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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 |
開講科目名 /Course |
国際関係総合研究(D)/INTERNATIONAL RELATIONS |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
3.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福永 文夫 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福永 文夫 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、法学研究科博士後期課程における「学位授与方針(DP)」の「学位の裏付けとなる『能力』のうち「高度の専門性を有する職業に必要な学識」の修得、及び、「教育課程の編成?実施方針(CP)のうち「政治学の分野における研究に必要な基礎的能力」の育成に加え、政治学?国際政治学における応用的研究能力を養成することを目的としている。 本講義では、日本、アメリカ、そして沖縄それぞれ、および3者の関係を歴史的、国際関係学的方法論によって考察し、応用的研究能力を養う。五百旗頭真編著『日米関係史』(有斐閣)をテキストに、19~20世紀の日米関係を追い、併せて沖縄の近現代史をたどり、日米沖関係を歴史的?政治学的に把握する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は、原則として講義形式で行われる。テキスト『日米関係史』の輪読が中心となるが、並行して沖縄関係の文献を読み、検討する。受講者はテキストの事前に指定された箇所を熟読し、その内容を理解することが求められる。教員は、受講者の理解に資するよう、受講者が行った報告?問題定期等に対し、適宜コメントを付す形でフィードバックを行う。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習として、テキストの指定された箇所を精読し、全体像を把握しておくこと(約2時間)。事後学習として、講義ノートおよび教員の指摘?指示等と照らし合わせて、知識の定着を図ること(2時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
課題への取り組み姿勢と成果30%、期末レポート70% | ||||||||||
備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
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到達目標 /Learning Goal |
国際関係の分野における特定の研究課題に関連して、総合的、専門的かつ学際的な見地から、独自の視点を有する学術性の高い研究を行うことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | はじめに | 国際政治のなかに、日米関係史を位置づける。 | |
2 | 日米の遭遇と世界史への登場 | ペリー来航から日米和親?日米通商修好条約の締結と琉球処分のなかに、日米沖関係を位置づける。 | |
3 | 日露戦争と日米台頭の時代 | 日清?日露戦争を経て帝国として離陸した日本とアメリカ、そして沖縄ををアジアの国際政治の中で位置づける。 | |
4 | 第1次世界大戦と日米関係 | 第1次世界大戦を経て、太平洋を挟んで対峙することになる日米両国の外交を比較検討する。 | |
5 | ワシントン体制 | ベルサイユ条約のアジア版といわれるワシントン体制を、日米、英仏、中ソの3者の関係のなかで検証する。 |
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6 | 日米戦争 | なぜ、日米が戦うことになったのか、戦いの跡を明らかにし、沖縄の戦後につなげる。 | |
7 | 日本占領と日米関係(1) | 非軍事化?民主化政策、そして経済復興へと転換する占領政策の展開の中に、日沖を位置づける。 | |
8 | 日本占領と日米関係(2) | 本土と沖縄、2つの占領がもたらした講和後の在り方を考える。 | |
9 | パックス?アメリカーナの中の戦後日本 | 冷戦下、日本国憲法と日米安保体制の間で、アメリカと、本土と沖縄の関係をみる。 | |
10 | 日米協調の果実-1960年代 | 経済の高度成長および沖縄返還の過程を、日米沖関係の中で検証する。 | |
11 | 危機の中の日米関係-1970年代 | 2つのニクソン?ショック、石油危機による国際秩序の動揺のなかでの日米関係をみる。 | |
12 | 新自由主義の時代-1980年代 | 冷戦終結前後の国際政治の中に日米それぞれを位置づけ、ライバル関係を検証する。 | |
13 | 冷戦後の日米関係 | 冷戦後から20世紀末に至る日米関係の有り様と課題を明らかにする。 | |
14 | おわりに | まとめ。 |