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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
言語心理学/PSYCHOLINGUISTICS |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
時本 楠緒子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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時本 楠緒子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、心理学が扱う「心」の様々な側面を「言語」の視点から論じることにより、「?語」と「?」が関わるさまざまな問題について学ぶ。ヒトに固有の認知機能とされる言語、その知識と発達?使われ方について、言語心理学が扱う問いと身近な現象を題材に理解を深める。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は原則として対面の講義形式でおこなう。資料の提示にはPowerPointを使用し、別に授業内容をまとめた資料を配布する。理解を深めるために簡単なワークショップを行うことがある。毎回授業の最後に簡単な課題を課し、質問やコメントとともに提出してもらう。回答および解説は次回授業の冒頭で行うとともに、その内容をもとに授業を展開していく。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業計画に示した各テーマについて事前に資料を配信するので、内容を確認するとともに専門用語を調べておく。また、各テーマについて具体例収集等の課題をおこなってもらう(2時間程度)。事後には講義内容を踏まえて簡単な課題を提出してもらう(2時間程度)。心理学関連科目は馴染みのない専門用語が多いが、授業は前の週に扱った用語の理解を前提に行うので、授業内容は必ず復習すること。理解できなかったものに関しては質問してください。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末の到達度確認課題(試験またはレポート)60%と平常点(授業への参加度、課題内容)40%をもとに総合的に評価します。平常点については、授業での発言や課題での新規性?独創性を重視します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
それぞれのテーマについて理論的背景や成り立ちを説明する際に、図表や心理学用語を多用します。解説はしますが、授業がある程度の心理学的内容を含むことを承知しておいてください。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
科学的手法による言語研究の基本的知見や研究手法を学習し,知覚?理解?発話等言語行動に関連する諸現象について心理学的観点から見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 言語を生み出す脳と心(1) 心はどこにあるでしょう? | 言語心理学の導入として、初回は「こころ」「からだ」「脳」の関わりを概説する。講義の進め方についても説明する。 | 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
2 | 言語を生み出す脳と心(2) 言語とは? | 言語心理学の研究対象を概説し、「言語」と「脳」と「自由意志」の関係を考える。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
3 | ことばを身につける(1) 「本能」と「学習」 | 言語はヒトに固有の能力だが本能ではない。進化の過程でヒトがどのように言語を獲得したのか考える。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
4 | ことばを身につける(2) 0歳児の言語獲得と臨界期 | 知らない言語音を聞いても単語の切れ目は分からない。乳児はどうやって音の区別を身につけるのか前言語期の発達について学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
5 | ことばを身につける(3) 幼児の言語獲得 | 単語の意味はどこにある?幼児が単語を身につける過程を言語学習の理論とともに学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
6 | ことばをつかう(1) 子どもの言語獲得①:会話の機能 | 子どもは周囲の様々な手がかりをもとにことばを身につける。子どもの言語発達における大人との関りの重要性、語彙発達とその基盤を学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
7 | ことばをつかう(2) 子どもの言語獲得②:語順をおぼえる | 単語の意味が集まって文の意味になる?統語の発達、?法の発?、?法の獲得について学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
8 | ことばをつかう(3) 子どもの言語獲得 | 「つもり」を察するとは??の理論、他者認識の発達と?語発達との関連性について理解を深める。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
9 | ことばがうまく使えない | 「自閉スペクトラム症」、「ディスレクシア」をはじめとした発達障害の子どもたちの言語発達や言語理解を学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
10 | ことばを失う(1) 失語症① | 話せるのに意味がわからない?様々な失語症とその症状を解説する。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
11 | ことばを失う(2) 失語症② | 言葉が分からなくなる原因は脳にある。失語症から言語を司る脳領域を解明する。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
12 | ことばを習う(1) 外国語学習① | 外国語を学ぶなら早い方がよいのだろうか。外国語学習の上達と脳活動の研究から考える。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
13 | ことばを習う(2) 外国語学習② | 日本語(母語)は外国語学習の邪魔になるのか。母語と外国語の関わりを学ぶ。 | 事前学習:講義後の指示に従い、関連する用語の意味を調べるとともに各回のテーマに関わる具体例を探す 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |
14 | 言語とは | 本講義の振り返りと総括を行う。 | 事前学習:これまでの講義内容を復習する 事後学習:講義内容の復習と課題の提出 |