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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 |
開講科目名 /Course |
行政法特殊講義Ⅱ(M)/ADMINISTRATIVE LAW II |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
木藤 茂 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木藤 茂 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、法学研究科博士前期課程の「教育課程の編成?実施方針(CP)」に掲げる「法学」の分野における「研究に必要な基礎的能力」を高めることにより、同課程の「学位授与方針(DP)」に掲げる「学位の裏付けとなる『能力』」のうち、「法学」の分野において「形成されている諸理論に関する学識」の修得が目的とされます。 具体的な内容としては、行政法を中心とする公法分野における法理論やその土台を成す諸概念の理解の再整理?深化を目的として、ドイツ語又は日本語で書かれたドイツ又は日本の公法学に関する学術文献の講読を行います。 実際に扱うテーマや使用する文献等は、受講生の専門分野、研究テーマ、語学能力等を勘案した上で決定します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業に関する連絡、資料の配布等については、全て manaba を通じて行います。 授業は、講義という名称ではありますが、大学院における学修という性格上、教員による一方的な説明ではなく、受講生が主体の進め方になります。授業の形式に関しては、上述のような目的や想定される受講者数にもかんがみ、教室での対面形式とし、オンラインでの録画配信等は行いません。 毎回の進め方としては、受講生が各自分担する箇所について、和訳ないし要約と説明を行った後、必要に応じて教員が質問や補足説明を行いつつ、それらをもとに全員で内容の確認と議論を行う、といった流れをイメージしています。 「授業計画詳細情報」欄には、各回ごとに様々なテーマを仮に掲げてありますが、大学院における少人数での講義という性格上、実際には、文献講読という授業形態の位置付けとともにこれまでの実績からしても、使用する文献のテーマ?内容次第で、記載のテーマのうちのごく一部について集中的に深く取り上げることになる可能性が高いと思われます。したがって、毎回の講義が各回掲載の項目どおりに進むものではなく、あくまでも取り扱う内容のイメージを幅広くつかんでもらうための便宜上の記載に過ぎないものとして理解しておいてください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前には、各自が分担する箇所の和訳ないし要約と説明に係る準備はもとより、他の受講生が分担する箇所についても、全体で行う議論をイメージしつつ、確認?質問事項等を考えておいてください(2時間)。 事後には、指摘事項や全体での議論を各自で再度整理しておいてください(2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の出席は大前提とした上で、語学としてのドイツ語あるいは専門である法学に係る日本語の読解能力だけではなく、ドイツないしは日本の公法学の法理論や概念をどの程度各自の中で理解?吸収できたか(60%)、さらには、ドイツと日本の憲法学?行政法学との対比も念頭に置きつつどのような議論を展開することができたか(40%)について、予習?復習の状況も勘案しつつ、総合的に評価します。 |
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備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
受講生の関心にもよるが、公法の領域に関する幅広い知識の修得に資するため、「憲法特殊講義Ⅰ~Ⅲ」「行政法特殊講義Ⅰ」なども併せて履修することを薦める。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
行政法の分野における特定の課題に関する日本語及び外国語の学術文献又は関連資料等に基づく講義を通じて専門的な学識を獲得し、それを学術的な議論や論文執筆の場で活用できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 講読の趣旨と進め方について確認する。 | |
2 | 憲法と行政法の関係 | 憲法と行政法の関係をめぐる論述を理解する。 | |
3 | 行政法の体系 | 行政法の体系をめぐる論述の内容を理解する。 | |
4 | 公法と私法 | 公法と私法をめぐる論述の内容を理解する。 | |
5 | 行政法の一般原則 | 行政法の一般原則をめぐる論述の内容を理解する。 | |
6 | 法律による行政の原理 | 法律による行政の原理をめぐる論述の内容を理解する。 | |
7 | 行政上の行為形式 | 行政上の行為形式をめぐる論述の内容を理解する。 | |
8 | 行政立法 | 行政立法をめぐる論述の内容を理解する。 | |
9 | 行政計画 | 行政計画をめぐる論述の内容を理解する。 | |
10 | 行政行為 | 行政行為をめぐる論述の内容を理解する。 | |
11 | 行政契約 | 行政契約をめぐる論述の内容を理解する。 | |
12 | 行政指導 | 行政指導をめぐる論述の内容を理解する。 | |
13 | 行政手続 | 行政手続をめぐる論述の内容を理解する。 | |
14 | 行政裁量 | 行政裁量をめぐる論述の内容を理解する。 | |
15 | 行政上の義務履行確保 | 行政上の義務履行確保をめぐる論述の内容を理解する。 | |
16 | 即時強制 | 即時強制をめぐる論述の内容を理解する。 | |
17 | 行政調査?公文書管理 | 行政調査?公文書管理をめぐる論述の内容を理解する。 | |
18 | 情報公開?個人情報保護 | 情報公開?個人情報保護をめぐる論述の内容を理解する。 | |
19 | 行政不服審査制度 | 行政不服審査制度をめぐる論述の内容を理解する。 | |
20 | 行政事件訴訟制度 | 行政事件訴訟制度をめぐる論述の内容を理解する。 | |
21 | 取消訴訟 | 取消訴訟をめぐる論述の内容を理解する。 | |
22 | 無効確認訴訟 | 無効確認訴訟をめぐる論述の内容を理解する。 | |
23 | 当事者訴訟 | 当事者訴訟をめぐる論述の内容を理解する。 | |
24 | 国家賠償法(第1条) | 国家賠償法第1条をめぐる論述の内容を理解する。 | |
25 | 国家賠償法(第2条) | 国家賠償法第2条をめぐる論述の内容を理解する。 | |
26 | 損失補償 | 損失補償をめぐる論述の内容を理解する。 | |
27 | 国家補償の谷間 | 国家補償の谷間をめぐる論述の内容を理解する。 | |
28 | まとめ | 講読を通じて得られた行政法の理解の深化を総括して確認する。 |