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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
児童サービス論/LIBRARY SERVICES FOR CHILDREN AND YOUNG ADULTS
開講所属
/Course Offered by
大学免許/
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木2/Thu 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
井上 靖代
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井上 靖代 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的?内容
/Course Objectives
【目的(ねらい)】子どもやヤングアダルトと称せられる10代の図書館利用者に対する戦略的で効果をあげるべき図書館プログラムを企画?実施し、評価に耐えうる内容を考えられる図書館専門職としての児童担当司書?YA担当司書を養成することを当該科目の目的とする。さらに幅広く、多くの児童書やYA向け資料を読み、評価し、子どもたちに伝えられる手法を把握することを目標とする。
【概要】以下のポイントを重点的に学習する。
(1) 図書館サービス対象者である子どもやヤングアダルト(10代)について知る
(2) 図書館資料としての子どもやYA向け資料について知る
(3) 図書館サービスとして子どもやYAと資料とを結びつける活動の企画や実施、評価方法について知る
(4) 地域や学校などとの協働活動について知る
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
?授業は基本的に対面授業とします。
?授業終了後には提示したPPTや配布資料などをManabaにアップします。
?複数の小レポート等を提出してもらいます。
?授業開始までに出来るだけ乳幼児?小学生?中高生向けの資料(フィクションやノンフィクション)、それも定番の本を読んでおいてください。課題にします。図書館員なら読んでいるべき資料のリストはあらかじめManabaにアップしておきますので、登録しアクセス可能になった時点でダウンロードして読み始めておいてください。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
?テキストの当該学習単元UNITを読んでおくこと。
?0~18歳向け絵本?児童書等の定番の資料を読みなおしておくこと。これらの本を単に読むだけでなく、批判的に読むようにしてください。そのために、社会史や宗教学、心理学(発達心理学など)、昔話などを扱う民俗学?民族学、色彩学などの分野の研究書を読むなり、大学で関連する科目があれば受講するなりしておいてください。絵本を見るためにシンボル事典などを利用することも考えられます。
?公共図書館の児童室やYAエリアなどを見学しておいてください。授業内容が理解しやすくなります。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
児童サービス論 新訂版 (JLA図書館情報学シリーズⅢー6)
著者
/Author name
出版社
/Publisher
日本図書館協会
ISBN
/ISBN
978-4-8204-1909-9
その他(任意)
/other
2020年3月刊 電子媒体なし 紙媒体のみ
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
小レポート50%、最終授業内での筆記試験50%
?欠席1/3以上で受講放棄とみなします。
?授業ではコメントカードを配布し、質問等を書いていただき提出してください。それで授業の理解や授業の参加度などを評価します。
?教育実習?介護等体験は欠席届を提出(メールでもOK 事前提出が望ましい)すること。これら以外の欠席(就活やゼミ活動、部活など)は自己管理範囲内としますのでこちらでは配慮しません。忌引きや病欠は個々に相談します。
?レポートはすべて提出していることで評価対象とします。※定番の絵本や子どもの本を読んでいることは図書館員なら当然ですし、将来親になったときのためにしっかり読んで欲しい。課題とします。毎年、小学生向けの物語が読めなくて脱落する人がいます。がんばって読書しましょう。本はほとんど大学図書館や駅前の市立図書館で所蔵しています。

関連科目
/Related Subjects
「図書館サービス論」「図書館情報資源概論」「図書館情報資源特論」「図書館サービス特論」「読書と豊かな人間性」
