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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和と政治 a)/INTERNATIONAL POLITICS, SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉田 孝夫 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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杉田 孝夫 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、18世紀後半から19世紀前半における戦争と平和と政治をめぐる議論(テクスト)の文脈(コンテクスト)の分析を行います。対象となる時期は、ほぼ200年ほど前の1780年代から1830年代までの時期であり、イギリス産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン戦争と神聖ローマ帝国の終焉といった歴史的事件が集中した時期です。まさに「旧」ヨーロッパから「新」ヨーロッパへの世界史的な構造転換が起こった時期です。ドイツ古典哲学の著者たちが同時代をどのように読んだのか、そこに表れたかれらのテクストの歴史的制約とその制約に条件づけられた普遍性を析出することが本講義の課題です。 本年度は、フィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』(1808)の精読を通じて、この課題に取り組みます。 1807年12月から1808年3月までの4ヶ月間、ナポレオン指揮下のフランス軍によって占領されていたベルリンで、ほぼ毎週フィヒテが占領下のドイツ国民に向けて行った連続講演の記録です。 どれだけ受講者にテクストの意味とコンテクストを正確かつわかりやすく伝えることができるか。どれだけ読解の面白さを伝えることができるか、私自身の挑戦です。 『ドイツ国民に告ぐ』は日本では1917年に最初の全訳が文部省訳として現れて以来、これまでに全訳だけで13種類、抄訳を含めると17種類にも上ります。これだけ翻訳のある古典は、1918年に最初の翻訳が現れて以来、現在まで、やはり13種類刊行されているカントの『永遠平和のために』ぐらいです。この200年の間、カントの『永遠平和のために』とともに、フィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』がドイツおよび日本で、どのように読まれてきたのかということについてもテクスト読解の合間に折々触れていきたい。春学期は、第1講から第8講まで、秋学期は、第9講から第14講までを読みます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業形式は講義講読演習の形式で行います。 テクストは杉田が新たに訳し下ろした翻訳原稿を用います。受講者がいわば最初の読者になります。 授業の構成は「リアクションペーパーへの応答?講義講読?質疑応答?リアクションペーパーの作成提出」です。これによって双方向の授業形式を確保します。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
まずは毎回講義に出席し受講するという当たり前のことをしっかり実行してほしい。 配布資料やノートにメモを取りながら講義を理解すること。 講義に先立って講義で予定されているテキストの箇所(翻訳原稿)を事前に読み、その個所の論点や不明な箇所をマークして、講義に臨み、講義のあと、もう一度当該箇所を読むようにすると、テキストと講義への理解は驚くほど深まります。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業への積極的な参加、質問、意見、及びリアクションペーパーの内容をもとに、 毎回のリアクション?ペーパー3点満点×14=42点に、学期末レポート60点満点の評価を加えて、総合評価を行う。 |
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関連科目 /Related Subjects |
後期開講の「国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和と政治b)」を継続して受講することが望ましい。 |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった国際政治分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | はじめに:「講演:ドイツ国民に訴える」のコンテクスト | はじめに 「講演:ドイツ国民に訴える」のコンテクスト マキァヴェッリ論からの抜粋 |
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2 | 第1講 | 「現代の諸特徴」との関連について 連続講演の概要 |
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3 | 第2講 | 新しい教育一般の本質について | |
4 | 第3講 | 新しい教育の叙述 | |
5 | 第4講(1) | ドイツ人と他のゲルマン系諸民族との主要な違い(1) | |
6 | 第4講(2) |
ドイツ人と他のゲルマン系諸民族との主要な違い (2) |
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7 | 第5講(1) | 上述の違いに由来する諸結果(1) |
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8 | 第5講(2) | 上述の違いに由来する諸結果(2) |
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9 | 第6講(1) | 歴史に現れたドイツ人の根本特賞の説明(1) | |
10 | 第6講(2) | 歴史に現れたドイツ人の根本特徴の説明(2) | |
11 | 第7講(1) | 民族の根源性とドイツ精神との一層深い理解(1) |
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12 | 第7講(2) |
民族の根源性とドイツ精神との一層深い理解(2) | |
13 | 第8講(1) |
言葉の高次の意味において、民族とは何か、そして祖国愛とは何か(1) | |
14 | 第8講(2) |
言葉の高次の意味において、民族とは何か、そして祖国愛とは何か(2) |