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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想2(ラテン語Ⅰa)/LANGUAGE AND THOUGHT2(LATIN I (A)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
福島 正幸 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福島 正幸 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
ラテン語は今から2000年以上前に、イタリアのローマを中心に用いられた言語です。ローマ帝国の公用語として、西地中海世界の共通語となりました。本講座ではその基礎文法を学びます。 文学ではウェルギリウスやオウィディウス、哲学ではキケローやセネカ、歴史ではタキトゥスの著作などがこの言語で書かれています。しかし、ラテン語の発展はそれだけではありません。中世以降も教会と法律と学問の言葉として用いられ、19世紀初期頃まで中心的役割を担います。天文学書、解剖学書もラテン語で執筆されていました。現在口語として話す国はありませんが、ヨーロッパの古い都市を歩けば、町の至る所にラテン語が見出されます。 難解な言語として敬遠されがちですし、実際に覚えることは多いのですが、ヨーロッパの文化に関心ある方はぜひ一度勉強して下さい。春学期は名詞?形容詞の格変化と動詞の基本的な活用を学ぶことが中心となります。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講座は、とりあえずラテン語がどんなものか知りたい人から本格的に学びたい人まで、幅広い範囲の人たちを対象にします。短期間でラテン語の基礎知識を習得するのは容易なことではありませんが、少しずつ基本を確認し、語形を整理しながら進めます。最終的には独力で辞書を引きながらラテン語の原典テクストを読めるようになることを目標とします。 通年履修を想定し、『標準ラテン文法』(中山恒夫著 白水社)を教科書として指定しますが、教場でプリントを配布しますので、前期は教科書がなくとも受講できるようになっています。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
古代ローマの文化、歴史、言語への関心を持ってください。授業の前後に30分~1時間程度、各課の予習と復習を期待します。独学で学ぶ意欲のある人はどんどん教科書を進めてください。質問は随時受け付けます。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点(授業内ペアワークや練習問題の回答):70% 文法項目の習得度を確認する小テスト3回:30% の合計で評価します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス:歴史、方言、文字 | ラテン語の基礎知識について話します。 | ガイダンスですので、予習は必要ありません。 |
2 | 文字と発音 音節とアクセント 第1?2変化名詞の性と格 |
ラテン語の音節とアクセント位置について学びます。ラテン語の名詞の「格変化」という概念と、「第1?2変化名詞」と呼ばれる名詞の変化について学びます。 | 予習は必要ありませんが、復習として授業で取り上げる三つの名詞rosa, dominus, oppidumの活用を覚えてください(復習30分-1時間) |
3 | 直説法現在能動相?接続詞の例 | ラテン語の動詞の「活用」という概念とその現在形を中心に学びます。 | 5つの種類の動詞の活用を可能な限り覚えてください(復習30分~1時間)。最低でもamo, amareの活用を覚えてから、次回の授業に臨んで下さい。 |
4 | erで終わる第2変化男性名詞 | 第2変化名詞のうち、erに終わるタイプの名詞の変化を学びます。 | 第2回で学んだ名詞dominusの変化を復習してから授業に臨んでください(予習30分程度) |
5 | 第一?第二変化形容詞?前置詞 | 2種類あるラテン語の形容詞のうち、「第1?2変化形容詞」と呼ばれるものを学びます。 | 第1?2変化形容詞は、名詞の変化の暗記を前提としていますので、第1?2変化名詞(rosa, dominus, oppidum)の変化を暗記してから、授業に臨んでください(予習30分~1時間程度)。 |
6 | 人称代名詞?再帰代名詞?不規則変化動詞sum | 人称代名詞と再帰代名詞と不規則変化動詞について学びます。 | 指示代名詞isの変化を復習してください(復習30分程度) |
7 | 未完了過去?未来 | 動詞活用のうち未完了過去と未来形の使い方を学びます。 | 動詞の現在形の活用が基本となるため、第3回でとりあげた5つの動詞タイプの現在形の活用を復習してから授業に臨んでください(予習30分~1時間程度) |
8 | 第3変化名詞(子音幹?i幹) | 名詞のうち「第3変化名詞」と呼ばれるものを学びます。そのうち、特に重要な子音幹名詞の変化を学びます。 | 第3変化名詞のうち、特に重要な子音幹名詞の変化を暗記してください(復習30分~1時間程度) |
9 | 第3変化形容詞 | 形容詞のうち「第3変化形容詞」と呼ばれるものを学びます。 | 第3変化形容詞の理解は、第3変化名詞(i幹)の暗記が前提となりますので、i幹名詞の変化を復習してから授業に臨んでください(予習30分程度)。 |
10 | 完了?過去完了?未来完了 | 動詞活用の完了?過去完了と未来完了の使い方を学びます。 | 過去完了?未来完了の変化はbe動詞に相当するsumの変化が基本となります。授業の前に、第6回の授業で学んだsumの活用を復習してから授業に臨んでください(予習15~30分程度) |
11 | 指示代名詞?idemとipse | 3つの指示代名詞と「同じ」を表す代名詞、さらに強意代名詞を学びます。 | 暗記事項の多い回ですので、まずはis, ea, idとhic, haec, hocの変化を確実にしてください(復習30分程度) |
12 | 第4?5変化名詞 | 残った名詞の変化のうち、「第4?5変化名詞」と呼ばれるものを学びます。名詞の活用はこれで完結します。 | 授業中に扱ったmanus, resの活用を復習してください(15分~30分程度)。予習は必要ありません。 |
13 | 直説法受動相未完了系三時称?受動文 | 受動態の現在形、未完了過去形、未来形を学びます。 | 受動態の動詞の変化のうち、まずは現在形を確実にしてください(復習30分~1時間)。予習は必要ありません。 |
14 | 疑問代名詞と疑問形容詞?関係代名詞 | ラテン語の疑問詞および関係詞について学びます。時間が許せば前期の授業の総復習をします。 | 特に重要な関係代名詞の変化を復習してください(復習30分~1時間程度)。予習は必要ありません。 |