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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読 b/ADVANCED THEMATIC READING (B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
安井 美代子 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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安井 美代子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
英文(1)に対応する日本語(2)で、英語のbe動詞にあたるものは「だ」と考えることができます。 (1) John is a student. (2) ジョンは学生だ (3) ジョンは学生(だ)よ/ね (4) They consider John (to be) competent. (3)のように終助詞が続けば「だ」は必ずしも必要ではありません。また、英語でも(4)のようないわゆるSVOC構文ではbe動詞がなくても構いません。ロシア語では現在時制の場合be動詞にあたるものは現れません。 このようにbe動詞にあたるものは色々な言語で特殊な振る舞いをしますが、英語そのものにもbe動詞に関わる方言差、スタイルの差があります。スポーツ中継でbe動詞が欠落するのに気がつく方も多いかと思います。この授業では英語の様々なバリエーションを取り上げ、見かけ上の違いが実はほぼ同じ原理に基づいていることを考察していきます。これは言語という知的活動に不可欠な能力をもつ私たちヒトの心をさぐることにつながります。前提として必要な知識は英語学入門程度です。 また、英語学科の教育課程の編成?実方針や学位授与方針が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語?文学?文化?社会?国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教室での対面授業を基本とします。 ハンドアウト配布、レポートの出題と回収はManabaで行います。指定のテキストはありませんが、関連した文献をManabaで配布します。 講義の前半は文献に関する設問をグループで討議して、板書してもらい、理解を確認します。後半にはレポート課題を出します。授業内に討議し、各自でレポートとしてまとめ、Manabaに提出します。フィードバックはManaba及び講義で行います |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前にManabaからハンドアウトをダウンロードして予習してください。Manabaのビデオ講義を視聴、もしくは教室での講義後に、レポート課題に各自で取り組み、Manabaに提出してください。(事前学習1時間、事後学習2時間が目安) | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後にManabaに提出するレポート課題(40%)、学期末試験(60%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 言語のバリエーション研究の導入 | 言語のバリエーション研究のアプローチを外観し、英語学入門の復習(3段階の句構造:名詞句)をする | |
2 | 言語、方言、個人語の区別 | Language, Dialect, Idiolectの定義の難しさについて考察し、英語学入門の復習(3段階の句構造:動詞句)をする、 | |
3 | Labov (1972)のr-coloringと社会集団の研究 | 社会言語学で有名なLabovの研究を概括し、英語学入門の復習(3段階の句構造:名詞句)をする | |
4 | African American Vernacular Englishのbe動詞の欠落 | AAVEのbe動詞の欠落といわゆる標準英語のbe動詞の縮約(He is--> He's)に共通する原理について考察し、3段階の句構造による形容詞句、前置詞句の分析方法を学ぶ | |
5 | AAVEの特徴であるbe動詞の用法について | 'You makin' sense'と'You be makin' sense'の意味的違いをいわゆる標準英語では文法的に示せないことを学び、かつ、3段階の句構造による節の分析方法を学ぶ | |
6 | いわゆる標準英語における主語と助動詞の欠落について | 'Failing his courses, isn't he?'などに見られる主節主語と助動詞の欠落の原理について分析し、3段階の句構造による疑問文の分析方法を学ぶ | |
7 | Wh-疑問文における助動詞に縮約について | 'Where've you been lately?'のような前置されたwh-句と助動詞の縮約のデータを3段階の句構造により分析する | |
8 | いわゆる標準英語の時制要素を欠いた特殊表現について | 'My boss give me a raise? (Are you joking?)'のような驚きを表す構文に時制要素が現れないことを観察し、この構文の他の性質について3段階の句構造により分析する | |
9 | スポーツ中継の実況の英語について | 'Shohei on third. Betts at bat.'などのスポーツ中継の実況の英語でもbeが欠落する。スポーツ中継の英語の特徴を3段階の句構造により分析する | |
10 | 英語を母語として獲得する子供の英語について:時制要素 | 時制要素(T)の欠落という観点から子供の発話データを分析する | |
11 | 英語を母語として獲得する子供の英語について:冠詞 | 冠詞(D)の欠落という観点から子供の発話データを分析する | |
12 | 英語または日本語のスポーツ中継の実況の特徴について | 受講者がデータを分析し、発表する | |
13 | 英語または日本語の言語獲得の特徴について | 受講者がデータを分析し、発表する | |
14 | 授業全体のまとめと学期末試験 | 授業内容を復習し、言語のバリエーションにみられる普遍的原理を理解する |