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基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	宗教文化論／GENERAL STUDIES IN RELIGION AND CULTURE
開講所属 ／Course Offered by	国際教養学部言語文化学科／INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム?学期 ／Term?Semester	2024年度／2024 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	水1／Wed 1
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	堀川　宏
遠隔授業科目 ／Online Course	－

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
堀川　宏	言語文化学科／INTERDISCIPLINARY STUDIES

授業の目的?内容 ／Course Objectives	本授業の目的は、宗教を人間が生み出した文化として捉え、その文化的営みが私たちに対してどのような意味を持ちうるのかを考察することです。その手がかりとして、ユダヤ教とキリスト教という「一神教」をメソポタミアや古代エジプトなどの「多神教」に対置させ、それぞれの宗教的／文化的な特徴を捉えてゆきます。宗教や文化についての基本的な知識を確認しながら、最終的には、人間にとって宗教とは何かという問題にまで踏み込んで考えてみようと思います。
授業の形式?方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	授業は教室で、対面での講義形式で実施します。毎回の授業後に簡単なミニ?レポートを書いてもらい、それによって自身の考えを言語化しながら、本授業のテーマに対して自分なりの理解を獲得することを目指します。詳細は第1回の授業で説明するので、manabaでの開講案内（前日までに掲示します）に従って必ず受講してください。 　本授業の受講に際して、前提とする知識は一切必要としません。ごく基本的なことから説明してゆきますから、関心のある方は臆することなく受講してください。ただし自身の考えを的確に言語化しようとする姿勢は強く求めます。ミニ?レポートへのフィードバックは基本的に授業内で行います。
事前?事後学修の内容 ／Before After Study	事後学修としては、何よりも授業で学んだことの復習が最も大切です。授業資料を自分で読み直して「大きな流れ」を確認しながら、授業での説明を理解するように努めてください（60分程度）。 　また、各回の授業で紹介される「参考文献」を積極的に読んでゆくことも求めます。興味をもったテーマを中心に、世界の多様な文化と宗教について知識を増やし、自分なりの理解を持てるように努めてください。その他、疑問に思ったことを調べたり、身近にある宗教的な事柄について考えてみたりすることも推奨されます（すべて合わせて180分程度）。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 市販のテキストは使用しません。必要な資料は毎回の授業で配付します。
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other それぞれのテーマについて、毎回の授業時に紹介してゆきます。
参考文献等2 ／References2	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	毎回の授業におけるミニ?レポートの得点（60％）と期末レポートの得点（40％）の合算により、AA、A、B、C の4段階で評価します。
関連科目 ／Related Subjects
備考 ／Notes	世界の宗教と文化に関心のあるすべての学生を歓迎します。
到達目標 ／Learning Goal	人間の生活にとって重要な役割を果たしてきた様々な宗教について、その成立過程や文化的意義を歴史的に学ぶことにより、国際的な視野や教養を身に付け、見解を提示できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前?事後学修の内容 ／Before After Study
1	ガイダンス	授業の目的と進め方、成績評価などについて説明します。
2	「一神教」についての基礎知識	一般に「一神教」と言われる宗教形態について、基本的なことを学びます。
3	古代世界の多神教	古代の東地中海世界における多神教の文化を概観します。
4	メソポタミアの宗教と文化①：文明と神話世界	古代メソポタミアに生まれた文明と宗教について、基本的なことを学びます。
5	メソポタミアの宗教と文化②：「人間の誕生」を読む	メソポタミア神話における「人間の誕生」の物語を読み、その特徴を確認します。
6	古代エジプトの宗教と文化	古代エジプトに生まれた文明と宗教について、基本的なことを学びます。
7	ギリシャ?ローマの神話世界	古代ギリシャ?ローマの神話について、基本的なことを学びます。
8	ユダヤ教の聖書を読む	神による天地創造やアダムとイヴの話などを読みながら、ユダヤ教の神について確認します。
9	イスラエルの民がたどった歴史	ユダヤ教成立の背景にある、イスラエルの民がたどった歴史を学びます。
10	預言者と神の意思	ユダヤ教とキリスト教において重要な「預言者」と、神の意思との関連を学びます。
11	ユダヤ教からキリスト教へ①：イエスの改革運動	ユダヤ教の一派として出発した、イエスによる改革運動について学びます。
12	ユダヤ教からキリスト教へ②：キリスト教の基本思想	イエスの教えがキリスト教になってゆく過程と、ユダヤ教との宗教的な違いについて学びます。
13	キリスト教の展開：「世界宗教」への道筋	キリスト教の展開をたどりながら、現代社会における問題を確認します。
14	秋学期のまとめ	授業全体のまとめとして、人間にとって宗教とは何かという問題を考えます。