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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
現代社会2(韓国社会論Ⅰ)/MODERN SOCIETY2(KOREAN SOCIETY I)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
羅 一等/NA Ildeung
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
羅 一等/NA Ildeung 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
この授業の目的は、韓国の大衆音楽であるK-popの歴史と社会文化的背景を学び、K-popに関わる社会現象を社会学の観点から分析する能力を身につけることである。
授業の前半部では、韓国の近現代史の概観から始め、議論に必要な基本知識を習得する。その後、韓国の大衆音楽史を各時代の代表的なアーティストを中心に解説し、K-popが世界市場に進出するまでの経緯を理解する。授業の後半部では、政治経済的分析を行い、不連続性と記憶喪失、圧縮的近代化と輸出指向産業化の概念を用いてK-pop現象を解読する。さらに、K-popの受容者研究とアイドルの労働問題についても議論する。
履修者は、K-pop通史を学習することにより、K-popにまつわる社会現象を体系的に理解し、自らの見解を提示する能力を養うことができる。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は、教員による講義と履修者による発表及びディスカッションで構成される。履修者は、K-popファンを対象とした聞き取り調査を行い、発表とディスカッションを行う。調査結果は、レポートとしてまとめ、学期末に提出する。レポートは、提出前に添削を受けることが可能である。レポートの添削や提出等のやり取りは、manabaやメールで行われる。この授業では発表とディスカッションを行うため、履修者の積極的な姿勢が求められる。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
授業前は、講義資料や参考文献を精読しておくこと(各回90分)。授業後は、授業で学んだ内容を基に、K-popの受容に関する聞き取り調査に取り組むこと(各回200分)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
指定しない。レジュメを配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
K-Pop: Popular Music, Cultural Amnesia, and Economic Innovation in South Korea
著者
/Author name
John Lie
出版社/URL
/Publisher
University of California Press
ISBN
/ISBN
978-0520283121
その他(任意)
/other
2014年発行
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
グループ発表(30%):各回の冒頭、その回に取り上げるアーティストや作品について、基本情報や社会文化的な意義をまとめて発表する。
個人レポート(70%):K-popの受容に関する聞き取り調査の結果を、学期末にレポートとして提出する。このレポートでは、聞き取り調査の実施状況、調査内容を丁寧で分かりやすい文章でまとめているか、授業内容を踏まえて考察を行っているかを評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:K-popという社会現象 K-popを社会現象として捉える意義を理解する。
2 社会について考えるための質的調査法:聞き取り調査 K-popの受容に関する聞き取り調査の方法とその注意点について理解する。
3 20世紀以前 前近代社会の音楽 前近代の朝鮮社会における主要な音楽ジャンルとその社会的?文化的意義、音楽が宗教、祭事、王室や貴族の儀式にどのように使われたか、民俗音楽の形態とその地域社会での役割について理解する。
4 1910-1945 植民地支配下の音楽 植民地支配下で生まれた音楽ジャンルとその特徴、植民地支配が音楽に与えた影響と抵抗の形態について理解する。
5 1945-60 戦争と西洋音楽の流入 西洋音楽の流入が伝統音楽に与えた影響、ポピュラー音楽の発展とその社会的背景、戦後の社会復興期における音楽の役割について理解する。
6 1961-72 高度経済成長とトロット 経済成長期のポピュラー音楽としてのトロットの隆盛、トロットの歌詞が反映している当時の社会と文化、トロット音楽と韓国社会の関係性について理解する。
7 1972-1979 維新時代の文化検閲 文化検閲が行われた社会文化的背景、文化検閲が音楽業界に与えた影響、抵抗としての音楽の形態について理解する。
8 1980-1987 新軍部時代の健全歌謡と運動圏歌謡 健全歌謡の政治的?社会的意図、運動圏歌謡の特徴とその時代の政治状況との関連、音楽を通じた社会的メッセージの伝達について理解する。
9 1987-1992 歌王趙容弼とバラード 趙容弼の音楽とその時代における文化的影響、バラードジャンルの発展とその特徴、音楽を通じた感情表現の変遷について理解する。
10 1992-1996 ソテジ革命 ソテジ?ワ?アイドゥルのデビューとK-popの初期形成、音楽スタイルの革新と若者文化の変化、社会的メッセージとアイデンティティの表現について理解する。
11 1996-2001 革命後の模索期:SM Entertainment アイドル文化の形成とファンダムの発展、SM EntertainmentによるK-popの商業化とグローバル化、音楽産業の変化と新たなビジネスモデルについて理解する。
12 2001-2015 K-pop様式の確立:YG Entertainment ヒップホップ、R&Bの影響とジャンルの多様化、YG EntertainmentがK-popにもたらした影響、グローバル市場でのK-popの位置づけについて理解する。
13 2015-2020 K-popの量的拡大:JYP Entertainment JYP EntertainmentによるK-popの国際的普及、ソーシャルメディアとデジタルプラットフォームの役割、K-popのグローバルファンダムと文化的交流について理解する。
14 調査結果の発表 K-pop受容研究の発表とディスカッション。

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