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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
英語圏の社会?思想?歴史a/HISTORY AND SOCIETY (A) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
上野 直子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上野 直子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「イギリスの社会と歴史」とは雲を掴むようなコース名です。社会と歴史は古代から現在まで変化を続けていますし、ある時点のある場所の社会をどう語るのかも、どの視点から語るかによって大きく異なってきます。確かなことは、社会と歴史を作るのは人であるということ、私たちにとって重要なのは現在であるが、現在は過去からできているということでしょう。このことを踏まえたうえで、このコースでは「多人種?多文化社会」となった現在の英国を考察の対象とし、以下の4点に絞って展開します。 1、「多人種?多文化」社会となった現在のイギリスに関する基礎的な事実を把握する。 2、長いスパンで見て、現在のイギリス社会を形成した大きな要素の一つである大英帝国について、その始動期(16世紀末)から終焉(20世紀半ば)までを概観する。事実を紹介するのみでなく、立場によってその事実がどう解釈されているかも吟味する。 3、イギリスを環大西洋のネットワークの中で捉える。 4、現在のイギリスが抱える「歴史への集団健忘症」と、そこからの目覚めを促す動きを紹介する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
原則として対面で行う。状況によってはリアルタイムズームを使用する可能性もある。 講義を主とするが、グループディスカッションも随時行う。プレゼンにかんしては受講者数によって決定する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前?事後学修の内容 事前学修(2時間程度) manabaで配布する資料を読み、毎回指定される事前課題(授業内でも告知し、manabaでも知らせる)をやっておくこと。 事後学修(2時間程度) 授業の復習を行うとともに、都度興味に応じて、紹介される翻訳?映画?参考文献などにあたり、学期末レポートの用意をする。レポートについては、以下の「評価方法」の項を参照のこと。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
英語学科の学位授与方針に沿って、専門的知識を習得しているか、自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。前者については2回の小テストで評価します(50%)。後者については期末レポートで評価します(35%)。また授業貢献(15%)も評価の対象とします。パーセントにかんしては若干の変更がある場合もあります。欠席が5回を超えた場合は、評価の対象とはしませんので注意してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
英語圏の社会、思想、歴史に関して専門知識を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 事実、イメージ、ノスタルジー | 最新の国勢調査(2021)に基づいて、現在のイギリスの人口構成を確認したのち、2012年のオリンピック招致作戦と、綿々と続く'Rule Britannia'への愛着との齟齬を確認する。 | イントロなので事前は不要。授業時に紹介した参考資料について興味に応じて事後学修を行う。 |
2 | 公的イメージと暮らしの手触り | 21世紀、政府?行政機関が打ち出す公のイギリス社会のイメージと、そこで暮らす人々の生活の手触りを比較する。 | 「詳細情報」のタブの「事前?事後学修」の項を参照してください。以下同様。 |
3 | We Are Here Because You Were There | Weは旧植民地からの移民たちとその子孫。Youは帝国の人々とその子孫を指す。歴史の必然としての現在の多人種?多文化社会を確認する。ここまでが「現在」を扱う回。 | 同上 |
4 | 大西洋世界とイングランドの大西洋世界へのデビュー | この回から「現在を作った過去」へ向かう。大西洋世界の形成と、そこに遅れて登場した北大西洋の小さな島国イングランドの海外進出について学修する。12回で再び「現在」に戻る。 | 同上 |
5 | 資本主義と奴隷制 | 大西洋世界で展開された最大のドラマにして、世界史上最悪の「人間性に対する犯罪」である奴隷貿易と、それが資本主義の形成に果たした役割、そして奴隷貿易へのイギリスの関与について学修する。 | 同上 |
6 | 'True-Born Englishman' とは誰か | 「イギリス人とは誰なのか」を同名の風刺詩(1701)を材料に考える。 | 同上 |
7 | Abolition(奴隷貿易廃止)と帝国 | 表向きは世界に先駆けて奴隷貿易を廃止したイギリスが、その後もいかに他国の奴隷貿易ネットワークを利用し、利益を得たか、同時に18世紀、19世紀といかに帝国が拡大していったかを概観する。 | 次回は小テスト1があります。 |
8 | 小テスト1+Sun Never Sets on the Empire/自己と他者のイメージ | 小テスト1+帝国が拡大し、大西洋世界のヘゲモニーの頂点にあったイギリスが自己(自国)と他者(植民地)をいかに意味づけていったかを考察する。 | 同上 |
9 | 内は外、外は内 | 英国の日常文化と思われているものが、いかにブリテン島の外からのものによって構成されているのかを確認する。 | 同上 |
10 | 帝国の翳りと終焉 | ポストコロニアルへ向かう動きを確認する。 | 同上 |
11 | 福祉国家から新自由主義へ | イギリスは第二次世界大戦後、「揺り籠から墓場まで」と言われる福祉国家を目指した。それがやがて行き詰まり、70年代後半から新自由主義へと大きく舵を切り始め、格差社会ができていく。その過程を概観する。 | 同上 |
12 | Grenfell Tower火災(2017)とWindrush Scandal (2018~) | ここから「現在」。前項の結果の社会の機能不全としての大規模公営住宅の火災と、次項と関連してウィンdラッシュ?スキャンダルを扱う。後者は合法移民から市民権を剥奪した内務省の大失態である。 | 同上 |
13 | 歴史認識、歴史への「集団健忘症」、そして目覚めへの要請 | 第二次世界大戦後から現在にかけて、英国が自国の歴史とどう向かいあってきたかを概観し、現在も続く帝国の過誤(特に奴隷貿易への関与)への「集団健忘症」と、それからの目覚めを訴える声を紹介する。 | 次回は小テスト2があります。 |
14 | 国家と個人のアイデンティティ+小テスト2 | 小テスト2+現在の国家と個人のアイデンティティ?クライシスと、安定への模索を考察する。 | 事後、期末レポートにとりくんでください。 |