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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(日本文学現代)/HISTORY AND CULTURE1(CONTEMPORARY JAPANESE LITERATURE) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
芦川 貴之 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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芦川 貴之 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
現代という時代は近代の延長線上にある。本講義では、近代において確立した社会制度や認識の枠組みなど、我々が生きている現代の環境を形づくるに至ったさまざま要素を補助線としながら、近代の文学作品を読み解くことを目的とする。 秋学期は、〈旅〉〈家族〉〈都市〉〈病〉という4つのテーマに絞り、近代文学の中でそれらがいかに描かれてきたのかを読み取る。そのことを通して、現代を生きている我々が置かれた状況を歴史的な文脈から捉えるとともに、自らを取り巻く環境の現状を相対化し、社会と個人の関係について考える一助としたい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
近代文学で注目される作品を現代思潮、日本文学の伝統的視点、外国文学からの影響など多方面からの視点でブックレビューしながら講義形式で進め、またその映像化された作品を鑑賞して近代文学の多様な側面を分析する。紹介した作品はできるだけ手に取って読んでもらいたい。読書という基本的な習慣と論理的な批評眼と鑑賞眼の契機と表現を駆使して最終レポートに反映してください。対面授業ですので自分の鑑賞、読み取り等に疑問が生じましたら、気軽に質問してください。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前準備として、小説や映画を鑑賞した経験の中から〈旅〉〈家族〉〈都市〉〈病〉に関わる作品を思い起こし、それらと講義内で扱った作品との差異ないしは共通点を事後に検証する。作品や作家の分析を、稚拙な感想ではなく論理的かつ歴史的な観点から行うこと。講義で紹介した作品を独自の読解力と感性によって鑑賞し、レポートをまとめるように心掛けましょう。事前にシラバスを熟読し紹介作品リストを把握し、原作をあらかじめ読むか、少なくとも図書ないしはインターネット等で予備知識を得ておく。事前準備は2~3時間、事後まとめは2~3時間を目安にしてください。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業時レポート20%。講義終了毎時間チャットにて出席登録及び授業感想を記載。定期試験レポート80%。「講義で扱った4つのテーマから1つを選択し、そのテーマに関連する作品について800字~1200字で論じること。」提出期限、詳細は講義中に指示する。 独自の読解と見識を示せているか、また原書をよんでいるか、インターネット上の感想などの意見をなぞっていないか、厳密に読んだ上で評価します。講義内容に不明点がある場合、他の参考資料を必要とする場合などは、授業終了時等に気楽に呼び止めて質問してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
日本の現代思潮及び歴史?文化史等の講義を背景に本講義を受講してもらえれば効果が倍増するはずです。 | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト、参考文献:その都度紹介する | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | いくつかのテーマを提示し、半期にわたる講義計画を周知させる。 | 授業計画に示されている作家や作品に関する情報を調べる。 |
2 | 〈旅?〉国木田独歩「忘れえぬ人々」 | 〈旅〉とそこでの出会いとの関係を描いた作品を読み、〈旅〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
3 | 〈旅?〉志賀直哉「城の崎にて」 | 〈旅〉を転地療養という観点から描いた作品を読み、〈旅〉がもちうる意味を考える。 | 。読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
4 | 〈旅?〉近松秋江「黒髪」 | 〈旅〉を男女関係の中で描いた作品を読み、〈旅〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え実際に読み始める、準備を始める。 |
5 | 〈家族?〉国木田独歩「運命論者」 | 〈家族〉を出生や養子という観点から描いた作品を読み、〈家族〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
6 | 〈家族?〉森鷗外「半日」 | 〈家族〉と嫁入りとの関係を描いた作品を読み、〈家族〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
7 | 〈家族?〉有島武郎「小さき者へ」 | 〈家族〉を父から子らへの手紙という体裁で描いた作品を読み、〈家族〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
8 | 〈都市?〉田山花袋「少女病」 | 〈都市〉を通勤という観点から描いた作品を読み、〈都市〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
9 | 〈都市?〉谷崎潤一郎「秘密」 | 〈都市〉を東京の下町を舞台に描いた作品を読み、〈都市〉もちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
10 | 〈都市?〉岡本かの子「金魚繚乱」 | 〈都市〉を東京の山の手を舞台に描いた作品を読み、〈都市〉もちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
11 | 〈病?〉横光利一「春は馬車に乗って」 | 〈病〉を夫婦関係から描いた作品を読み、〈病〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
12 | 〈病?〉北条民雄「いのちの初夜」 | 〈病〉を療養所という場において捉えた作品を読み、〈病〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
13 | 〈病?〉尾崎一雄「虫のいろいろ」 | 〈病〉を身近な生物との関係から描いた作品を読み、〈病〉がもちうる意味を考える。 | 読書予定として加え、準備を始める。実際に読み始める。 |
14 | まとめ | 講義から漏れた作品を拾遺しながら冒頭に示したテーマを再度確認する。 | 単位レポート作成に取り掛かる。 |