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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化2(映画研究入門a)/HISTORY AND CULTURE2(INTRODUCTION TO FILM STUDIES A)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
常石 史子
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
常石 史子 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的?内容
/Course Objectives
<目的> 
この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す、「多様な領域に関する横断的な知識を養い、全人的な教養を身に付ける」とともに、その知識を活用して「様々な社会的?文化的現象について適切に問題を設定し、それを論理的かつ独自の視点から説得的に論述?議論する能力を身に付ける」ことに資するものである。
映画を見るという体験において、ただ「物語」や「メッセージ」を受け取ってよしとするのでなく、話法、技法など作品を成り立たせている形式に目を向け、論理的に作品を分析する力を養う。
具体的な作品に即して講義で学んだ内容を、別の作品に自ら応用することを課題として組み込み、論理的思考力および文章表現力を養う。
<内容>
映画館で、ディスクで、あるいは配信で映画を見るとき、人はそこに何を見ているのだろうか。物語に一喜一憂し、登場人物の心情に感情移入し、作品が発信するメッセージに心を動かされる。美しい映像を、あるいは音響を堪能するという人もあるだろう。人にそのような反応を起こさせる映画とは、それではいったいどのような形式によって成り立っているのだろうか。
この授業では、言語を用いて映画作品を分析的に論じようとする際に重要なツールとなる基礎的な概念を、画面にじっくりと向き合いながら習得する。具体的な映画作品に即して「講義篇」で学んだ内容を、「実践篇」において今度は自ら別の作品に適用してみることで、映画に限らず今後接することになるどのような映像作品においても、同様の考え方をその都度応用することができるようになるだろう。
春学期は「映画形式」を中心的なテーマとし、話法や語りといった概念を用いて物語を分析する。映画に限らず、文学理論に関心をもつ人にも推奨する。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義はPowerPointで資料を提示しながら対面で行う。
授業に関する連絡はmanabaで行う。
シラバス記載の各回の学修範囲はあくまで目安であり、実際の授業の進行状況によって変動することがある。
春学期、秋学期を通して受講することが望ましいが、必須とはしない。
受講には、Amazon Prime Video(無償またはレンタル)を視聴できる環境が必要となる。
課題のために少なくとも3本の映画を授業時間外に視聴する必要があり、そのことを過度の負担と感じる人には受講を推奨しない。
「実践」に分類される授業であり、受講人数に限りがあるため、途中で離脱せず完走する意志のある人のみ履修登録してほしい。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前学修(1時間程度):指定するテキストの該当部分を読んでおくこと。manabaでレジュメ等の資料が配布されるので、これを受講前にダウンロードし、目を通しておくこと。
事後学修(3時間程度):受講後には配布資料を活用して復習し、授業およびテキストの内容を確実に理解すること。さらに授業で扱った映画を視聴して、積極的に自分の関心領域を拡げ、深めてゆくことが望ましい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『フィルム?アート 映画芸術入門』
著者
/Author name
デイヴィッド?ボードウェル、クリスティン?トンプソン
出版社
/Publisher
名古屋大学出版会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
2007年
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業への参加度25%、学期あたり3回の課題レポート75%で評価する。
3分の2以上(10回以上)の出席を評価の前提とする。Responを使用して出席を確認する。
欠席者のためのZoom配信、録画配信、別課題提示等は行わない。
授業で学んだ内容を応用し、指定された作品を分析する小レポート(各1200字以上)を学期中に3回提出する。未提出の課題があるときは単位の修得を認めない。
レポートの作成にあたっては生成系AIの使用を禁止する。
生成系AIの使用、Webサイトなどからの典拠を示さない引き写し、課題の映画を見ずに書いていると判断される記述、複数の学生間での同一回答などが確認された場合、その時点で当学期の成績はFとなるので十分に注意すること。
関連科目
/Related Subjects
歴史と文化2 映画研究入門b
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス
【講義篇】2章 映画形式の意味1.映画形式という概念(1)
授業の概要、進め方、評価方法などを把握する。
テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 映画形式という概念「システムとしての形式」…「形式上の期待」(pp.44-50)につき理解する。
事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
2 【講義篇】2章 映画形式の意味2.映画形式という概念(2) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 映画形式という概念「慣例と経験」「形式と感情」「形式と意味」「評価」(pp.50-57)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
3 【講義篇】2章 映画形式の意味2. 映画形式の原則(1) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. 映画形式の原則「機能」「類似と反復」「差異とヴァリエーション」(pp.57-60)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題1】の準備を進める。
4 【講義篇】2章 映画形式の意味2. 映画形式の原則(2) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. 映画形式の原則「展開」「統一性/不統一性」(pp.60-64)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題1】の準備を進める。
5 【実践篇】【課題1】に関するグループワークおよびフィードバック 提出した【課題1】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 事前学修:【課題1】を完成させる。
事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。
6 【講義篇】3章 形式上のシステムとしての物語 1. 物語構成の原則(1) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 物語構成の原則「物語とは何か」「プロットとストーリー」「原因と結果」(pp.65-71)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
7 【講義篇】3章 形式上のシステムとしての物語 1. 物語構成の原則(2) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. 物語構成の原則「時間」「空間」「オープニング、終結、展開パターン」(pp.71-79)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題2】の準備を進める。
8 【講義篇】3章 形式上のシステムとしての物語 2. 語り 3. 古典的ハリウッド映画 テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、2. 語り-ストーリー情報の流れ 3. 古典的ハリウッド映画(pp.80-88)につき理解する 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題2】の準備を進める。
9 【実践篇】【課題2】に関するグループワークおよびフィードバック 提出した【課題2】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 事前学修:【課題2】を完成させる。
事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。
10 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン1. ミザンセンとは何か 2. リアリズム 3. ミザンセンの力 テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、1. ミザンセンとは何か 2. リアリズム 3. ミザンセンの力(pp.171-174)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
11 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン 4. ミザンセンの構成要素 (1) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、4. ミザンセンの構成要素「セッティング」 「衣装とメーキャップ」(pp.175-186)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
12 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン 4. ミザンセンの構成要素 (2) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、4. ミザンセンの構成要素「照明」(pp.186-192)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題3】の準備を進める。
13 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン4. ミザンセンの構成要素 (3) テキスト中で扱われている映画を実際に視聴しながら、4. ミザンセンの構成要素「演出-動きと演技」(pp.192-200)につき理解する。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。【課題3】の準備を進める。
14 【実践篇】【課題3】に関するグループワークおよびフィードバック 提出した【課題3】を各自が持ち寄り、グループで議論の上、全体発表を行う。 事前学修:【課題3】を完成させる。
事後学修:授業録画を見直し、授業の内容を確実に理解する。

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