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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ラテンアメリカの政治と社会/LATIN AMERICAN POLITICS AND SOCIETY
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
浦部 浩之
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
浦部 浩之 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
 本講義は、ラテンアメリカという地域の多様性を知り、またこの地域の政治と社会の基本構図を理解することを目標とする。
 ラテンアメリカは世界でも稀な、大陸的規模で同質的な文化をもつ地域である。しかし詳しく見ていくと、その同質性を基底としつつも多様性に富んだ地域であることが分かる。また規模は小さいが、カリブ地域にはまったく異質な言語や文化をもつ小国家群も存在する。
 本講義では、まずラテンアメリカの政治と社会の基本的な歩みを知り、そのうえでいくつかの代表的な国を取り上げて地域の多様性について理解を深めていく。そしてそれを基礎に、現代のラテンアメリカがいかなる政治的?社会的課題を抱えているか、またそれにどう取り組んでいるか(取り組むべきか)を考えていく。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
[1] 授業形式
 教室での対面形式で行う。講義を中心とする。
 毎回の授業で、manabaのresponを通じ、小レポートを提出してもらう(下記の「評価方法」欄も参照のこと)。
[2] 履修制限
 とくになし。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
[事前学修]
 授業の3日前(金曜日)までに、manabaに授業で映写するスライドをPDFファイルの様式でアップロードしておく。必ず毎回、それを確認しておくこと。
[事後学修]
 授業内容を発展的に理解するための自主学修課題(毎回の授業で案内する)に積極的に取り組むこと。また期末試験の前には学期全体の学びを総括する一通りの復習をすること。

※事前学修と事後学修に要する時間について
 事前?事後学修を含む授業時間と単位数については文科省令「大学設置基準」第21条に定められているが、この規則はすべての大学のすべての授業に適用される標準であり、当科目に関してはこれに加えて特記することはない。
 なお、事前学修と事後学修の比率は、当科目ではおおむね2対8が目安となる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
教科書は指定しない。
著者
/Author name
授業で用いる資料は授業の3日前までにmanabaに配信する。各自で事前にダウンロードしておくこと。
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
参考文献は授業で随時紹介する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 毎回の授業で提出してもらう計14回の小レポート(70%)、期末試験(30%)。
 レポートの出題内容は、授業のポイントを簡潔にまとめてもらうものなので、これを作成することがよい復習(学んだこと、考えたことの定着)にもなるはずである。なお、レポートの一部にresponを用いた選択式の小テストが含まれる。
 レポートの性質が上述のとおりのため、毎回の授業を欠かさずきちんと受講していればおそらくそれだけで単位認定に必要な最低得点は超えるが、期末試験の受験は、単位認定上の必須条件とする(未受験の場合、単位を認定しない)。期末試験は、論述式である。試験は持ち込み可で行う。ただし、スマホ、PC、タブレットなどの電子端末は持ち込み不可とする。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ラテンアメリカの政治と社会に関する基本的事項を総合的かつ体系的に理解し、諸問題について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 授業の概要説明:
 ラテンアメリカ政治?社会の概要
授業の計画、およびラテンアメリカの地域的特徴や政治と社会の基本構図について説明する。 「詳細情報」欄に記載のとおり(以下同じ)
2 政治史(1):
 ラテンアメリカ諸国の独立と近代化
 (19世紀~)
ラテンアメリカの政治と社会の歩みを概観する(19世紀~1920年代:独立と経済成長、米国による覇権主義の確立)。
3 政治史(2):
 国家発展の追求とポピュリズム政権
 (1930年代~)
ラテンアメリカの政治と社会の歩みを概観する(1930年代~:中間層の拡大と国家中心型発展主義への転換)。
4 政治史(3):
 軍事政権と経済危機?民主化
 (1960年代~)
ラテンアメリカの政治と社会の歩みを概観する(1960年代~:権威主義政権による発展主義とその挫折)。
5 政治史(4):
 ネオリベラリズム改革と現代社会
 (1990年代~)
ラテンアメリカの政治と社会の歩みを概観する(1990年代~:ネオリベラリズム改革とその矛盾)。
6 地域的多様性(1):
 ラプラタ諸国(アルゼンチンなど)
政治と社会、言語と文化の共通性と多様性について理解する(欧州移民が主体のラプラタ諸国)。
7 地域的多様性(2):
 ブラジル
政治と社会、言語と文化の共通性と多様性について理解する(ポルトガル語圏ブラジル)。
8 地域的多様性(3):
 アンデス諸国(ペルー、ボリビアなど)
政治と社会、言語と文化の共通性と多様性について理解する(先住民と混血の文化が強いアンデス諸国)。
9 地域的多様性(4):
 メキシコ?中米?カリブ諸国
政治と社会、言語と文化の共通性と多様性について理解する(メキシコ?中米と多様なカリブ世界)。
10 現代の課題(1):
 ネオリベラリズムと貧困?格差
政治と社会の現代的課題を理解する(根深い貧困?格差の問題と条件付き現金給付政策)。
11 現代の課題(2):
 先住民運動と多文化主義
政治と社会の現代的課題を理解する(先住民の抑圧と権利拡大への動き、多文化主義)。
12 現代の課題(3):
 麻薬と組織犯罪?暴力
政治と社会の現代的課題を理解する(麻薬問題とコロンビア内戦、メキシコ?中米の組織犯罪)。
13 現代の課題(4):
 年金?医療制度、および感染症問題
政治と社会の現代的課題を理解する(脆弱な社会保障制度、医療システムと感染症の拡大)。
14 授業の総括:
 ラテンアメリカの展望
ラテンアメリカ諸国が政治と社会の問題にいかに取り組んでいるか(取り組むべきか)について考察する。

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