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基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	日本史概論Ⅰ／INTRODUCTION TO JAPANESE HISTORY Ⅰ
開講所属 ／Course Offered by	国際教養学部言語文化学科／INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム?学期 ／Term?Semester	2024年度／2024 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火5／Tue 5
開講区分 ／semester offered	春学期／Spring
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	古畑　侑亮
遠隔授業科目 ／Online Course	－

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
古畑　侑亮	言語文化学科／INTERDISCIPLINARY STUDIES

授業の目的?内容 ／Course Objectives	本講義では、歴史的事象を多角的に見る視点を養い、歴史を客観的に捉えることができるようになることを目標とします。具体的には、「日本」の成立から戦国時代までの歴史を、政治史を中心としながら包括的に学びます。その際、貴族と武士、災害や戦争といった観点から時代の流れや特徴について考察を加えていきます。 近年、中学?高等学校の歴史の授業は、暗記主体の学習から、新たな研究成果にもとづいて自ら「考える」授業へと転換しつつあります。つまり、通史の歴史的事象を知識として習得しているだけでなく、記述の根拠となっている史料や研究成果にあたり、それを授業に活用する能力が必要になります。本講義では、皆さんが教壇に立って歴史を教える立場になったときに活用できるような、教材研究のための史料の調べ方や読解力を習得することも目指します。
授業の形式?方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	パワーポイントを用いた講義形式。 講義後にはmanabaを利用してコメントシートを提出してもらい、翌週の授業の前半でフィードバックを行います。 なお、日本史B未履修者も歓迎します。
事前?事後学修の内容 ／Before After Study	講義のスケジュールに合わせて、『詳説日本史 改訂版』など中学校や高等学校の日本史の教科書や資料集に目を通しておいてください。また、下記の参考文献を読んでおくと、講義内容の理解が深まり、知識に広がりができます。 授業後は、配布資料を見直しながらコメントシートを作成してください。講義で興味をもった文献があれば、図書館や書店で入手してぜひ読んでみてください。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/???名 ／Title 《明日への日本歴史》1．古代国家と中世社会 著者 ／Author name 五味文彦 出版社/URL ／Publisher 山川出版社 ISBN ／ISBN 978-4-634-15221-2 その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/???名 ／Title 《明日への日本歴史》2．戦国の社会と天下人の国家 著者 ／Author name 五味文彦 出版社/URL ／Publisher 山川出版社 ISBN ／ISBN 978-4-634-15222-9 その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	平常点30%、期末レポート70%の割合で総合的に評価します。 平常点には、授業への積極的な参加に加えて、コメントシートの内容を勘案します。 コメントシートは①授業内容を正確に理解しているか、②授業内容を踏まえて自分の意見をきちんと述べているか、③興味をもった事柄について積極的に調べる姿勢をもっているか、を評価します。 期末レポートでは、講義のなかで提示した書籍の中から関心のあるものを1冊選び、書評を書いてもらいます。レポートは、①学術的なルールに則って書いているか、②文献の内容を正確に理解しているか、③文献の内容を鵜呑みにするだけでなく自分なりの意見を叙述できているか、④授業や事後学修での学びを活かせているか、の4点から評価します。
関連科目 ／Related Subjects	日本史概論Ⅱ。 本講義はあくまで概論となりますので、それぞれの関心に応じて、他の日本研究科目を履修し、多角的な視点を身につけ、知識を深めることが望ましいです。
備考 ／Notes	テキストは使用しません。 参考文献は、上記のほか講義のなかで毎回紹介します。
到達目標 ／Learning Goal	日本列島に展開した歴史を通史的に、各時代に応じた研究の方法と視点を用いて具体的な事象として捉え、かつ有機的?連続的に解説することができるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前?事後学修の内容 ／Before After Study
1	ガイダンス?日本史とは何か	授業に関するガイダンス。日本史を学ぶとはどういうことか、その意義や問題点をあわせて考える。	教科書などを見返しながら、授業で学びたいことや日本史についてのイメージを整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
2	創られた縄文時代	「日本人のルーツ」として語られがちな縄文時代のイメージと実態について考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
3	古墳とヤマト政権	ヤマト政権による国家の形成過程について、東アジア世界との関係を踏まえて考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
4	飛鳥の朝廷	ヤマト政権の権力争いや大陸文化の摂取に着目して、飛鳥時代を考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
5	平城京の時代	律令体制の完成期としての奈良時代を、律令体制の状況を多角的にとらえて考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
6	宮廷世界の展開	女性の地位が大きく転換した平安時代における男と女の関係について考える。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
7	国家体制の転換	律令制が変質する平安前期の国家と政治、社会の様子について考える。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
8	平安京の時代と院政	土地支配形態を踏まえて、院政期の政治?経済?社会?文化を理解する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
9	保元?平治の乱	政治の動向、国際関係?経済?文化への対応を踏まえて、平氏政権の特性について考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
10	鎌倉殿の時代	頼朝が開いた幕府が東国の地方政権から全国的な武家政権に成長していく過程を理解する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
11	蒙古襲来と幕府の滅亡	蒙古襲来による政治?経済?文化への影響と幕府衰退の要因について考える。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
12	南北朝の動乱と室町幕府の成立	南北朝の動乱から室町幕府の成立について考察する。	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
13	応仁の乱と戦国大名の登場	応仁の乱以降、地方権力として登場した戦国大名や各地に展開した都市について、諸地域の地理的条件と関連づけて考察する	教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく（2時間） 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）
14	まとめ	授業内容を振り返り、古代?中世とはどのような時代だったか考察する。	配布資料を見返しながら、学ぶ以前と以後で時代のイメージが変わった点があったか整理しておく（2時間） 講義で興味をもった文献や事項について調べる（2時間）