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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
日本特殊研究(日本史研究b)/SPECIAL TOPICS ON JAPAN: HISTORY (b) |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
古畑 侑亮 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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古畑 侑亮 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
◆出版と読者から考える江戸時代◆ 現代の日本社会においては、紙の書籍や雑誌の売り上げが低迷し、出版社や書店の苦境が続いています。一方で、電子書籍が普及しつつあり、本や読書の形が大きく変容している時代と言えるでしょう。 さかのぼって江戸時代は、列島で初めて商業出版が成立し発展した時代でした。それは、出版された本と写された本とがともに流通し、様々な身分の人々に読まれた時代でもありました。 本講義でははじめに、本物の和本に触れながらその特徴や扱い方を学びます。 その上で、18世紀から19世紀にかけての出版と読者の歴史をたどります。 モノを出発点として江戸時代の社会と文化について理解を深めていくことで、現代社会における出版と読書をめぐる問題を考える手がかりを探ることを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
パワーポイントを用いた講義形式。 講義の前半にresponを利用して、その回のテーマについて知っていることやイメージを共有してもらいます。 さらに、講義の中盤や終盤にもresponを提出してもらい、講義を聴いて考えたことや質問を共有します。 出してもらった質問に対しては、翌週の授業の冒頭でフィードバックを行います。 第7回の授業では、東京国立博物館で開催される特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」(4月22日~ 6月15日/キャンパスメンバーズの利用で当日券1,100円)を踏まえたグループワークを行う予定です。当日までに各自で見学に行き、感想や質問をまとめておいてください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前には、日本史の教科書を見直すなどして各回のテーマや対象について知っていることや知りたいことを整理しておいてください。 授業後は、配布資料を見直しながらコメントシートを作成してください。 講義で興味をもった文献があれば、図書館や書店で入手してぜひ読んでみてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点40%、期末レポート60%の割合で総合的に評価します。 平常点には、授業への積極的な参加に加えて、コメントシートの内容を勘案します。 コメントシートは、①授業内容を正確に理解しているか、②授業内容を踏まえて自分の意見をきちんと述べているか、③興味をもった事柄について積極的に調べる姿勢をもっているか、を評価します。 期末レポートでは、講義のなかで提示した書籍の中から関心のあるものを1冊選び、書評を書いてもらいます。 レポートは、①学術的なルールに則って書いているか、②文献の内容を正確に理解しているか、③文献の内容を鵜呑みにするだけでなく自分なりの意見を叙述できているか、④授業や事後学修での学びを活かせているか、の4点から評価します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
日本前近代史Ⅰ?Ⅱ。 本講義はあくまで日本の近世史と出版に特化した内容となりますので、それぞれの関心に応じて、他の日本研究科目を履修し、多角的な視点を身につけ、知識を深めることが望ましいです。 |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
「日本研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって日本を研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス?和本を開く | 自己紹介と授業計画の確認をした上で、実際に和本を手に取り、その構造や感触を確かめる。 | 【予習】江戸の書籍について知っていることを整理し、授業で学びたいこと、身に付けたいことを考えておく(2時間程度) 【復習】和本に触れた印象やわかったことについて振り返る(2時間程度) |
2 | 江戸という時代 | 出版と読者からみた江戸時代の画期性について理解する。 | 【予習】江戸時代について知っていることを整理し、授業で学びたいこと、身に付けたいことを考えておく(2時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(2時間程度) |
3 | 本屋仲間と出版統制 | 江戸時代における書籍流通の仕組みと権力者による統制の実態について学ぶ。 | 【予習】江戸の出版統制について知っていることを整理しておく(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
4 | 草双紙の世界 |
絵草紙屋の軒先から草双紙の世界について考える。 | 【予習】草双紙について知っていることを整理しておく(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
5 | 貸本屋という仲人 |
書肆と読者とをつないだ貸本屋について機能と特性を学ぶとともに、その存在意義について考える。 | 【予習】貸本屋について知っていることを整理しておく(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
6 | 書肆の出版戦略 |
蔦屋重三郎をはじめとした書肆の出版戦略とその有効性について考える。 | 【予習】蔦屋重三郎について知っていることを整理しておく(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
7 | グループワークー蔦重の時代― | 東京国立博物館で開催される特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を見学した感想や現代に活かせる出版戦略などについて、グループごとに議論して発表してもらう。 | 【予習】特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を見学し、感想や質問をまとめておく。 【復習】 |
8 | 書籍の共同購入 |
八戸藩士たちによって結成された書籍貸借グループ「大仲間」の活動とその意義について考える。 | 【予習】近年広がりを見せているマイクロ?ライブラリーについて身近な事例があるか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
9 | 蔵書家たちのサロン |
国学者による私設「図書館」の特性と役割について学び、そこで行われていた読書会の意義について考える。 | 【予習】自分の出身地の周辺に私文庫が前身となった図書館があるか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
10 | 随筆にみる知識形成 |
随筆に注目して在村医による知識の集積?編集の方法を学び、村落社会における知識形成のあり方について考える。 | 【予習】随筆がどのようなものか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
11 | 独学本の流行と読書熱 |
江戸のベストセラー『経典余師』を取り上げ、そこから垣間見える江戸の人々の学習熱について考える。 | 【予習】『経典余師』がどのようなものか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
12 | 情報蒐集と「公論」世界 |
幕末維新期における情報蒐集とそれによって「公論」世界が成立していく様を追う。 | 【予習】「風説留」がどのようなものか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
13 | 活字化される江戸の書籍 |
明治に入り、江戸の草双紙や随筆が活字出版されていく要因と後世への影響について考える。 | 【予習】身の回りに明治以降に活字化された江戸の書籍がないか調べる(1時間程度) 【復習】レジュメを見直し、関心をもった参考文献を読む(3時間程度) |
14 | まとめ―出版文化のゆくえ― |
これまでの授業を振り返り、出版文化の未来について考える。 | 配布資料を見返しながら、学ぶ以前と以後で時代のイメージが変わった点を整理しておく(1時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(3時間) |