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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 |
開講科目名 /Course |
民法特殊講義Ⅳ(M)/CIVIL LAW IV |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小野 秀誠 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小野 秀誠 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、法学研究科博士前期課程における「学位授与方針(DP)」の「学位の裏付けとなる『能力』」のうち「高度の専門性を有する職業に必要な学識」の修得、及び「教育課程の編成?実施方針(CP)」のうち「法学の分野における研究に必要な基礎的能力」の育成等を目的として、わが国の民事法制に大きな影響を与えてきたドイツの民法の全体的構造を理解することを内容とする。 具体的には、受講者は、まず、その概略をつかみ、前史、ドイツ法における法律家の地位を理解し、制定過程を学ぶ.。そして、比較法的な位置づけと他国への影響を理解したうえで(1から5 回)、ドイツ民法第1 草案を素材として、ドイツ民法の編別に従い、総則(6 回から15回)、債権(16回から28回)などの重要論点を中心に検討する。ドイツ民法第1 草案には、制定後の種々の問題がすでに提起され、わが民法の解釈にも有用な素材となっており、本講義でとりあげる総則、債権の部分は、民法の中でも日本法との共通性が高いことから、わが国の民法との比較も行いながら、あるべき法制について自らの見解を明らかにする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は、原則として講義形式で行われるが、履修者が少ない場合にはゼミナール形式とし、受講者は、毎回、報告と発言を求められる。導入時を除き、ドイツ語で書かれたテキストの輪読が中心となるため、受講者は事前に指定された箇所を和訳し、その内容を理解するよう努めることが望まれる。必要に応じて、対応する日本法との比較もしておくことが必要となる。受講者の理解に資するよう、受講者が行った和訳の正誤等については、補足資料等に基づき教員が授業内で確認し、適宜コメントを付す形でフィードバックを行う。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
「授業計画詳細」の「事前?事後学修の内容」を参照。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
出席し毎回発言することを前提とした上で、テキストや裁判例等の和訳及びその内容の理解度を期末レポート(100 %)によって判定し、評価する。 | ||||||||||
備考 /Notes |
本講義の内容をより深く理解するため、日頃から新聞の経済欄等を読み、国内外を問わず広い視点から民法上の制度を観察し、問題意識を持っておくことが望まれる。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
民法の領域に関する幅広い知識の修得に資するため、「民法特殊講義Ⅱ」を併せて履修することが望ましい。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
民法の分野における特定の課題に関する日本語及び外国語の学術文献又は関連資料等に基づく講義を通じて専門的な学識を獲得し、それを学術的な議論や論文執筆の場で活用できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | テキストの翻訳と検討 Vorwort1 |
教員からの説明の下、授業の進め方や履修上の注意等を確認し、配付資料に基づき、ドイツ民法の概観を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)、 |
2 | Vorwort2 前史 | 配付資料に基づき、ドイツ法の制定前史を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
3 | Vorwort3 法律家 | 配付資料に基づき、ドイツの法律家の役割を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
4 | Vorwort4 制定過程 | 配付資料に基づき、ドイツ法の制定過程を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
5 | Vorwort5 影響 | 配付資料に基づき、ドイツ民法の制定の影響を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
6 | Allgemeiner Teilの条文1 人 | 配付資料に基づき、権利の主体たる自然人を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
7 | Allgemeiner Teilの条文2 法人 | 配付資料に基づき、権利の主体たる法人を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
8 | Allgemeiner Teilの条文3 法律行為 | 配付資料に基づき、ドイツ法の法律行為の位置づけ、日本法との相違を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
9 | Allgemeiner Teilの条文4 錯誤 | 配付資料に基づき、ドイツ法の錯誤を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
10 | Allgemeiner Teilの条文5 詐欺 | 配付資料に基づき、ドイツ法の詐欺を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
11 | Allgemeiner Teilの条文6 強迫 | 配付資料に基づき、ドイツ法の強迫を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
12 | Allgemeiner Teilの条文7 契約 | 配付資料に基づき、ドイツ法の事実的契約関係を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
13 | Allgemeiner Teilの条文8 付款 | 配付資料に基づき、ドイツ法の条件、期限を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
14 | Allgemeiner Teilの条文9 無効 | 配付資料に基づき、ドイツ法の無効、取消を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
15 | Allgemeiner Teilの条文10 時効 | 配付資料に基づき、ドイツ法の時効を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
16 | Schuldrechtの条文1 信義則 | 配付資料に基づき、ドイツ法の信義則を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
17 | Schuldrechtの条文2 行為基礎 | 配付資料に基づき、ドイツ法の行為基礎、その前身たる事情変更の原則を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
18 | Schuldrechtの条文3 種類債権 | 配付資料に基づき、ドイツ法の種類債権を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
19 | Schuldrechtの条文4 金銭債権 | 配付資料に基づき、ドイツ法の金銭債権を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
20 | Schuldrechtの条文5 過失 | 配付資料に基づき、ドイツ法の履行補助者を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
21 | Schuldrechtの条文6 損害賠償 | 配付資料に基づき、ドイツ法の損害賠償を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
22 | Schuldrechtの条文7 不能 | 配付資料に基づき、ドイツ法の履行不能を理解する。新たな給付障害、義務違反概念との相違も学ぶ。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
23 | Schuldrechtの条文8 遅滞 | 配付資料に基づき、ドイツ法の不能と遅滞を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
24 | Schuldrechtの条文9 多数当事者 | 配付資料に基づき、ドイツ法の多数当事者を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
25 | Schuldrechtの条文10 債務の消滅 | 配付資料に基づき、ドイツ法の連帯債務を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
26 | Schuldrechtの条文11 債権譲渡 | 配付資料に基づき、ドイツ法の債権譲渡を理解する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
27 | Schuldrechtの条文12 不当利得 | 配付資料に基づき、ドイツ法の不当利得の類型論を理解する。伝統的構成との相違に留意する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |
28 | Schuldrechtの条文13 不法行為 | 配付資料に基づき、ドイツ法の不法行為の特質を理解する。日本法との相違に留意する。 | 事前にシラバスを熟読し、本講義の全体像を把握する(約2 時間)。事後学修として、配付資料を読み返し、知識の定着を図る(約2 時間)。 |