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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(日本語文法統語論)/LANGUAGE AND THOUGHT1(SYNTAX OF JAPANESE GRAMMAR) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
浅山 佳郎 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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浅山 佳郎 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
[学部の学位授与方針および課程編成方針との関連] 本授業は日本語の記述的な文法を講ずる。学位授与方針(ディプロマポリシー?DP)との関連で言えば,日本語に関する「知」に基づき、言語の獲得と使用という課題について、主体的に考えることによる問題解決能力を養成することを目標とする。また教育課程の編成?実施方針(カリキュラムポリシー?CP)との関連は,学部の言語教育研究科目群における日本語教育研究科目群分野を形成する日本語学と言語教育学の主要2分野のうちの前者の中心である日本語文法について,それを言語教育へ応用するという方向で,基礎的な知識と能力を養成することにある。 [授業の具体的な内容と目的] 文法とは発話を構成するそれぞれの単位を決定する過程であり,さらにそれらを談話(テクスト)として結合させる過程も含まれる。そこには「文法論Ⅰ」であつかった単文を構成する処理のほかに,さらにそれを複文として結合させる処理,それらをテクストとして編み上げる処理がある。本授業ではそうした文法的過程を分析することができ,かつそれを日本語教育に応用することができるような能力の養成を目的とする。授業内容としては,日本語学習者の発話データを分析するとともに,あわせて日本語教育で使用される教科書の日本語本文を教育への有用性というフィルターを通して文法的に分析する活動を行う。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
[授業の形式?方法] 授業方法としては,まずManabaで提供される日本語文法概説のテキストを読解することが要求される。任意のペースで構わないが,授業期間中には読了しなければならない。また読解後にはテキストに関する小テストへの解答も求められる。 授業時間には,チームを作って,毎回Manabaで提供される日本語教科書の本文について,この本文を産出および受容するために必要な文法は何か,その文法的過程のうち習得にとって最も重要な要素は何か,それを獲得するために有効な語学クラスとしての授業活動はどのようなものか,の3点の課題を議論する。議論の内容は,その議論の終了後にManabaのレポート機能を使用して報告することが求められる。 [履修上の注意点] 授業での担当教員からの講義を聴くだけですまそうとする,および予習をせずにチームの議論にその場の思いつきで加わる,この2つの姿勢で本授業に臨んではならない。本授業は,チームによる議論という活動を中心とするので,すべての活動に積極的に参加することが求められることに十分な注意を払われたい。また念のために申し添えておくが,第1回目の授業への理由のない欠席は認められない。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
毎回の授業前に各自で課題となる学習者データおよび日本語テキストへの文法を分析してくることが要求される。なおその際には,必ずChatGPTなどAIを使用すること。これは文法分析のためのブレーン?ストーミング相手としてAIを使用することと,日本語学習者がAIを使用して自律学習をするための具体策を考えることの2点が含まれる(毎回3時間)。 授業後には,毎回の授業を復習するとともに,明確にならなかった問題についてResponを通じて質問を提出することが求められる(毎回1時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
(1)小テスト(30%);日本語文法概説のテキストに関する小テストを Manaba の小テスト機能を利用して行う。全回分の結果を30点満点に換算する。 (2)授業活動の積極性(10%);テキスト読解および課題への議論について質問をResponで求めるが,その質問を授業への積極性として評価する。質問1回を5点とし,2回分,10点を上限として評価に繰り込む。 (3)各回のグループ議論(40%);各回の教科書本文について,Manaba のプロジェクト機能を利用して報告?発表した内容を,論理性とユニークさの2点から評価する。2点とも確認できる場合はS(10点),一部未達成である場合はA(8点),不十分な場合はB(7点)とする。合計点を40点満点に換算する。 (4)貢献度(20%);グループ議論に対するチームへの貢献度を,チームメンバー相互で評価する。毎回のチーム議論への準備があったか無かったかで貢献とみなし,あった場合を3点,平均的な場合を2点と,不十分な場合を1点とし,平均点を加算して20点満点に換算する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
