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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読 Ⅱ/ADVANCED THEMATIC READING Ⅱ |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
関根 路代 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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関根 路代 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、人が特定の場所で生きることの意味を文学作品を通して考える。具体的には、「場所」や「空間」がどのように個人や集団のアイデンティティを形成し、同時にエコロジー(生態系)や社会と関係し合うのかを探求?議論する。学生は以下のことを学ぶ。 ?文学作品を通じて、場所や空間がアイデンティティ形成に果たす役割を深く理解する力。 ?自然環境を文学的?哲学的に考察し、人間との相互作用を探る力。 ?Toni Morrisonの言語表現や物語構造を分析し、文化的?歴史的メッセージを読み解く力。 秋学期は、Toni Morrisonの**『Beloved』を扱う。Morrisonはアメリカ文学における最も重要な作家の一人であり、人種、場所、歴史の交錯を深く描いてきた。『Beloved』**は、南北戦争後の解放奴隷たちの経験を通じて、「場所」が個人やコミュニティに刻むトラウマと、それがアイデンティティや人間関係に与える影響を描いている。 本講義では、以下の問いを探求する。 ?場所は人間のアイデンティティをどのように形成し、影響を与えるのか? ?過去の歴史的トラウマは、どのように空間に刻まれるのか? ?社会的不平等や抑圧は、場所や空間の中でどのように表れるのか? ?人間と自然環境(エコロジー)はどのように相互作用し、新たな視座をもたらすのか? 本講義では、英語学科の教育課程の編成?実施方針(カリキュラム?ポリシー)や学位授与方針(ディプロマ?ポリシー)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語?文学?文化?社会?国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的な視野にたつ教養人を育成する」ことを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?各回、指定された部分の読解と分析とディスカッション、授業まとめ作成を中心に進める。 ?manabaを使用し資料を配布する。 ?個人的に連絡を取る必要がある場合は、大学のメールアドレスに送る。 ?課題に対するフィードバックは授業中に適宜行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:指定された章やトピックを予習し、授業で議論するための質問を準備する(1時間~2時間)。 事後学修:授業で扱った内容を踏まえ、リフレクションを記述する(1時間~2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
?レポート(最終回の発表含む):40% 授業で取り上げた分析テーマに基づいて小説を深く掘り下げたレポートを作成する。字数は日本語1800~2000字、または英語900~1000 words程度。理論的な分析がされているか、それが文章化されているかを判断基準にAA, A, B, Cの4段階で評価する。 ?ディスカッション:30% ペアまたは小グループでおこなう、他の学生との意見交換への参加。 ?授業まとめ作成:30% 授業で出た意見や議論を参考に、小説の特定のテーマや背景について情報を整理し、自分の考えをまとめる。 ※出席は全体の1/3以上を欠席するとその時点で単位認定不能となります。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 124番地の象徴性とトラウマ | 「124番地」の設定と、亡霊の存在が家族や空間に与える影響を議論。 | |
2 | 場所と再会の感情的インパクト | SetheとPaul Dの会話や過去の記憶が空間にどのように影響しているか考察。 | |
3 | Belovedというキャラクターと場所の再生 | Belovedが124番地に現れる場面を分析し、場所がどのように変化するかを探る。 | |
4 | 記憶の空間と母性 | Setheの母親の記憶が、空間やアイデンティティの形成にどう寄与するかを分析。 | |
5 | DenverとBelovedの関係、Setheの不安 | DenverとBelovedの関係を通じて、「家」がどのように新しい空間的意味を持つかを議論。 | |
6 | これまでのまとめ | 場所の描写とキャラクターの感情をマッピングする。 | |
7 | Paul Dの旅と逃亡の描写 | Paul Dの移動が物語全体の空間的な広がりにどのように寄与しているかを考察。 | |
8 | 空間の中での力関係 | BelovedがSetheに与える心理的影響と、それが空間にどのように反映されるかを分析。 | |
9 | コミュニティと場所の関係性 | コミュニティが「124番地」に対してどう振る舞うかを分析。 | |
10 | トラウマと場所の記憶化 | Setheの過去が場所に刻まれるプロセスを解釈。 | |
11 | 空間の消費と崩壊 | Belovedが家や家族の空間を支配していく様子を分析。 | |
12 | 場所と空間の再生 | 場所や空間がどのように再構築されるかを議論。 | |
13 | 総括 | これまでの授業で扱った主要なテーマの整理と相互関係の確認。作品全体を通じた「場所」と「記憶」の役割の総括 | |
14 | 最終レポートの概要発表 | 最終レポートの概要を3分ほどで発表しフィードバックをもらう。 |