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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際法Ⅲ/INTERNATIONAL LAW III
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
大塚 敬子
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大塚 敬子 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
  日々のニュースで私たちが見聞きする出来事は、国際法に関係することばかりです。国内的な出来事であっても、異なる視点からみてみると、国際法?国際社会と実は深い関係があるという場合も少なくありません。つまり、国際法を知ることで「国際」社会のことだけではなく、身近な暮らしの場である「国内」社会のことをも理解することにつながるのです。
  この授業では、そうした社会と法の関係について考察し、視野を広げていくために不可欠な「国際法」を学びます。とくに、国家責任、紛争解決、戦争の違法化、武力行使禁止原則と例外などの多分野にわたる内容を、歴史的背景とともに取り上げます。単に知識を得るだけではなく、これらの法の発展の経緯や社会的背景などへの理解も深めることで、国際社会における現代的課題について考える力を養うことができます。
  以上のような国際法の学びを通して、法学部の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)に示されること、特に、「法的なものの考え方およびグローバルな思考力を身に付け、社会の様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力」や「国際的視野に立った深い素養を基礎として、社会状況をふまえ、健全な常識と柔軟な思考をもつ自律的な社会人として活躍することのできる能力」を身に付けることに重点を置きます。そして、「専門知識を修得し、判例?学説や諸課題などを正しく理解し、個別の事象について自らの見解を提示できるようにする」力を磨きます。

授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
◇ 授業の形式?方法
 ?「講義形式」を基本とします。事前配付のレジュメ等をてがかりに事前学修を行い、
  受講してください。
 ?資料配付、課題の提示?回収、講義連絡には、manabaを(休講その他重要な
  お知らせにはPorTaⅡも)使用します。
 ?授業中にresponあるいはmanabaを使用し、課題の提出を求めることがあります。
◇ 履修上の注意
 ?レジュメの情報量には限りがあるので、事前?事後学修に取り組んでください。
 ?教室にPCやスマホ等を持参し、responやmanabaを使えるようご準備ください。
 ?成績評価は、コメントペーパー、小テスト、期末試験など、複数の方法で実施します。
 ?フィードバックは、対面授業での解説、manabaでの講評の提示等で行います。

事前?事後学修の内容
/Before After Study
◇ 授業で提示される課題に取り組むとともに、事前?事後学修にも取り組んでください。
 ?事前学修〔2時間〕
   テキストの該当箇所を熟読し、専門用語を確認する。
   授業内容に関連する事例やニュースなどを調べ、情報整理をする。
 ?事後学修〔2時間〕
   テキストの該当箇所を読み返し、授業内容の全体を確認する。
   授業内容に関連するニュースなどを調べ、専門用語や授業内容の理解を深める。

テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『国際法』〔第5版、有斐閣アルマ〕 
 ※第5版は2024年3月下旬発行予定
著者
/Author name
中谷和弘ほか著
出版社
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-22230-4
その他(任意)
/other
第4版などの旧版を用いることもできます。
その場合は、最新情報を収集することも心がけてください。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
『国際条約集』〔2024年版〕
著者
/Author name
植木俊哉?中谷和弘 編集代表
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-00161-9
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
『国際法』〔第2版〕
著者
/Author name
岩沢雄司
出版社/URL
/Publisher
東京大学出版会
ISBN
/ISBN
978-4-13-032398-7
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
外務省ホームページ
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
https://www.mofa.go.jp/mofaj/
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
「外交政策」のページで、様々な国際問題の概要がまとめられています。
評価方法
/Evaluation
◇ 授業の取り組み度をはかる課題 30%
 ?responやmanabaを使用しての授業内?外の課題、コメントペーパーの
  記入?提出を実施します。
 ?授業期間中に5~6回程度、不定期で実施します。
 ?授業で扱った専門用語の確認や授業内容の復習、また、授業内容を身近な問題として
  捉え直し、異なる視点からも理解するための課題です。
 ?その他の詳細は初回の授業において説明します。
◇ 試験 70%
 ?学期末の試験期間に実施します。
 ?試験範囲は「授業で扱った箇所すべて(教科書の該当箇所も含む)」です。
 ?授業で学んだことを知識として定着させ、自分なりのものの見方を示しつつ、
  他人にその知識の内容を一定程度説明できるくらいの理解度に達していることが、
  試験では求められます。
 ?その他の詳細は学期途中の授業において説明します。

関連科目
/Related Subjects
◇ 国際法Ⅰ?Ⅱ、その他の国際関係科目、憲法その他国内法の習得にも
  積極的に取り組んでください。
◇ 国際政治など、国際社会について考える機会となる科目の学修もおすすめします。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
国際違法行為が生じた場合の措置、国家間の対立を平和的手段で解決する諸方式、武力行使を規制する規則等を正確に理解し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 国際法とは 授業の進め方を説明する。また、国際法の基本事項を確認し、国際社会と国際法のあり方について理解する。
2 国家責任の発生 国の国際法違反の帰結に関する国際法の発展について把握し、国家責任の発生要件について理解する。
3 国家責任の追及 国家責任を追及するための要件、外交的保護などについて理解する。
4 国家責任の履行 国家責任の結果として国が負う賠償などについて理解する。
5 紛争の平和的解決 国際紛争の解決に関する国際的な議論、紛争解決の諸手段について理解する。
6 国際裁判 国際紛争解決の手続としての国際裁判のあり方について理解する。
7 紛争処理方法の多様化 国際社会における紛争処理方法の多様化とそれに伴う法的問題を理解する。
8 「戦争」に関する国際法の発展 武力をめぐる国際法の全体像を概観し、戦争に関する国際法の変遷と現代的課題について理解する。
9 武力行使禁止原則 戦争に関する議論を経て確立された武力行使禁止原則について理解する。
10 自衛権 自衛権に関する国際法上の議論、発動要件、法的論点を検討し、理解を深める。
11 集団安全保障 国際社会における安全保障体制について理解し、国連の制度や取り組みなどについて法的観点から把握する。
12 武力行使をめぐる議論 武力行使に関する法的論点について考察し、国際法の限界についても理解を深める。
13 軍縮?軍備管理 軍縮や軍備管理の取り組み、大量破壊兵器の拡散を防止するための国際協力の枠組について理解する。
14 まとめー国際法を通して国際社会をみる この講義で扱った内容を踏まえながら、国際法と国際社会のあり方、「平和」について考える。

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