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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 |
開講科目名 /Course |
経済理論研究(理論経済学Ⅳ)/ECONOMIC THEORY(THEORETICAL ECONOMICS Ⅳ) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山下 裕歩 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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山下 裕歩 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
5回目の講義までは、本講義で使用するテキスト1の内容を理解するために必要な数学の基礎知識をテキスト2に沿って講義する。その後、テキスト1の様々な経済成長理論を輪読形式で学習していく。主な内容は、以下の授業計画に記載したトピックスである。各トピックスについて、1回の授業を充当する予定である。 これらは動学的最適化問題を基盤としたマクロ経済モデルであり、主に1970年代以降発展してきた。これらの動学的マクロ経済モデルがそれ以前のマクロ経済モデルと何が同じで何が異なり、その結果として、どのような政策的示唆が得られるかを意識しながら講義を進めていきたい。 上記の内容を学修することを通じて、学位授与方針における学位の裏付けとなる能力を総合的に修得することが目的である。具体的には、数理的に表現された経済理論を理解することによって、研究論文を読解するための能力を獲得し、その能力は修士論文を執筆する上での基礎力となる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
第5回目までは講義形式、第6回目以降は輪読形式で行う。教科書の各回の該当箇所における論理展開および数式展開を丁寧に追っていき、理解を深化させる必要がある。授業後に不明な点を極力残さないためには、授業時に適宜、主体性をもって質問することが肝要である。授業は原則として対面方式のみで行うので、事前?事後学修を確実に行ったうえで、状業へ出席することが肝要である。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
数理モデルで表現された理論を理解するためには、数式展開を丁寧に追っていくことが肝要である。すべての数式展開および論理展開を授業前に2時間程度の時間をかけて確認しておき、不明であった点を授業時に確認し、授業後に2時間程度の時間をかけて再確認すること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業時の報告内容(100%)によって評価する。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
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到達目標 /Learning Goal |
経済理論についての修士レベルの知識を修得し,経済現象を分析できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 動学的最適化問題(1)差分方程式 | 動学的な経済状況を差分方程式で記述する方法を理解する。 | |
2 | 動学的最適化問題(2)微分方程式 | 動学的な経済状況を微分方程式で記述する方法を理解する。 | |
3 | 動学的最適化問題(3)変分法 | 動学的最適化問題を解くための変分原理を理解する。 | |
4 | 動学的最適化問題(4)最大値原理 | 動学的最適化問題を解くためのポントリャーギン最大値原理を理解する。 | |
5 | 動学的最適化問題(5)動学的計画法 | 動学的最適化問題を解くための動的計画法を理解する。 | |
6 | ソロー?モデル | 動学的マクロ理論の基礎であるソロー?モデルの理解を通じて、成長モデルの定式化の基礎的理解を得る。 | |
7 | ラムゼイ?モデル(集権経済) | ソロー?モデルに貯蓄率決定のミクロ的基礎を導入したラムゼイ?モデルを集権経済の設定で理解する。 | |
8 | ラムゼイ?モデル(分権経済) | ソロー?モデルに貯蓄率決定のミクロ的基礎を導入したラムゼイ?モデルを分権経済の設定で理解する。 | |
9 | 内生的成長モデルの概説 | 持続的経済成長という現象を理解するための内生的成長モデルを概説的に理解する。 | |
10 | 人的資本モデル | 内生的成長モデルの一つである人的資本モデルを理解し、教育をはじめとする人的資本蓄積の重要性を理解する。 | |
11 | 研究開発モデル | 内生的成長モデルの一つである研究開発モデルを理解し、研究開発による知的資本蓄積の重要性を理解する。 | |
12 | 政府支出と政府の予算制約 | 内生的成長モデルへ政府部門を導入するために、政府の予算制約式をモデルに導入する方法を理解する。 | |
13 | 財政の持続可能性と物価水準の財政理論 | 財政の持続可能性に関連する政府の通時的予算制約式が、いかに満たされるかを考察し、主流派の見解と物価水準の財政理論の相違を理解する。 | |
14 | 財政?金融政策と時間整合性 | 財政?金融政策の効果を分析するために、時間整合性および時間非整合性の概念を理解する。 | |
15 | 世代重複モデル | 世代重複型の成長モデルを通して、動学的非効率性の概念を理解する。 | |
16 | 貨幣経済(1)CIAモデル | 貨幣をマクロ経済モデルに取り込むための一つの方法であるCIA制約の意味とそのインプリケーションを理解する。 | |
17 | 貨幣経済(2)MIUモデル | 貨幣をマクロ経済モデルに取り込むための一つの方法であるMIU効用関数の意味とそのインプリケーションを理解する。 | |
18 | 価格粘着性(1)テイラー?モデル | ニューケインジアンの論理の根幹の一つである価格粘着性をテイラー?モデルで理解する。 | |
19 | 価格粘着性(2)カルボ?モデル | ニューケインジアンの論理の根幹の一つである価格粘着性をカルボ?モデルで理解する。 | |
20 | 価格粘着性(3)NKPC | 価格や賃金の粘着性を考慮に入れたニューケインジアン?フィリップス曲線を理解する。 | |
21 | 資産価格(1)裁定条件 | 資産価格決定理論において重要となる裁定条件という概念を理解する。 | |
22 | 資産価格(2)CAPM | 資産価格決定理論である資本資産価格モデル(CAPM)を理解する。 | |
23 | 金融市場(1)株式市場 | 株式価格決定理論として、現在価値モデルを理解する。 | |
24 | 金融市場(2)債券市場 | 債券価格と期間構造の関係を理解する。 | |
25 | 名目為替レート | 名目為替レート決定に関する現代的理論を理解する。 | |
26 | 金融政策 | ニューケインジアン?モデルに依拠して、現代的な金融政策論を理解する。 | |
27 | RBC(1)基本RBCモデル | リアル?ビジネス?サイクル理論の基本事項を理解する。 | |
28 | RBC(2)開放経済RBCモデル | リアル?ビジネス?サイクル理論を開放経済へ拡張する方法を理解する。 |