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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/25 現在/As of 2025/03/25 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(多様性を選択する-ダイバーシティと日本社会-)/INTERDEPARTMENTAL LECTURE (TOWARDS A DIVERSE SOCIETY) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高橋 雄一郎 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高橋 雄一郎 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講座タイトル:多様性を選択する(ダイヴァーシティーと日本社会) どんな社会も言うまでもなく多様です。世の中には女性と男性の2種類の人間だけが生きているのではないこと、また恋愛や性愛の形が男女?異性愛のカップルに限られないことを、皆さんは知っているでしょう。性自認(ジェンダー?アイデンティティー)や性的指向(セクシュアル?オリエンテーション)の多様性を示すために、最後にプラス記号をつけたLGBTQIA+などの表現を目された方もあるかと思います。 多様性は性の領域に限りません。単一の民族だけで構成されている社会や国家は地球上、どこにも存在しないのです。日本でも海外にルーツを持つ人たちが増えています。でも日本の学校教育は、日本国籍を持ち、日本語を話す児童生徒を念頭に設計されていて、母語や母文化の継承に消極的です。北海道の先住民であるアイヌ民族や、在日コリアンに対して日本政府が取ってきた政策を振り返ると、日本人や日本文化だけを念頭に、他者を排除する教育がおこわれてきたことが分かります。 私たちのアイデンティティー(「自分が誰であるか」という感覚)は性、民族、言語、宗教、政治的信条、家族についての考え方、障害や年齢、受けてきた教育の違いなど、さまざまな要素に左右されます。「少数民族で女性、同性愛者」のように、個々のアイデンティティーは複数からなり、一つに収斂されるものではありません。 ところが、世界はこんなにも多様なのに、「日本は単一民族国家」だとか、「世の中には男と女しか存在しない」のような差別的発言が繰り返されています*。 社会の規範が、男性/非障害者/異性愛者のような、また日本社会における日本人のような、マジョリティーで支配的権力を持つ人たちによって維持されていることが問題なのです。マイノリティーであっても生きづらさを感じることなく、幸福を追求する権利が保障された社会、誰一人排除されることのない社会を、私たちは作れないのでしょうか。 この講座では学外からもゲストをお迎えし、獨協大学における取組みも検証しながら、海外ルーツの学生、障害と共に生きる学生、LGBTQIA+の学生など、大学がマイノリティーの学生たちにも居心地のよい学びの場になるよう、受講生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 社会は言うまでもなく多様ですが、講座名をあえて「多様性を選択する」としてみました。多様性を尊重するだけでなく、積極的に選びとる重要性を強調したかったからです。知ることは学びの第一歩ですが、この講座の受講生の皆さんには、もう一歩足を踏み出して、自らの意見を発信し、改革に向けて行動を起こしていただければ嬉しいなと思っています。 *典型は今年1月に大統領に返り咲いたトランプ氏で、彼は米国社会に根づいてきたDEI(Diversity, Equity, Inclusion=多様性、公正、包摂)プログラムの廃止を訴えています。彼の考えでは、多様性の名の下にマイノリティーが登用され、マジョリティーである白人が逆差別を受けているのです。ワシントンDCで起きた航空機衝突事故の後、障害者や民族的マイノリティーの登用で管制官の技量が落ちたのが原因だ、とトランプ氏は言いました。ロスアンジェルスの山火事が鎮火しないのは、能力のないレズビアン女性が消防局長に抜擢されたからだ、という書込みで米国のSNSが炎上したそうです。 日本でもよく耳にする「マイノリティーが優遇され、私たちの権利が不当に奪われている」という主張の間違いを糾す授業にしていきたいと思っています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
