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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
人間発達科学特殊研究(ボランティア論)/SPECIAL TOPICS ON HUMAN DEVELOPMENTAL SCIENCE: VOLUNTEERING |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
中條 共子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中條 共子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
友人の困り果てた様子を見て、人ごとは思いつつ、つい「仕方ない、助けてやるか」と手を貸したことはないだろうか。結果、あまりにも大変な事態に遭遇し、それでも手を引くことができなくて、つらい思いをしたことはないだろうか。 私たちはときに、困難を示す他者の声や顔に突き動かされて、困難の渦中に身を投じる。そして他者を知り、仲間を得、それまで生きてきた平穏な世界への異なるまなざしを手に入れる。本講義が扱う「ボランティア」とは、そういう経験である。 本授業では、多様なボランティア実践を紹介し、この営みがどのような過程を通して生み出され、どのような意味を担ってきたのかを多角的に考察する。学生は、その実践の社会的?文化的背景や政府の施策との関連、社会的影響力を考察し、自らが生きる今日の社会に主体的にかかわることの意義を理解する。 本授業は、国際教養学部言語文化学科が学位授与方針(DP)において示す「国際社会および日本が蓄積してきた「知」に基づき、現代社会の諸課題について、グローカルな視点を持って、主体的に考え、行動し、発信できる問題解決能力」の涵養を目指す。また、教育課程の編成?実施方針(CP)における、人間の成長と発達に関する総合的理解を目的とする「人間発達科学研究科目群」に位置する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教科書は使わず、毎回授業時にパワーポイント資料を配布する。講義を中心としつつ、必要に応じてグループディスカッションやビデオ視聴によって学習を深める。 講義内容の理解を確認するために毎回リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの内容と提出回数は全体の成績評価において大きなウエイトを占める。提出と受領はmanabaを通じて行い、必要に応じて教員よりコメントをフィードバックする。質問については、授業中のほか、manabaを通じての受信ー返信も行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習として、新聞?テレビ?インターネット等の情報メディアを通じて、今日の社会問題について把握し、問題解決の方法に関する多様な意見について調べておくこと(2時間)。 事後学習として、講義内容に関連した事項を調べる自己学習を通して、社会問題の解決に関する自己の知見を深めること(2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
リアクションペーパーの提出回数?内容とグループディスカッションへの参加態度(70%)、学期末の課題レポートの提出?内容(30%)により評価する。 リアクションペーパーでは、授業で扱った内容について、より発展した知識?考察が示されていることを高く評価する。 学期末の課題レポート(1600字程度)については、授業全体からの学びを踏まえた、課題内容についての深い考察が求められる。レポートの提出―受領もmanabaを通じて行う。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
「人間発達科学研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって人間発達に関する諸科学を研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ボランティアとは何か | 各種調査結果を手がかりに、ボランティアへの参加動機の変化、多様性を学ぶ。 | |
2 | 日本におけるボランティア活動の生成と変化 |
日本の戦前―戦後を通じたボランティア政策および活動の歴史的変遷を学ぶ。 | |
3 | 社会運動 |
70年代における「新しい社会運動」の台頭と80年代以降の「アソシエーションの興隆」との関連を考える。 | |
4 | NPO | 日本におけるNPO法人制度成立の経過と、NPO法人の実態、課題を考える。 | |
5 | NGO | 国内外の大規模NGOにおける国際的支援活動を知り、今日の日本のNGOの課題を考える。 | |
6 | イギリスのボランティア | UKにおけるチャリティーの歴史と今日の展開を学び、サードセクター概念への理解を深める。 | |
7 | アメリカのボランティア | アメリカにおけるNPOの歴史と寄付文化を学び、サードセクターの発展の方向を考える。 | |
8 | アジアのボランティア | インドネシア?ミャンマー?中国のボランティアを知り、文化?社会的背景を考える。 | |
9 | 「子ども」をめぐるボランティア | 日本における子どもボランティアの歴史を知り、少子化社会に必要な活動を考える。 | |
10 | 「まちづくり」をめぐるボランティア | 各種の「まちづくり」活動を知り、実践構築の過程を理解する。 | |
11 | 「社会的孤立と人権」をめぐるボランティア | 貧困者や外国人移住者など、社会的に孤立しやすい人々の支援の現状を学び、課題を考察する。 | |
12 | ファンドレイジング | 日本における寄付の実態を知り、NPOにおける今後のファンドレイジング戦略を考える。 | |
13 | 社会的企業 | 企業のCSRと社会的企業の活動事例を通して、それぞれの役割と協働を考える。 | |
14 | ボランティアの将来 | 授業全体を踏まえ、ボランティアの社会的意義と今後の展望を考察する。 |