ほかに、心理学、社会学、民俗学?民族学、文学などの分野の科目を受講しておくとよいでしょう。昔話などを扱っている科目もよいかもしれません。具体的な科目名は全体の講義概要で探してください。また、絵本は総合的な美術作品としても読み取ることができるので、美学芸術関係の科目もいいかもしれません。
備考
/Notes
社会状況の変化などにより授業計画が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
最初の授業で、詳細な授業計画を配布するほか Manabaにもアップするので確認してほしい。
到達目標
/Learning Goal
児童や10代の図書館利用者(潜在的利用者含む)を専門に担当する司書に必要な知識を習得し、それらの人々を対象とした図書資料収集やサービス活動に関して計画を立案できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 図書館の意義と使命。民主主義社会?地域社会と図書館の役割。図書館サービスとは何か。 図書館概論と同じく図書館の意義と目的?使命について確認したうえ、児童サービスの位置づけについて確認する。 テキスト「児童サービスの意義」「子どもの読書活動の推進と公共図書館」「児童サービス担当者のキャリア?アップ」を読んでおく。
2 子どもの発達と読書。読書と「読?書」
サービス対象者の把握
公共図書館での児童?YAサービスとは何か、について理解する。 テキスト「児童サービスの意義」「子どもの生活と読書」「児童資料の種類と特色」を読んでおく。
3 図書館資料;資料選択のポイント(フィクション) 絵本 乳児から学齢期児童向けの絵本と高校生以上大人向けのアート絵本との違いについて把握する。 テキスト「児童コレクションの形成と管理」「児童資料の種類と特色」を読んでおく
4 図書館資料;資料選択のポイント(フィクション) 児童書からYA本まで 学齢期から中高生向けの読み物を図書館でどう選択していくかを考える。 テキスト「児童資料の種類と特色」「「ヤングアダルト向け資料」を読んでおく。
5 図書館資料;資料選択のポイント(ノンフィクション、知識の本、学習資料、など。 学齢期から中高生では学校の課題で調査が求められる。議論するためには裏付けとなるデータや事例が必要となる。どのような資料を選び提供するのか。図書館としての選択ポイントを把握する。 テキスト「児童資料の種類と特色」「「ヤングアダルト向け資料」を読んでおく。
6 児童?YAサービスの業務 公共図書館での児童向け?10代向け?障害児向け?外国人児童向け?不登校児や施設収容児などへの図書館サービスを把握する。 テキスト「児童サービスの諸活動」「児童サービスの運営」を読んでおく。
7 乳幼児~小学校など就学児童対象の図書館サービス 年齢別に、公共図書館での子どもへのサービス活動を把握し、理解し、新規に企画してみる。 テキスト「児童サービスの運営」「子どもと本をつなぐ方法?技術」「乳幼児サービス」を読んでおく
8 絵本の読み聞かせ 図書館で多く実施されている絵本の読み聞かせについて、その資料選択や技法を学ぶ。 テキスト「子どもと本をつなぐ方法?技術」を読んでおく。絵本の読み聞かせの実践演習をおこなう。
9 中高生等YA対象の図書館サービス 10代むけの図書館サービスの現状と課題について把握し、理解する。 テキスト「ヤングアダルトサービス」を読んでおく。
10 学習支援、情報提供?資料提供、探究学習や課題解決型学習の支援 学校での学習形態が変化するにしたがい、前もってデータや事例を調べることが多くなる。公共図書館での支援の現状と課題を把握する。 テキスト「学校?学校図書館への支援と連携?協力」を読んでおく。
11 ブックトーク 学校へ司書が出向いて行って図書館と本の紹介をすることが増えつつある。実際にテーマを設定し、5冊程度の本を授業内にグループで相互に紹介しあう。 テキスト「子どもと本をつなぐ方法?技術」「ヤングアダルトサービス」を読んでおく。ブックトークの実践演習を実施します。
12 アウトリーチ?サービス(特別支援の必要な子どもたちへのサービス、地域との連携など) 特別な配慮が必要な子どもやYAを対象にしたサービスの現状と課題について理解する。 テキスト「特別支援の必要な子どもたちへのサービス」を読んでおく。
13 子どもたちの知的自由と図書館活動をめぐる諸問題 子どもにとって「よくない」とされて、検閲されたり、図書館にクレームがくることは多い。その実例と課題について理解する。 クレームがつけられた子ども向け本(絵本からフィクション、ノンフィクション、漫画など)を読み直し、問題とされた点を考えておく。妥当なクレームかどうかもあわせて考える。
14 図書館活動推進のための企画?立案、年間計画策定など 公共図書館での1年間の乳幼児?児童?YA向けサービス活動の年間計画策定について理解する。 「図書館経営論」と連動する内容となるので、復習?予習しておく。

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