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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
グローバル社会特殊研究(地球環境と法b)/GLOBAL ISSUES: GLOBAL ENVIRONMENT AND INTERNATIONAL LAW (b) |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
一之瀬 高博 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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一之瀬 高博 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
地球環境問題への取り組みとその法整備は、今日の国際社会の急務となっている。この講義では、国際的な環境問題および地球規模の環境問題に対処するための国際的な法のしくみの概要を理解する。 とりわけ秋学期においては、環境条約の内容、国家実行、国際会議や国際機関の動向などを理解し、国際社会における国際環境法の動態的構造を考察する。 この講義は、以上の内容を通じて、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)の示す、多様な現代社会を対象とした法学の専門的知識、リーガル?マインドおよびグローバルな思考力を身につけることに資することを目的とする。また、国際関係法学科履修系統図の示す国際関係法部門の専門科目として、専門知識の修得、諸課題の理解、見解の提示ができるようになることを教育目標とする。 環境関連の進路を目指す諸君にとっては、この授業科目の内容は有益と考えられる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この講義は対面授業で行い、ライブ配信も録画配信も行わない。初回も対面授業である。なお、感染拡大等の場合には、大学の指示に従い遠隔授業に変更する。授業連絡にはmanabaを用いる。 授業は講義形式で行うが、可能な範囲で双方向的授業の要素も盛り込むので、受講生には必要に応じて口頭または文書による意見を求め、質疑に応じる。 課題等に対する解説やコメントは、授業中にまたはmanabaを通じて行う。 授業の理解を促進するためにレジュメ等を配布することがあるが、レジュメ自体は授業の一部分にすぎないので、教員の講義をよく聞き、理解した内容を的確にノートに記載することが必要である。 【履修上の注意事項】本講義は、元来、法学部専門科目として3年生以上に開講される科目である。国際教養学部では、「グローバル社会特殊研究(地球環境と法b)」として2年生以上に開講されるが、2年生が受講を希望する場合は、履修が容易ではないので、開講時に教員に相談すること。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
指示された文献?資料等の指定された箇所を、事前に読んでから講義に臨むこと。授業後は、ノートや配布資料の内容を確認し、必要に応じて参考文献等にあたり、授業の理解を深めること。また、授業中の指示に従い復習や課題作業を行うこと。事前学修2時間、事後学修2時間程度を目安とする。 なお、講義に関連する社会事象が現実に生起することが時々あり、それを取り上げることがあるので、日ごろからニュース?新聞等を通じて関連情報に接しておくこと。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末試験による評価(80%)。試験は論述式を基本とする。答案には、設問の内容に従って、①出題された対象の背景と現状といった事実関係、②関係する現行法制度の内容、③法解釈のあるいは法政策の観点からの論点の考察などが的確にまとめられていること、かつ、その中に講義で取り上げた概念や諸事項が正しく理解され、記述されていることが重要である。 授業に応じて適宜行う課題レポート?小テスト等も評価の対象にする(20%)。詳細については授業中に説明する。 (なお、感染再拡大等により、授業が全面遠隔に変更され学期末試験が実施できない場合は、遠隔試験または課題レポートでで評価する。) |
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関連科目 /Related Subjects |
法学部国際関係法学科の履修系統図の示す専門科目「国際法」の履修は、本講義の理解に有益である。国際環境法の実施には、各国の国内法が関係してくるので、法学部法律学科の履修系統図の示す専門科目「環境法」も履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト、参考文献等については、授業中に適宜、紹介する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
「グローバル社会研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたってグローバル社会を研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | はじめに 開講にあたって |
講義の履修のしかたを学ぶ。環境条約と国際社会の関係について理解する。 | |
2 | 越境大気汚染?酸性雨 | 長距離越境大気汚染条約の構造とその特徴を理解する。 | |
3 | 地球大気圏?気候変動問題―オゾン層 | ウィーン条約?モントリオール議定書の構造とその特徴を理解する。 | |
4 | 地球大気圏?気候変動問題―気候変動 | 気候変動枠組条約?京都議定書の構造とその特徴について理解する。 | |
5 | 地球大気圏?気候変動問題―パリ協定 | パリ協定の構造とその特徴およびCOP?IPCC動向について理解する。 | |
6 | 海洋環境の保全―総論 | 国連海洋法条約第12部の概要を理解する。 | |
7 | 海洋環境の保全―船舶起因 | MARPOL73/78条約の概要を理解する | |
8 | 海洋環境の保全―海洋投棄 | ロンドン海洋投棄条約?ロンドン海洋投棄議定書の概要を理解する。 | |
9 | 南極の環境保護 | 南極条約?南極環境保護議定書の概要について理解する。 | |
10 | 廃棄物の越境移動 | バーゼル条約の構造とその特徴について理解する。 | |
11 | 有害物質、放射性物質 | ストックホルム条約?原子力安全条約の概要を理解する。 | |
12 | 国際河川の環境保全 | 国際水路の非航行的利用の法に関する条約の概要を理解する。 | |
13 | 自然環境の保全 生物多様性の保全 | ラムサール条約?ワシントン条約?生物多様性条約の概要を理解する。 | |
14 | おわりに まとめ | 今学期の重要事項を復習し、講義の全体像の理解を深める。 |