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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 |
開講科目名 /Course |
国際経済研究(開発経済学)/INTERNATIONAL ECONOMY(DEVELOPMENT ECONOMICS) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木5/Thu 5 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
高安 健一 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高安 健一 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
学位授与方針(DP)と関わる部分では、研究活動を行うために必要な高度な研究能力を、専門分野以外も網羅的に身に付ける力、現実の社会もしくは社会が直面している諸問題を解決する能力などに重点を置く。教育課程の編成?実施方針(CP)と関わる部分では、自立して研究活動を行うとともに、経済分野における研究能力及びその基礎となる学力を養う。国際経済の分野において、問題を発見し、研究論文を作成するための基礎知識を獲得する。 本講義の目的は、応用経済学に分類される開発経済学において注目を集めている東南アジア諸国の経済発展戦略に関する知識を獲得することである。春学期では、工業化過程に焦点をあてる。秋学期では、東南アジア諸国の開発政策に大きな影響を及ぼしてきた経済統合と経済危機を取り上げたうえで、4カ国の成長戦略について学ぶ。 開発経済学の知識を実践的に応用する資質を身につけることを重視する。 修了後に、シンクタンクや民間企業の調査部門等で活躍することを想定している。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業はゼミ方式で進め、受講生による発表と討論が中心になる。受講生は自らの関心事項について、期末レポートを提出する。講義は対面で行い、口頭でフィードバックをする。提出物がある場合はe-mailを使用する。 授業形式は原則として対面で行われる。詳細は第1回の授業で伝える。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、授業で取り上げるテキストのレジメを作成する。事後学修として、授業で学んだ内容をメモやパワポ資料に纏める。事前学習と事後学習で合計4時間程度を目安とする。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業での発表や討論も評価対象とします(60%)。学期末の授業時に提出する期末レポート(40%)で、①授業内容全般の理解度、②専門知識の応用、③論文としての形式の妥当性などを評価します。文字数は10,000字程度を予定しています。開発経済学に関する体系的な考察力が達成されているかも問われます。 | ||||||||||
備考 /Notes |
特になし。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
特になし。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際経済についての修士レベルの知識を修得し,国際経済に関連する諸問題を分析できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の進め方、テキストの選定 | |
2 | キャッチアップ型工業化論 | 東アジア全体の視点からアセアンの工業化プロセスを理解する | |
3 | 政府、市場、制度 | 経済発展における政府の役割、市場の役割、制度整備の重要性について理解する。 | |
4 | 後発国モデル | 後発国の経済発展モデルを技術ギャップの縮小の視点から理解する。 | |
5 | 工業化と社会的能力 | 工業化に必要な技術等を受容する社会的能力について理解する。 | |
6 | 東アジアにおける開発主義 | 開発主義国家の役割について理解する。 | |
7 | 東アジアにおける権威主義体制 | 政治体制と開発戦略の関係について理解する。 | |
8 | 輸入代替、輸出振興、産業政策 | 基本的な経済発展戦略について理解する。 | |
9 | 産業集積、情報通信産業の発達 | 産業集積のメカニズムについて、自動車産業を例に理解する。 | |
10 | 国の競争優位 | 国の競争優位について、経済政策との関連で理解する。 | |
11 | 多国籍企業の役割(産業発展) | 直接投資の主体として多国籍企業が産業発展に及ぼした影響を理解する。 | |
12 | 多国籍企業の役割(国際貿易) | 多国籍企業が国際貿易の急速な拡大に果たした役割を理解する。 | |
13 | 華人資本の役割 | 産業発展の担い手としての華人資本の役割を理解する。 | |
14 | 総括 | 東南アジアの発展メカニズムの全体像を理解する。 | |
15 | ガイダンス | 授業の進め方、テキストの選定 | |
16 | アジア通貨危機(危機の背景) | 新興国で頻発する通貨危機発生のメカニズムについて理解する。 | |
17 | アジア通貨危機(危機への対応) | 通貨危機発生後の再建プロセスについて、金融再建の視点から理解する。 | |
18 | アジア通貨危機(危機からの復興) | 通貨危機からの復興過程について、金融再建と企業部門の再建の視点から理解する。 | |
19 | 東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合(AFTA) | アセアン自由貿易地域(AFTA)の誕生とその国際貿易に及ぼした影響について理解する。 | |
20 | 東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合(AEC) | アセアン経済共同体(AEC)誕生の背景とその経済的インパクトについて理解する。 | |
21 | シンガポール(経済成長戦略) | シンガポールの産業構造高度化政策について先端科学部門を含め理解する。 | |
22 | シンガポール(国際ハブ戦略) | シンガポールの情報、カネ、ヒト、モノなどのハブ機能と経済発展戦略について理解する。 | |
23 | タイ(80年代以降の高度経済成長期) | 直接投資の流入を活用した高度経済成長戦略について理解する。 | |
24 | タイ(通貨危機からの復興過程とタクシン政権の経済政策) | タクシン政権の経済政策の概要と限界について理解する。 | |
25 | カンボジア(戦後復興) | 1990年代初頭からの経済復興期における外国資本の役割について理解する。 | |
26 | カンボジア(対外開放政策) | 対外開放政策と経済復興の関係について理解する。 | |
27 | ベトナム(ドイモイ政策) | ベトナムの対外開放政策と市場メカニズムの導入について理解する。 | |
28 | 総括 | 東南アジア諸国の経済発展戦略の特徴について理解する。 |