対象とはならない組合に対する課税とその他の事業体に関する課税所の取り扱いについて学習する。 | |
5 | 企業会計と税務会計 | 財務会計と税務会計の相違および税務会計の基本的な役割について学習する。また、公正処理基準について学習する。 | |
6 | 益金の意義と内容 | 法人税法上の収益に該当する益金の取り扱いについて学習する。 | |
7 | 損金の意義と内容(1)-原則的取り扱い- | 法人税法上の損失に該当する損金の基本的な取り扱いについて学習する。 | |
8 | 損金の意義と内容(2)-別段の定め- | 法人税法上の損失に該当する損金の例外的取り扱いを定めた別段の定めの概要について学習する。 | |
9 | 資本金等の額 | 法人税法上の純資産の部に当たる資本金等の額の取り扱いについて学習し、特に問題となるみなし配当の基本的な計算構造について学ぶ。 | |
10 | 組織再編税制(1)-全体の概説- | 組織再編成に係る税制について、制度の趣旨?目的および基本的な取り扱いについて学習する。 | |
11 | 組織再編税制(2)-課税上の効果?行為計算否認規定- | 組織再編成に係る税制における課税上の効果および行為計算否認規定の概要について学習する。 | |
12 | 組織再編税制(3)-平成29年度税制改正以降の新たな取り扱い- | 平成29年度税制改正以降、組織再編税制において新たに加えられたスピンオフ税制やスクイーズアウト税制の概要について学習する。 | |
13 | 同族会社の課税 | 一族で事業経営を行なう同族会社に対する特別な租税制度について学習する。 | |
14 | 講義のまとめおよび試験 | これまでに学んだ内容について振り返り、重要なポイントについて再度簡単に解説?確認する。その後、まとめとして試験を実施する。 |