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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化2(日本文化研究a)/HISTORY AND CULTURE2(JAPANESE CULTURAL STUDIES (A)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平田 彩奈惠 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平田 彩奈惠 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「月」を切り口として、日本のさまざまな文学作品、文化について考える。古典文学において月は、その形によってさまざまな呼び方をされ、和歌にも多く詠み込まれてきた。 この授業では、古典文学を中心に「月」と日本文化が深くかかわっていることを理解し、多様な描かれ方を知る。併せて、くずし字などにもふれ、日本文化がどのように受け継がれてきたのかを理解する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※本講義は原則として対面での実施を予定しているが、状況によっては授業を録画した映像を配信する、オンラインで実施する回を設ける場合がある。詳細は都度、manabaの「お知らせ」にて連絡する。 1、毎回の講義後に、responを利用してリアクションペーパーの回収を行い、翌週の授業前半でフィードバックを行う。 受講者はあらかじめresponのアプリケーションをインストールし、設定を済ませておくこと。 (設定方法はPorTaⅡのダウンロードセンターに詳細が示されているので、各自確認すること) 2、古典の読解能力について 受講にあたり、品詞分解や単語などの詳細な文法知識を問うことはないが、主体的に資料を読み解こうとする姿勢が求められる。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前には、各回のテーマに関連する事柄を自分なりに調べておくこと。 授業後は資料を読み返し、理解を深めること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業時のリアクションペーパー、発言内容(60%)。 授業時に課題として作成する「月の文学表現」(グループワーク)(40%)。 上記を基に、AA、A、B、Cの四段階で評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
各々の関心に応じ、他の日本研究科目を履修し、多角的な視点を身につけることが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
教科書?参考文献は授業中に示す。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業の進め方、参考資料について理解する。また、月にもとづく暦について理解する。 | |
2 | 竹取物語における月 | 現在でも「かぐや姫」として親しまれている竹取物語において、月がどのように描写されているかを理解する。 | |
3 | 竹取物語絵巻を読む | 竹取物語が絵巻においてどのように描かれているのかを鑑賞する。併せて、くずし字についての知識を身につける。 | |
4 | 竹取物語の享受と月 | 「かぐや姫の物語」を扱いつつ、現代における「かぐや姫」のイメージの利用について考える。 | |
5 | 和歌における月(1)月の名称?四季と和歌 | 月の名称を理解した上で、それぞれが和歌においてどのようなイメージとともに詠まれるのかを考える。併せて、関連する物語の記述を読む。 | |
6 | 和歌における月(2)恋と月 | 恋の歌に月が詠み込まれているものを鑑賞する。併せて、関連する物語の記述を読む。 | |
7 | 和歌と月(3) | グループワークで月にかかわる和歌を解釈し、月の表象と現代の「うた」の間の相違点を考える。 | |
8 | 月の兎―仏教説話― | 「月に兎が住む」という伝説の由来でもある、仏教説話について知る。 | |
9 | 浮世絵『月百姿』と文学『大和物語』姨捨山?夕顔① | 月岡芳年の浮世絵を鑑賞する。これまでの授業でふれた話なども振り返りながら、『大和物語』の姨捨山と絵、『夕顔』の絵を鑑賞する。また、『更級日記』『源氏物語』にもあわせてふれる。 | |
10 | 浮世絵『月百姿』②―反転学習 | 前回の講義で考えたことを基に、各自で『月百姿』の中から任意の作品を取り上げ、分析する。なお、太田記念美術館で五月末まで開催されている展覧会をあらかじめ見ておくこととする(詳細はガイダンスで説明する)。 | |
11 | 「月の満ち欠け」 | 佐藤正午「月の満ち欠け」の映画化作品を用いながら、形が変わる月を文学がどのように表象してきたか考える。 | |
12 | 『軒もる月』に見る月の描写 | 樋口一葉の『軒もる月」は、短い作品ながら「月」が度々描写される。それぞれの「月」がどのように描かれているかを考える。 | |
13 | 月の表現 | 文学作品や歌における月の表現について、受講者全員でリスト化し、月齢ごとにどのような表現傾向があるのか、これまで学んだ作品との差異などを考える。 | |
14 | まとめー「月」に対するさまざまなイメージ | を描写したさまざまな作品を見ることを通し、日本文化において「月」がどのように描かれてきたのか、自分の中にある月のイメージとも比較しながら理解する。 |