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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
比較宗教史/COMPARATIVE STUDIES IN HISTORY OF RELIGIONS |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
白井 雅人 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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白井 雅人 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義の目的は、比較宗教史という視点で宗教を見て行くことによって、宗教や宗教行事の文化的背景を理解することである。具体的には、3つのトピックスを見て行く。最初に日本仏教における「位牌」をテーマにして、位牌がどのような文化的背景から成立していったのかを見て行く。次に、そこから遡り、仏教がどのような文化的背景から成立していったのかを見て行く。最後に、旧約聖書がどのように成立したのかを見て行く。 宗教の背景をグローバルな文化的なものとして把握することによって、国際社会における教養を身につけることができるようになるだろう。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
対面でプリントを用いた講義形式の授業を行う予定である。授業においてはプリントの他、コメントペーパーを配布するので、そこに授業の内容や感想、質問などを書き込み提出してもらう。質問のフィードバックは、翌週配布するプリントにて行う。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。半年間で計60時間の授業外学修が目標。授業後にmanabaで毎回小テストを行うので、小テストのために復習をしっかりと行うこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業への取り組み(コメントペーパーの内容、授業内での積極的な発言等)40%、期末レポート60% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
古今の宗教の形態と教義を理解し、宗教が現代生活に及ぼしている影響について分析を行い、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 比較宗教史とは何か? | 授業全体の説明に加えて、比較宗教史として、宗教を文化的背景から理解することに意義を考える。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
2 | 位牌の歴史(1):儒教の葬儀 | 儒教における死者の弔い方、葬儀の方法について具体的に見ていく。儒教において位牌のもととなるものが使われるようになった。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
3 | 位牌の歴史(2):道教の葬儀 | 中国の祭礼は、儒教と道教が混じりながら発展した。そのため、位牌の成立に影響を与えた思想として道教の葬儀について簡単に見て行く。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
4 | 位牌の歴史(3):仏教の葬儀 | 現在の位牌は、仏教の葬儀において用いられている。仏教の葬儀の歴史を概観する。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
5 | 位牌の歴史(4):近現代の葬儀 | 近現代の葬儀について見て行き、位牌の歴史を振り返りながら、その意味と意義を考察する。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
6 | 仏教の成立(1):古代インド文明とバラモン教の成立 | 仏教を生み出した古代インドの思想的地盤を見て行く。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
7 | 仏教の成立(2):バラモン教の衰退と修行者たち | バラモン教の衰退によって、さまざまな宗教思想家が生まれた。仏教もその時代の宗教思想の一つであった。この時期の宗教思想を概観する。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
8 | 仏教の成立(3):原始仏教の成立 | 原始仏教の成立を、当時の思想状況の中に位置づけながら見て行く。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
9 | 仏教の成立(4):仏教とジャイナ教 | 仏教と同時期に成立したジャイナ教の教義との比較を通じて、原始仏教の位置づけを把握する。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
10 | 大乗仏教の成立(5):大乗仏教へ | 大乗仏教と言われる仏教の変革運動について見て行く。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
11 | 旧約聖書の世界(1):族長時代 | 旧約聖書に描かれる最初期の時代について、考古学的成果と突き合わせながら見て行く。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
12 | 旧約聖書の世界(2):土地取得時代 | モーセがユダヤ人を率いてエジプトを脱出して、パレスチナの地に定住したとされる時代について、考えていく。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
13 | 聖書の世界(3):王国時代 | ユダヤ人が王国を築いたとされる時代について概観する。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |
14 | 聖書の世界(4):一神教からキリスト教へ | バビロン捕囚など、ユダヤ人が不遇な境遇に置かれた時代を概観していく。 | 参考文献を読み、授業に備える。配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。 |