シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
国際共通語としての英語/ENGLISH AS A LINGUA FRANCA |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
臼井 芳子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
臼井 芳子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、多様な英語の存在を(再)認識し、「国際共通語としての英語 (English as a Lingua Franca, ELF)」のあり方を考えることを目的とする。また、非英語母語話者としてどのような英語を学習し、指導していけばいいかを模索する。 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1.お知らせ、資料配信、課題の提出等はすべてmanabaを利用します. 2.本授業は基本的に対面で行います.授業内容によってオンライン(主にリアルタイム型zoom)で実施することもあります. 3. 講義も双方向的で能動的な参加がもとめられます.また、理解度の深化、情報や知識の統合を目的としたグループ活動や口頭発表が組み込まれています. 初回授業については第1回目授業の2日前までにmanabaで提示しますので、必ず確認してください。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
目安: 事前学修2時間、事後学修2時間. (各回の詳細は「授業計画詳細情報」を確認してください) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
事後学修* (30%)、口頭発表1**[英語の多様性] + 振り返り (20%)、口頭発表2*** [ELFのあり方](20%), 期末レポート**** (20%) *事後レポート(第1週~第4週各テーマについてmanabaオンライン入力レポートx6。フィードバックは、提出後の授業内でレポートを共有しながら行います) **口頭発表1: グループごとに地域を選定し、地域における英語の地位、使用されている英語の特徴や文化背景などについて調査?考察して発表する. 振り返りは、他グループの発表に対するフィードバックおよび質問をさします.フィードバックは、グループワーク中に助言、発表後に口頭で講評します) ***口頭発表2: ELFのあり方について各自考え、モデル(図)を作成し、発表する. ****期末レポート (最終授業のグループ内発表を振り返り、必要に応じて各自の図に修正を加え、A4用紙2枚程度(図-A4 1/2サイズ程度含む)のレポートにまとめる。評価の観点:講義内で取り上げたテーマや各グループの発表を関連付け、各自が考える「ELFのあり方」を説得力をもって説明できているか。締切:最終授業から1週間以内。) |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
テキスト 1 (教科書)『World Englishes 世界の英語への招待』は必ず入手してください。また、動画や配付資料の使用言語は英語のものもあります。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英語の多様性や英語帝国主義概念などを理解したうえで、日本がどのような英語を教授し、使用していけばいいのかなどといった問題を客観的かつ理論的に分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 概論 | 授業全体の説明をする。また、自分や他者がどのような「英語」の神話?学習者ビリーフをもっているか確認する。 | (事後)配付資料を読み、要点をまとめる。 |
2 | 英語の歴史 1 | 英語の起源について理解する。また、テーマについてディスカッションする。 | (事前)動画資料を視聴する。 (事後)ある言語が広く使われるようになり、定着するための条件をまとめる。 |
3 | 英語の歴史 2 | 英語のディアスポラについてー 3つの同心円 (Kachru) およびその問題点を中心に理解する。また、テーマについてディスカッションする。 |
(事前)動画資料を視聴する。配付資料を読む。(事後)配付資料を読み、要点をまとめる。 |
4 | 「言語」の捉え方 1 | 標準語、標準英語、standard English, Standard Englishついて理解する。また、テーマについてディスカッションする。 | (事前)動画資料を視聴する。 (事後)標準英語、standard English, Standard Englishの定義をまとめる。 |
5 | 「言語」の捉え方 2 | ピジン、クレオールについて理解する。また、ハワイピジンを例にディスカッションする。 | (事前)動画資料を視聴する。 (事後)動画資料を視聴し、質問に答える。 |
6 | 英語の多様性(概論) | 世界でどのように英語が使われ、またどのような英語が使われているかについて俯瞰する。また、担当テーマについてグループワークをする。 | (事前)教科書第I部第1章を読む。 (事後)口頭発表の準備をする。 |
7 | 「内部圏」の英語の多様性 1 | 英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語について理解する。また、担当テーマについてグループワークをする。 | (事前)教科書第I部第2, 3章を読む。 (事後)口頭発表の準備をする。 |
8 | 「内部圏」の英語の多様性 2 | 米国、カナダなどの英語について理解する。 また、担当テーマについてグループワークをする。 |
(事前)教科書第I部第4, 5章を読む。 (事後)口頭発表の準備をする。 |
9 | 「外部圏」の英語の多様性 1 | インド、東南アジア(フィリピン、シンガポールなど)の英語について理解する。また、担当テーマについて発表する。 | (事前)教科書第II部第1, 2章を読む。 (事後)各発表に対する質問やコメントを書く。発表者は質問に答える。 |
10 | 「外部圏」の英語の多様性 1 | アフリカ、カリブ海域の英語について理解する。また、担当テーマについて発表する。 | (事前)教科書第II部第3~5章を読む。 (事後)各発表に対する質問やコメントを書く。発表者は質問に答える。 |
11 | 「拡張圏」の英語の多様性 | ヨーロッパ諸国、北アジア諸国などの英語について理解する。また、担当テーマについて発表する。 | (事前)教科書第III部第1~3章を読む。 (事後)各発表に対する質問やコメントを書く。発表者は質問に答える。 |
12 | ELF (リンガフランカとしての英語) | Jenkin’s Lingua Franca Core、Seidlhofer’s ELFについて理解する。 | (事前)配付資料を読み、質問に答える。 (事後)ELFのあり方について考える。 |
13 | ELFのあり方 1 | EFLとしての英語のモデルについて考える。 | (事前)配付資料を読み、質問に答える。 (事後)ELFのあり方について図式化する。 |
14 | ELFのあり方 2 | 口頭発表 | (事前)口頭発表の準備をする。 (事後)レポートにまとめる。 |