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基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	ヨーロッパの文化Ⅰ／EUROPEAN CULTURES I
開講所属 ／Course Offered by	外国語学部交流文化学科／FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム?学期 ／Term?Semester	2025年度／2025 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火2／Tue 2
開講区分 ／semester offered	春学期／Spring
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	筒井　伸保
遠隔授業科目 ／Online Course	－

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
筒井　伸保	フランス語学科／FRENCH

授業の目的?内容 ／Course Objectives	主に２０世紀フランス文学の歴史を遡りながら見ていくが、その際「文学史」の様々なジャンル?流派?時代特徴を概念的に通覧するだけでなく、個別の代表的な文学作品の抜粋を実際に受講生自身がフランス語原文で読み日本語に翻訳する作業を通してそれぞれの作家の特徴を感じ取る。フランス語学科DPの能力2の特に「読む」能力及び能力5を養成し、CP専門教育中のフランス芸術文化コースの講義科目に相当する。
授業の形式?方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	講義形式と講読形式の折衷。教員の解説に基づき文学作品の抜粋を実際に受講生自身がフランス語原文で読み日本語に翻訳する作業を行い、主に２０世紀後半から２１世紀にかけてのフランス文学の歴史を辿る。「講読」の授業同様に仏和辞典(ポケット版や1年生用初級仏和辞典は不可) の携帯が必要である。『新スタンダード仏和辞典』『ロワイヤル仏和中辞典』『ディコ仏和辞典』『プチ?ロワイヤル仏和辞典』『プログレッシブ仏和辞典』『クラウン仏和辞典』など。電子辞書は『ロワイヤル仏和中辞典』や『小学館ロベール仏和大辞典』を含むものが望ましい。スマホでネット上の簡易な無料辞書を使用することは不可。 なお、2年次より履修可能な科目だが、1年未修クラスだった学生は、1年文法でまだ学習していない直説法単純過去、条件法および接続法の知識が読解に絶対に必要な前提条件で、それらを予め自習していることが必須である。直説法単純過去、条件法および接続法の知識なしに履修しても単位が取れない可能性がある。
事前?事後学修の内容 ／Before After Study	事前：フランス語テクストの予習。（2時間）事後：授業での知識の整理（2時間）
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/???名 ／Title はじめて学ぶフランス文学史 著者 ／Author name 横山安由美、朝比奈美知子 出版社/URL ／Publisher ミネルヴァ書房 ISBN ／ISBN 9784623034901 その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/???名 ／Title 増補 フランス文学案内（岩波文庫） 著者 ／Author name 渡辺一夫、鈴木力衛 出版社/URL ／Publisher 岩波書店 ISBN ／ISBN 9784003500019 その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/???名 ／Title 現代フランス文学作家作品事典（講談社学術文庫） 著者 ／Author name 佐藤朔 ほか編 出版社/URL ／Publisher 講談社 ISBN ／ISBN 9784061583900 その他（任意） ／other 絶版なので図書館で見て下さい。
評価方法 ／Evaluation	中間試験50％および期末試験50%。ただし3分の1以上欠席の場合はFまたはFG評価とする。
関連科目 ／Related Subjects	フランス芸術文化入門、フランス芸術文化講読、フランス語圏の文学、フランス芸術文化各論
備考 ／Notes
到達目標 ／Learning Goal	主にドイツ語圏、フランス語圏を中心としたヨーロッパの各種文化に関して専門知識を習得し、多様なヨーロッパ文化を、言語、芸術、宗教、哲学、思想などの視点から分析のうえ、見解を提示できるようになる。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前?事後学修の内容 ／Before After Study
1	ガイダンス、ノーベル文学賞とフランス文学	ノーベル文学賞の性格、	事後にWikipediaなどでノーベル文学賞受賞者に関する知識を整理する（240分）
2	２０世紀、２１世紀フランスのノーベル文学賞	主なフランスのノーベル文学賞受賞者について	事後にWikipediaなどでフランスのノーベル文学賞受賞者に関する知識を整理する（240分）
3	２１世紀のノーべル文学賞：ル?クレジオ	J?M?G?ル?クレジオの経歴、作品について	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業の内容を整理する（120分）。
4	ル?クレジオ『モンド』１	ル?クレジオの短編『モンド』について。戦争孤児。	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業の内容を整理する（120分）。
5	ル?クレジオ『モンド』２	ル?クレジオの短編『モンド』について。コスモポリタンな曖昧さ。後日、『海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語』 (集英社文庫)で「モンド」全編を読んでほしい	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
6	ル?クレジオ Lullaby p.7-8	ル?クレジオの短編 Lullabyについて。場所の描写：地中海のイメージ。	事前にテクストを予習する（120分）。事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
7	ル?クレジオ Lullaby p.9-11	ル?クレジオの短編 Lullabyについて。コスモポリタンな曖昧さと極めて具体的な描写との対比。	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業で扱ったパトリック?モディアノに関する知識を整理する（120分）
8	中間まとめ（試験）	春学期中間のまとめ（試験）	事前に春学期前半の授業内容をしっかり復習する（240分）
9	２１世紀のノーべル文学賞：パトリック?モディアノ	パトリック?モディアノの経歴、作品について	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
10	モディアノ La Seine p.13-14	モディアノの短編 La Seine について。場所の描写：パリ郊外 Boulogne-BillancourtとCharenton	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
11	モディアノ La Seine p.14	モディアノの短編 La Seine について。場所の描写：パリ中心部 Cours Albert Ier	事前にテクストを予習する（120分）。 事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
12	モディアノ La Seine p.14-15	モディアノの短編 La Seine について。場面の描写：Cours Marivaux 演劇学校とパリ中心部	事前にテクストを予習する（120分）。事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
13	モディアノ La Seine	モディアノの短編 La Seine について。時代の描写：ナチス占領下のパリとユダヤ人	事前にテクストを予習する（120分）。事後に授業で扱った部分のフランス語での読解が完璧になるように復習する（120分）
14	まとめ（試験）	春学期後半のまとめ（試験）	事前に春学期後半の授業内容をしっかり復習する（240分）