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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語学演習(M)/SEMINAR IN ENGLISH LINGUISTICS
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
安井 美代子
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安井 美代子 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
この科目は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「実践的な言語運用能力と国際社会の多様性を理解する態度」と「語学分野において、適切な問題設定を行い、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」、とりわけ日英語の比較統語研究におけるこれらの能力を高めることを目的とする。具体的には存在文、数量詞遊離、形容詞の分類などに関する論文を精読し、文構造と意味解釈の関係を分析する。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面の演習形式で授業を行う。履修者には授業で課された論文の内容をレポートし、そのciritical reviewを各学期に3回書いてもらう。レポートはManabaに提出し、フィードバックはManaba及び対面授業で行う。
Maienborn, Claudia. 2011. Event semantics. In Maienborn et al. (eds) Semantics. An international handbook of natural language meaning, Volume 1. Mouton de Gruyter.
Frantz, Itamar. 2009. Existentials, predication, and modification. Linguist and Philosophy 32.
Nakanishi, K. 2007. Measurement in the nominal and verbal domains. Linguistic and philosophy 30:235-276.
Lassiter, Daniel. 2015. Adjectival modification and gradation. In Lappin, Shalom and Chris Fox (eds). The handbook of contemporary semantic theory, 141-167. Blackwell.


事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前に課された論文を精読する(2時間)。事後に論文の読み進めた部分のcritical reviewに取り組む(2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
なし。授業の形式?方法を参照。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
評価は論文のレポーター(30%)と論文のcritical review(70%)による。
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
英語学に関する修士論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 春学期
Maienborn: introduction
Davidson (1967)が事象項を仮定する根拠について理解する
2 Maienborn: stage/individual-level predicates 事象項を仮定してstage/individual-level predicatesの性質を説明する
3 Maienborn: quantifier floating and others 事象項を仮定して数量詞遊離やその他の現象を説明する
4 Maienborn: Neo-Davidsonian approaches 意味役割を分離するLFの妥当性について議論する
5 Maienborn: critical review Maienbornの主張を理解し、批判的に検討する
6 Frantz: 存在文の統語、意味構造 存在文のpivot, codaに対する3つの異なるアプローチを概括する
7 Barwise and Cooper 1981 Pivotが抽象的存在述語の項であるという分析を理解する
8 Keenan 1987 codaが述語でpivotがその項であるという分析を理解する
9 Frantzの存在文の分析 Pivotが述語であるという分析を理解する
10 存在文のcodaと時?場所の副詞句の平行性 文脈を修飾する要素としてcodaを捉える分析を理解する
11 存在文にみられる事実 存在文のcodaにindividual-level predicateが現れないなどの事実に関するFrantzの説明を理解する
12 Frantz: critical review Frantzの主張を理解し、批判的に検討する
13 Maienborn論文とFrantz論文の関連性 事象項を仮定して存在文にみられル現象の説明を試みる
14 春学期のまとめ 2論文に基づいて説明的に妥当な存在文の分析を提示する
15 Nakanishi: measure phrases 「3リットル?3度の水」などの数量表現の性質を概括する
16 Nakanishi: monotonicity 数量表現における単調性を理解する
17 Nakanishi: numerals 日本語における数量詞の分布について理解する
18 Nakanishi: event arguments 分離数量詞構文と事象項の関係について理解する
19 Nakanishi: distributivity 数量詞の分散読みについて理解する
20 Nakanishi: plurality 複数という概念を理解する
21 Nakanishi: critical review Nakanishiの主張を理解し、批判的に検討する
22 Lassiter: introduction 形容詞の特殊性について理解する
23 Lassiter: intersective adjectives Al is a vegetatian farmerなどの含意について理解する
24 Lassiter: subsective adjectives Al is a skillful farmerなどの含意について理解する
25 Lassiter: non-subsective adjectives Al is an alleged farmerなどの含意について理解する
26 Kamp and Partee (1995) 形容詞の統一的分析の可能性について検討する
27 Nakanishi論文とLassiter論文の関連性 2論文の関連性に関する講義を理解し、批判的に検討する
28 秋学期のまとめ 事象項を仮定することにより様々な統語?意味的事実の説明を試みる。

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