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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和と政治 b)/INTERNATIONAL POLITICS, SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉田 孝夫 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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杉田 孝夫 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、18世紀後半から19世紀前半における戦争と平和と政治をめぐる議論(テクスト)の文脈(コンテクスト)の分析を行う。対象となる時期は、ほぼ200年ほど前の1780年代から1830年代までの時期であり、イギリス産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン戦争と神聖ローマ帝国の終焉といった歴史的事件が集中した時期である。まさに世界史的な構造転換が起こった時期である。ドイツ古典哲学の著者たちが同時代をどのように読んだのか、そこに表れたかれらのテクストの歴史的制約とその制約に条件づけられた普遍性を析出することが本講義の課題です。 本年度はフィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』の精読を通じて、この課題に取り組む。『ドイツ国民に告ぐ』は全訳としては1916年に文部省訳が出たのが最初で、すでに14種類の全訳がある。これだけの種類の翻訳があるのは、1918年に最初の邦訳が出版され、現在までやはり13種類も翻訳刊行されているカントの『永遠平和のために』くらいです。 本授業では、訳文は杉田が今回新たに訳した訳稿を用います。受講者は私とって最初の読者にして批評家になります。できるだけ読みやすい訳文にすることはもちろんですが、どれだけ読解の面白さを伝えることができるか、チャレンジしたいと思います。。『永遠平和のために』とともに、『ドイツ国民に告ぐ』が、ドイツおよび日本でどのように読まれてきたのかということについてもテクスト読解の合間に折々触れていきたい。 テクストは全体で14回の連続講演からなっていますが、秋学期は第9講から第14講まで読み進むことにします。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
なお当日の資料(訳文、訳注、解説)は、manabaに当日午前までにアップロードします。 授業は以下の構成で、講読演習形式で行う。 (1)前回の復習?要約?リアクションペーパーへの応答 (2)内容のコンテクストの説明 節ごとに訳文の読み合わせ 不明点の質疑 (3)リアクションペーパーの作成提出 80分 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
まずは毎回講義に出席し受講するという当たり前のことをしっかり実行してほしい。 配布資料やノートにメモを取りながら講義を理解すること。 事前学習としては、講義で取り上げる予定のテキストの箇所をあらかじめ読み、論点と不明点を抑えて、講義に臨む。そのうえで受講後あらためて当該箇所を読むと、驚くほど理解が深まります。ぜひ実践してほしい。「継続は力なり」です。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回のリアクションペーパー(3点満点×12=42点満点)と学期末レポート(60点満点)の合計に基づく総合評価 |
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関連科目 /Related Subjects |
前期開講の「国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和a)」を合わせて受講することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった国際政治分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 第9講(1) | 第9講 ドイツ人の新しい国民教育は、現実のなかのいかなる点にむすびつけられるか(1) | |
2 | 第9講 (2) | 第9講 ドイツ人の新しい国民教育は、現実のなかのいかなる点に結びつけられるか(2)) | |
3 | 第10講(1) | 第10講 ドイツ国民教育の一層詳しい規定(1) | |
4 | 第10講(2) | 第10講 ドイツ国民教育の一層詳しい規定(2) | |
5 | 第11講(1) | 第11講 この教育計画を実施に移すのには誰がふさわしいか(1) | |
6 | 第11講(2) ) |
第11講 この教育計画を実施に移すのには誰がふさわしいか(2) | |
7 | 第12講(1) | 第12講 われわれの主目的を達成するまでとるべき手段について(1) | |
8 | 第12講(2) |
第12講 われわれの主目的を達成するまで取るべき手段について(2) | |
9 | 第13講(1) |
第13講の梗概 着手された考察の継続(1) | |
10 | 第13講(2) | 第13講の梗概 着手された考察の継続(2) | |
11 | 第14講(1) |
第14講 全体の総括(1) | |
12 | 第14講(2) | 第14講 全体の総括(2) | |
13 | 解説(1) |
解説(1) | |
14 | 解説(2) | 解説(2) |