シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(環境と生命の倫理1)/LANGUAGE AND THOUGHT1(ENVIRONMENTAL AND BIOETHICS 1) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
木島 泰三 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
木島 泰三 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では「応用倫理」に属する、「環境倫理」と並ぶ主要な分野としての「生命倫理」を学んでいく。生命倫理は20世紀半ばに誕生した歴史の浅い分野でありつつ、時代の要請に応じて産み出され大いに発展した重要な分野であり、そこでの諸問題や取り組みを広い範囲で共有することが望まれている。本講義では生命倫理の基礎知識を学び、それをもとにして現実の諸問題について思考する力を身につけると共に、判断力、表現力の向上も目指す。なお、秋学期の同一教員による「ことばと思想1(環境と生命の倫理2)」の受講は必須ではないが、より深い理解のために両方を受講することを推奨する。 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1回目から対面で行う。進行は講義中心に進め、適宜資料を紹介していく。期末には講義内容を確認する小テストと、講義内容に関連する主題を論ずるレポートを課す。レポートに関してはmanabaの講評欄またはコメント欄を用いてコメントを返信する。小テストについても、必要に応じて同じ場でコメント等を行う場合がある。特定のテキストは設けないが、参考文献1として挙げた『教頭としての生命倫理』は資料集的な書物として頻繁に利用するので手元に置くことを推奨する。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
各回の講義内容を次回までに整理し、理解不足の点をなくしておくことを求める(必要があれば適宜質問を受け付ける)。また、まとまった資料や文献を配布した場合はその精読を求める(以上、事前と事後各2時間程度)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
期末確認テストと期末レポートにもとづき評価する。配分割合は確認テスト30%、期末レポート70%とする。 確認テストは講義内容の理解と参加態度(平常点)の目安とする。レポートは講義内容の理解(これも平常点の目安にする)と、内容の論理性を評価の対象とする。これにより、到達目標としての、本講義内容に関連する「21世紀型市民にふさわしい概括的な知識」および「今後の複雑な国内および国際情勢に対処しうる」ものとしての「論理的かつ創造的思考」の基盤となる、自分の思考を論理的に表現できる能力の習得度の評価につなげる。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
ことばと思想1(環境と生命の倫理2) | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | イントロダクション | 教員の自己紹介?授業の目的?授業スケジュール?評価方法等について | |
2 | 規範倫理学と応用倫理学 | まずは「倫理学」という学問そのもの、次いで、より伝統的な「規範倫理学」と、近年発展した「応用倫理学」という区分について | |
3 | 生命倫理学の概観とその背景および歴史(1) | 生命倫理学という学問の大まかな輪郭と、その前史となる歴史的背景、および成立に至る経過について | |
4 | 生命倫理学の概観とその背景および歴史(2) | 引き続き生命倫理学の歴史について | |
5 | 規範倫理学の諸理論と生命倫理学(1) | 功利主義?義務論?徳倫理学という規範倫理学の主要な立場と生命倫理学の関わり | |
6 | 規範倫理学の諸理論と生命倫理学(2) | 引き続き主要な規範倫理学の諸理論、および、「ケアの倫理」その他重要な倫理思想と生命倫理学の関わり | |
7 | 患者の権利と生命倫理学の基本原則 | 現代の生命倫理学における重要概念としての「患者の権利」を中心に、生命倫理学の基本原則を学ぶ | |
8 | 生殖医療をめぐる諸問題 | 人工妊娠中絶や生殖補助技術などについて | |
9 | 脳死と臓器移植をめぐる諸問題 | 臓器移植技術の発展に伴う諸問題について | |
10 | 終末期医療をめぐる諸問題 | 尊厳死と安楽死、緩和ケアなどの問題について | |
11 | 先端医療をめぐる諸問題 | 再生医療や遺伝子診断?遺伝子治療などの先進医療に伴う諸問題について | |
12 | 臨床研究をめぐる諸問題 | 臨床研究に伴う倫理的問題について | |
13 | グローバルな正義と生命倫理学 | グローバル化の中での健康?公衆衛生をめぐる「正義」を考える | |
14 | 生命倫理学と環境倫理学 | 生命倫理学と環境問題?環境倫理学との接点を見ていく |