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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
自然?環境?人間1(科学史b)/NATURE,ENVIRONMENT AND HUMANITY1(HISTORY OF SCIENCE(B)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月1/Mon 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
遠隔授業科目 /Online Course |
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、「科学者(scientist)」という言葉が登場した19世紀初頭から現代までに科学?技術がどのように形成されてきたのかを、いくつかの重要な事例の分析を通じて理解するとともに、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を働かせて、科学?技術との関わり方?向き合い方を深化させることを目的とする。 19世紀初頭は、現代の科学?技術が本格的に形成されてきた時代である。19世紀半ば以降には科学と技術が接近して、いわゆる「科学技術」が形成されていく。また、国家と科学?技術との関わりが深まり、科学?技術が戦争に不可欠の要素となっていく。さらには科学?技術の発達とともに公害や環境問題が注目されることになる。時とともに変化する科学や技術のあり方を捉えるためには、教科書的な知識を鵜呑みにするだけでは不十分であり、既存の知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)が不可欠になる。 授業では、講義を聴講して内容の理解を深めるだけでなく、フィードバックや期末レポートの作成を通じて、情報収集や文献読解のスキルを能動的に高めることが求められる。 (下記の項目も参照) |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?授業は、対面、または、Zoomを利用した遠隔授業で実施される ?指定された期限内に、授業に対するフィードバックの提出を求める ?授業動画の配信は、授業終了の1週間後を目途とする ?授業に関する告知、資料の配信、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバック、および、期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?授業内容の理解度を確認するために、簡単なテストを3回程度実施する ?批判的思考の基礎固めとして、授業内で解説した参考資料から1つを選び、指定された内容を要約する ?批判的思考を深めるために、上記で要約した内容に関連する事柄について各自でテーマを設定し、文献調査に基づく論述をおこなう ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう 【注意】 ?フィードバックの提出期限は、授業動画の配信前に設定されるので、フィードバックを提出するためには、対面かZoomでリアルタイムに出席することが必須である (事前?事後学修の内容、および、評価方法の項目も参照) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料やノートを確認し、必要に応じて情報収集や文献読解をおこなう(毎回1時間程度) ?授業内で解説した参考資料から1つを選び、指定された内容を要約する(6-12時間程度) ?上記の要約を出発点として、関連するテーマを各自で設定して文献調査に基づく論述を作成する(20-30時間程度) (補足) ?期末レポートは、上記の要約と、文献調査に基づく論述から構成される ?期末レポートの作成の仕方は、授業の中で説明する |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
「授業の目的?内容」に記載した内容に基づいて到達度評価をおこなう。 配点は、フィードバックと確認テスト50%、期末レポート50%である。 評価の項目や基準については、授業内で具体的に説明する。 【注意】 ?単位取得には、9回以上のフィードバック提出が必須である ?提出期限後のフィードバック提出は、基本的に認めない ?授業内容の理解が著しく不十分だったりする場合には、フィードバックを未提出扱いにすることがある |
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関連科目 /Related Subjects |
科学史Ⅰ、 全学総合講座(大学における教養教育)、全学総合講座(社会の中の科学)、 科学技術と社会Ⅰ、科学技術と社会Ⅱ、 人文学特殊研究(科学を読み解くa)、人文学特殊研究(科学を読み解くb)、 データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くa)、データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くb) |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
自然、環境、人間に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、産業革命期の科学?技術(1)概観 | 授業全体の構成や履修する際の注意点、および、成績評価基準の概要を説明するとともに、産業革命期(18世紀後半から19世紀半ばころまで)の科学?技術の特徴を概観する。 | |
2 | 産業革命期の科学?技術(2)史料の紹介 | 産業革命期に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
3 | 産業革命期の科学?技術(3)参考資料の読解と解説 | 産業革命期の科学?技術に関する文献読解を通じて、当時の科学?技術についての理解を深める。 | |
4 | 国家と科学?技術(1)概観 | 19世紀半ば以降は、国家と科学?技術との関係が緊密になっていく。国家と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
5 | 国家と科学?技術(2)19世紀の史料紹介 |
国家と科学?技術との関わりについて19世紀に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
6 | 国家と科学?技術(3)20-21世紀の史料紹介 |
国家と科学?技術との関わりについて20-21世紀に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
7 | 国家と科学?技術(4)参考文献の読解と解説 | 国家と科学?技術との関わりについて論じた文献読解を通じて、国家と科学?技術との関わりについての理解を深める。 | |
8 | 戦争と科学?技術(1)概観 | 第一次世界大戦のころから、科学?技術は戦争に深く関わるようになっていく。戦争と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
9 | 戦争と科学?技術(2)第一次世界大戦ころまでの史料紹介 | 当時書かれたテキストの翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
10 | 戦争と科学?技術(3)第二次世界大戦ころからの史料紹介 | 当時書かれたテキストの翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
11 | 戦争と科学?技術(4)参考文献の読解と解説 | 戦争と科学?技術との関わりを扱った文献読解を通じて、戦争と科学?技術との関わりについて考える。 | |
12 | 公害?環境問題と科学?技術(1)概観 | 「公害」「環境」という言葉は19世紀半ばに登場した。公害?環境問題と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
13 | 公害?環境問題と科学?技術(2)参考文献の読解と解説 | 公害?環境問題と科学?技術との関わりを扱った文献読解を通じて、公害?環境問題と科学?技術との関わりについて考える。 | |
14 | 公害?環境問題と科学?技術(3)史料紹介 | 公害?環境問題について書かれたテキストの翻訳などを見ながら、公害?環境問題の科学?技術に触れる。 |