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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
介護ボランティアの理論と実践/THEORY AND ACTUAL PRACTICE IN CARE VOLUNTEER |
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開講所属 /Course Offered by |
大学免許/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
中條 共子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中條 共子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「介護」とは、食事、排泄、移動など、生きることに欠かせない生活行為への他者の支えである。この支えは、伝統的には家族から提供されてきたが、20世紀末には市場サービスとしての調達が可能となった。そして近年は介護ロボットの開発がすすめられており、将来は中心的な介護力となる可能性がある。 本授業は、小?中学校教諭の普通免許状取得希望者に義務付けられた「介護等体験」の教育効果をより確かなものとすることを目的としている。学生は、講義やグループワークなどを通して、高齢者や障害者など福祉施設の利用者が抱えがちな心身の脆弱性、および社会的な状況を学び、その上で「介護」「介助」という行為の土台となる、他者への「ケア」の望ましいあり方を考察する。このことを通して、人間の尊厳や社会連帯への理解を深め、教員として必要な資質と知識の向上を図る。 本授業は、獨協大学の学位授与方針(DP)のうち、とりわけ、「主体性と協働性、市民としての社会的責任」の涵養を目指す。教育課程の編成?実施方針(CP)の示す、「教職課程」に位置し、教員として必要な能力の育成に資する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教科書は使わず、毎回授業時にパワーポイント資料を配布する。講義を中心としつつ、必要に応じて体験的な演習、グループワーク、ビデオ視聴によって学習を深める。 講義内容の理解を確認するために毎回リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの内容と提出回数は全体の成績評価において大きなウエイトを占める。提出と受領はmanabaを通じて行い、必要に応じて教員よりコメントをフィードバックする。質問については、授業中のほか、manabaを通じての受信ー返信も行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習として、高齢者や障がい者の特性や福祉施設の種類?機能について調べておくこと(2時間)。なお、ボランティア活動等を通じて、高齢者?障害者とのコミュニケーション体験を積み重ねていくことが望ましい。 事後学習として、講義内容に関連した事項を調べる、演習内容の反復練習など、自己学習をすすめること(2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
リアクションペーパーの提出回数?内容および演習やグループワークへの参加態度(70%)、学期末のまとめのレポートの提出?内容(30%)により評価する。 リアクションペーパーでは、授業で扱った内容について、より発展した知識?考察が示されていることを高く評価する。 学期末のレポート(1600字程度)については、介護等体験を将来の教職に活かしていくための心構えと学びのビジョンについての記述を求める。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
テキストは指定せず、毎回レジュメと資料を配布する。 |
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到達目標 /Learning Goal |
教職課程における「介護等体験」に必要な基礎的知識、及び、援助の実践方法を習得し、介護等の現場でこれを実践できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 「ケア」を考える | 「介護」という営みの意味をより広い概念である「ケア」から考察する。 | |
2 | ケアすること/されること(車いす体験) | 車椅子の操作と試乗を体験し、ケアされる側の視点と必要な配慮への理解を深める。 | |
3 | 「老い」と「施設」 | 老人ホーム入居者を主人公とするビデオを視聴し、人間の尊厳を考察する。 | |
4 | 高齢者と介護 | 高齢者の心身の特性と介護施設の役割?機能を理解する。 | |
5 | 傾聴 |
基本的傾聴技術を学び、他者とのコミュニケーションに必要な配慮を理解する。 | |
6 | 伝える?伝わる | 難聴?失語症など、コミュニケーションが困難な人への効果的な情報伝達方法を学ぶ。 | |
7 | その人の世界にお邪魔する | 認知症の人の尊厳を守るコミュニケーションのあり方を学ぶ。 | |
8 | 不適切ケアと寄り添うケア | 高齢者施設におけるケアの今日的水準と課題、質を向上させるための取り組みを学ぶ。 | |
9 | 「障害」と生きづらさ | さまざまな「障害」の特性と「生きづらさ」を理解し、有効な社会的支援を考察する。 | |
10 | 障がい者の就労と教育 | 今日の障がい者就労支援とインクルーシブ教育の現状を知り、より良い支援を考える。 | |
11 | 子どもを守る仕組み | 児童虐待の現状と社会的養護の仕組み?課題を知り、学校における支援の充実を考える。 | |
12 | 高齢者と社会的孤立 | 要介護高齢者の生活ニーズを心理社会的な側面から理解し、必要な支援を考察する。 | |
13 | 共生社会の構想 | 地域共生社会づくりに向けた福祉政策と市民たちの取り組みを学ぶ。 | |
14 | 支援者としての「自分」の考察 | 自分の価値観や認知傾向、ストレングスを知り、教員として必要な資質向上を考える。 |