これより事前に履修することが望ましい科目 日本語文法論Ⅰ;言語文化学科科目(全カリ科目) この後に履修することが推奨される科目 日本語教育特殊研究(日本語学の諸問題);言語文化学科科目(全カリ科目) 日本語教授法Ⅰ;言語文化学科科目(全カリ科目) シンタクスa,同b;英語学科科目 |
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備考 /Notes |
事前事後学習が,相応量に必要となる。そういう意味では「きびしい」授業であるが,日ごろは考えない自分自身の「ことば」を,机上に置いたモノのようにあつかって,同クラスの他の履修者たちと議論するという経験は,けっこう「面白く愉快な」ものとなるはずである。多様な学生諸君の積極的な履修を期待する。 なお,参考文献は「日本語文法論1」の分も見られたい。 |
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到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 文法と言語学習 | 言語学習にとって文法とはどのような位置にあるかについて講義するとともに,今後の授業の方法を理解する。 | 事前;シラバスと事前にManabaで配布されるテキストを読んでおく(3時間)。 事後;授業内容を復習するとともにResponで質問を提示する(1時間)。 |
2 | モダリティ | 発話の最終段階としてのモダリティの処理をあつかう。学習者発話におけるモダリティ表現について文法分析ができるようにする。 | 事前;授業で指示される課題について,Manabaで提供される資料を分析しておく(3時間)。 事後;授業内容を復習するとともにResponで質問を提示する(1時間) |
3 | 複文(1) | 並列節と副詞節の2種類の複文をあつかう。学習者発話における並列節と各種の副詞節について文法分析ができるようにする。 | 第2回の事前事後学習と同じ,以下第8回まで同様なので省略。 |
4 | 複文(2) | 連体節と補足節の2種類の複文,あわせて従属節の従属度をあつかう。学習者発話における並列節と各種の副詞節について文法分析ができるようにする。 | |
5 | かき混ぜと修飾 | 発話上の文構造の変形的な処理としてのかき混ぜをあつかう。学習者発話におけるかき混ぜと,さらに加えて連用?連体修飾表現について文法分析ができるようにする。 | |
6 | 主題 | 発話上の文構造の変形的な処理としての主題をあつかう。学習者発話における主題構造表現について文法分析ができるようにする。 | |
7 | 結束性と指示 | 談話レベルでの構造としての結束性と,その典型的な例のひとつである代用表現,特に指示をあつかう。学習者発話におけるそれらのありかたについて文法分析ができるようにする。 | |
8 | 談話と文の種類 | 談話レベルでの各種の文の種類とその結合としての談話単位の構造をあつかう。学習者発話におけるそれらのありかたについて文法分析ができるようにする。 | |
9 | 名詞述語文と動詞述語文 | 名詞述語文の構造,および動詞とその活用,動詞述語による命題の基本構造について,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 | 事前;Manaba で配布される教科書本文について,配布テキスト,参考図書およびAIを利用して分析する(3時間)。 事後;授業内容を復習するとともにResponで質問を提示する(1時間)。 |
10 | 時制および存在文 | 日本語文における過去と非過去を中心とする時制と存在表現について,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 | 第9回の事前事後学習と同じ,以下第14回まで同様なので省略。 |
11 | アスペクトと主題構文 | 「~ている」に代表される動詞のアスペクトの機能および主題と主語を両方持つ文などについて,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 | |
12 | 恩恵表現とヴォイス | 恩恵表現および受動文,使役文,受動使役文というヴォイスについて,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 | |
13 | 判断系モダリティおよび理由表現 | 「のだ」を中心とする判断形モダリティおよび「ので」を中心とする理由表現などについて,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 | |
14 | 平叙,否定,疑問など | 各種の文の種類の形式と機能について,日本語教科書を文法的に分析し,より適切な言語学習活動を考えることができるようにする。 |