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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(社会思想史2)(東洋近世から現代まで)/LANGUAGE AND THOUGHT1(HISTORY OF SOCIAL THOUGHT 2)(EARLY-MODERN TO CONTEMPORARY EAST) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
白井 雅人 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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白井 雅人 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義の目的は、東洋という大きな文化圏の古代からの思想史を学ぶことによって、現代の日本における私たちの考え方や社会の特性への理解を高めることである。具体的に今学期は、近代日本思想に大きく影響を及ぼした宋学と禅仏教、浄土真宗の思想を概観したのち、近代日本思想について詳しくみていく。 私たち自身の考え方や私たちが生きる社会の特性を自覚することは、国際社会において活躍する際に強みとなる。各文化の芸術作品が美というものを多様な形で表しているように、多様性があるからこそ互いを補い世界を豊かなものにできるという意識をこの講義を通して養ってほしい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式の対面授業となる。配慮の必要な学生にはZOOM等を利用したオンライン同時配信やアーカイブ配信も行う予定である。 授業ポートフォリオのお知らせ一覧にオンライン同時配信についての詳細を掲載する予定なので、参照すること。 授業後に簡単な小テストに回答してもらう。 小テストや質問へのフィードバックは次回の授業プリントを通じて行う予定である。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。必要に応じて、指示された参考文献を読み、理解を深める。半年間で計60時間の授業外学修が目標。授業後にmanabaで毎回小テストを行うので、小テストのために復習をしっかりと行うこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
各回の小テストの合計点(40%)と期末テスト(60%:持ち込み不可)によって評価する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 東洋思想史と近代日本 | 授業全体の説明に加えて、東洋思想史という文脈における「近代日本」について、簡単に特徴づける。「近代」は黒船来航という外からの圧力だけではなく、江戸時代に準備されてきたものであった。 | |
2 | 日本における「哲学」の導入 | 近代日本における哲学導入の概略を見る。また哲学の主要問題である「実在」についての問題の手がかりとして、井上円了の「妖怪学」を見る | |
3 | 翻訳の問題と東洋哲学の発見 | 近代日本の哲学者たちは、「西洋哲学」を翻訳するとともに、それと並ぶような「東洋思想」の伝統を哲学として「発見」した。 | |
4 | 夏目漱石の個人主義と則天去私 | 夏目漱石が取り組んだ「文学」の問題を見ていくことによって、日本の思想の問題構制を明らかにしていく。 | |
5 | 朱子の「理学」 | 日本の近代思想に大きな影響を与えた中国の宋時代の思想家、朱子の思想をみていく。 | |
6 | 王陽明の「心学」 | 朱子と同じく近代日本思想に大きな影響を与えた、中国宋時代の思想家、王陽明の思想をみていく。 | |
7 | 禅仏教 | 日本の仏教および近代日本思想に大きな影響を与えた、禅仏教についてみていく。 | |
8 | 阿弥陀への信仰 | 日本で発達した浄土真宗の思想について、簡単に見ていく。 | |
9 | 井上哲次郎の「日本哲学」と実在論 | 井上哲次郎が「日本哲学」をどのように考えたのか、そしてその「日本哲学」をもとにどのような実在論を考察したのかを見ていく。 | |
10 | 井上円了の「日本哲学」と実在論 | 井上円了が「日本哲学」をどのように考えたのか、そしてその「日本哲学」をもとにどのような実在論を考察したのかを概観し、哲次郎との差を論じる | |
11 | 井上哲次郎と井上円了の宗教論 | 井上哲次郎と井上円了の宗教論争を概観し、宗教についての考え方の違いを明らかにする。 | |
12 | 個人の自覚と国家 | 明治期の哲学者がどのように「個人」というものを自覚していったのか、国家との関連で見ていく。 | |
13 | 西田幾多郎と伝統思想 | 西田幾多郎の生涯をたどりながら、西田幾多郎が伝統思想からどのような影響を受けてきたのかを見ていく。 | |
14 | 西田幾多郎における個人の自覚と国家 | 西田幾多郎の哲学を通じて、個人の自覚と国家という明治期の哲学の主要問題が大きな展開を見せた。西田の『善の研究』の内容を概観していく。 |