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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/04/12 現在/As of 2024/04/12 |
開講科目名 /Course |
刑法特殊講義Ⅰ(M)/CRIMINAL LAW I |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
関根 徹 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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関根 徹 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
大学院での研究テーマは、これまで議論されてきたことを研究し、そうした議論を整理するということも大切ですが、これまで議論されていないか、又は議論が始まったばかりで、まだ深く議論されていないテーマを研究することも大切です。後者のテーマを研究し、議論を深めていけば、より、法学の研究の発展に資することができると思われますので、本授業では、これまで、深く議論されてきていないテーマについて文献や判例を検討することにします。本授業で扱うテーマは、社会において生じた諸事例を分析したり、法学の分野において形成されてきた諸理論を分析しながら、具体的な解決策を見出すものです。皆さんが、自主的に、明確かつ適切な主題を設定し、論証に合致した手法を選択し、適切な先行研究をふまえ、適切な章立て?文章表現?引用を行い、正確かつ明確な結論を示す論文を作成する能力を身に付けるための一助となることを目的とします。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は講義形式で行います。具体的には、事前に論文や判例を配布するので、それを読み、学説や判例理論について検討し、受講生に報告してもらい、担当教員も含めて全員で議論することにします。なお、授業計画に示しているのは目安であり、具体的にどのようなテーマを扱うかは、受講生の皆さんと相談して決めたいと思います。また、皆さんの研究テーマが決まっていれば、そのテーマも取り上げたいと思います。 まとめてもらったレポートについては授業内で解説します。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前に配布した論文や判例を読んで、そこに示されている理論を検討し、簡単な資料を作成してくること(2時間)。事後に、レポートをまとめてもらう場合がある(2時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の際の議論への参加状況や発言(50%)及び事後のレポート(50%)により評価する。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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関連科目 /Related Subjects |
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到達目標 /Learning Goal |
刑法の分野における特定の課題に関する日本語及び外国語の学術文献又は関連資料等に基づく講義を通じて専門的な学識を獲得し、それを学術的な議論や論文執筆の場で活用できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業の概要説明と打ち合わせ | 受講生の研究テーマや研究計画を確認しながら、授業の概要を確認します。 | 今後の研究テーマ及び研究計画について考えてきてください。 |
2 | 学派の争いと刑罰論 | 学派の争いの議論及びそれに関連する刑罰論について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
3 | 罪刑法定主義とその派生原則 | 罪刑法定主義及びその派生原則について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
4 | 因果関係① 危険の現実化 | 因果関係論のうち、判例が採用しているとされている危険の現実化について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
5 | 因果関係② その他の因果関係論 | 因果関係論のうち、危険の現実化以外の見解について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
6 | 故意における認識① 錯誤 | 錯誤論について整理しながら、故意における認識の具体性について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
7 | 故意における認識② 択一的故意 | 択一的故意の事例について検討しながら、故意における認識の具体性について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
8 | 故意における認識③ 防衛行為と第三者 | 防衛行為の効果が第三者に及んだ場合について検討しながら、故意における認識の具体性について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
9 | 故意における認識④ 共謀共同正犯の錯誤 | 共謀共同正犯の錯誤について検討しながら、故意における認識の具体性について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
10 | 違法論① 偶然防衛 | 偶然防衛の事例について、様々な角度から検討し、違法論について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
11 | 違法論② 真実性の証明 | 名誉毀損罪の真実性の証明と違法論の関係について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
12 | 正当防衛権の根拠 | 正当防衛権の根拠について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
13 | 急迫性と防衛の意思 | 加害意思が存在する場合の急迫性と防衛の意思の関係について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
14 | 過剰防衛 | 過剰防衛の法的性格と違法論の関係について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
15 | 授業の概要説明と打ち合わせ | 受講生の研究テーマと研究計画について確認します。 | 研究テーマと研究計画について考えてきてください。 |
16 | 自由意思と責任論 | 責任論について検討しながら、現在の自由意思論について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
17 | 故意の体系的地位と誤想防衛 | 誤想防衛を検討しながら、故意の体系的地位について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
18 | 特殊詐欺の実行の着手 | 近時の代表的な財産罪である特殊詐欺の実行の着手について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
19 | 危険概念① 不能犯 | 不能犯についての学説を検討しながら、危険について整理します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
20 | 危険概念② 択一的故意 | 択一的故意の事例を検討しながら、危険について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
21 | 承継的共同正犯 | 承継的共同正犯について検討し、同時傷害の特例との関係について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
22 | 過失犯の共同正犯 | 過失犯の共同正犯について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
23 | 教唆犯の処罰根拠 | 教唆犯の処罰根拠について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
24 | 共謀の射程 | 共謀の射程について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
25 | 共犯と正当防衛?過剰防衛 | 共犯と正当防衛?過剰防衛について検討します? | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
26 | 共犯の錯誤① 二重の身分犯の共犯の錯誤 | 二重の身分犯の共犯の錯誤について検討し、共犯と身分について検討します | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
27 | 共犯の錯誤② 間接正犯?共謀共同正犯及び教唆犯 | 間接正犯の故意で教唆の事実を実現した場合について検討します。 | 事前に文献を読み、報告用の資料を作成してください。 |
28 | 全体のまとめ | 授業全体のまとめを行い、研究テーマについて確認します。 | 研究テーマ及び研究計画について考えてきてください。 |