次のページのスケジュールは暫定的なものです。2025年度の最終スケジュールは8月中にアップデートする予定です。 授業に関連した連絡はmanabaでおこないます。履修登録が済んだら、また毎週、授業の前後には、必ずmanabaを確認することを習慣づけてください。 授業は対面で実施します。都合によりゲストが教室に来ることができない場合、オンラインの参加になることがありますが、教室のスクリーンを使って質疑応答などの時間を設けたいと思っています。 病気や事故、列車の遅延などにより授業を欠席してもオンデマンドによる録画の提供はありません。ただし、障害などの理由で配慮が必要な場合、長期の入院などの場合は相談してください。 なお、受講生の皆さんには一点、どうしても守っていただきたいお願いがあります。授業ではさまざまなマイノリティーのコミュニティーを紹介し、当事者の皆さんをゲストとして教室にお招きします。英語にvoyeurism(窃視)と言う言葉があります。覗き見をして快楽を得る、と言う意味です。マイノリティーの人たちを興味の対象としてのみ捉えることは、盗撮や覗き見と同じ犯罪行為であり、絶対に謹んでいただきたいのです。授業で解説していきますが、黒人文化、「ハーフ」、LGBTQ+などを「カワイイ」「カッコイイ」とまねすることも要注意です。本人に差別の意図がなくても相手を傷つけてしまう「マイクロ?アグレッション」になります。 学外からゲストをお招きする授業では、遅刻/私語/内職/なども禁止行為とさせていただきます。人によって感じ方は異なると思いますが、自分が話している間に教室に入ってくる、授業以外の内職をする、机に突っ伏して寝てしまうなどの行為は、ゲストの人たちにとって決して愉快なものではありません。学外から時間と労力を使って(獨協大学がお支払いする謝礼も決して十分とは言えません)来てくださるゲストの皆さんが不愉快な思いをなさらないよう、協力をお願いします。遅刻をしないように(事故や列車の遅延などによる遅刻は仕方ありませんが)、時間に余裕を持って大学に来るよう努力してください。また私語や内職については教室で注意をし、場合によっては退室をお願いすることもあります。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
manabaでの連絡に注意してください。事前事後に読んでいただくテクスト、考えて欲しいことなどを連絡します。履修登録が済んだら、初回の授業の前にmanabaの確認をお願いします。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
予習/復習を含め、ほぼ毎週、時によっては週に2回提出をお願いする課題の総計で評価します。課題の内容は授業内で示します。提出先はmanabaレポートです。 課題では受講生一人一人が自分の意見を、説得力のある形で主張してください。担当教員やゲスト講師の主張と異なる意見も歓迎です。但し、誹謗中傷、当事者を傷つける内容は絶対に慎んでください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
病気や事故、列車の遅延などにより授業を欠席してもオンデマンドによる録画の提供はありません。なお、障害などの理由で配慮が必要な場合、長期の入院などの場合は相談してください。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 導入① あなたも差別をしているかも? | マジョリティー特権について考える | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
2 | 導入② マイクロアグレッション | 「ハーフ顔」はかっこいい? | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
3 | 多様な性ってなんだろう? | 互いの違いを受け止めあえる社会を目指して 認定NPO法人Rebitによる出張授業 |
授業時およびmanabaにて指示します。 |
4 | インクルーシヴな社会をめざして① | 文科省と国連、どっちが正しいの? 映画『いろとりどりの親子』 |
授業時およびmanabaにて指示します。 |
5 | インクルーシヴな社会をめざして② | ゲスト 伊是名夏子さん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
6 | 障害とともに生きる、ともに働く | ゲスト 獨協大学障害者ジョブコーチ 島田さえりさん、ほか | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
7 | 海外ルーツの子どもたちと教育を受ける権利 | ゲスト YSCグローバル?スクール 浅倉みさきさん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
8 | 在留資格のないクルド人の子どもの教育を考える | ゲスト クルド日本語教室 小室敬子さん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
9 | 日本で暮らす海外ルーツの人たち | ゲスト クルド難民の皆さん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
10 | リプロダクティブ?ライツとセクシュアリティーの多様性をめぐって | 認定NPO法人 ピルコンによる出張授業 | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
11 | アイヌ民族の遺骨返還問題から先住民族の権利について考える | ゲスト アイヌ民族の皆さん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
12 | 居心地のよい学びの場とは | ダイバーシティーに向けた獨協大学の取組みを検証する | 授業時およびmanabaにて指示します。 |
13 | 在日コリアンと朝鮮学校 |
ゲスト:金範重さん |
授業時およびmanabaにて指示します。 |
14 | ゲイ?カップルをゲストにお迎えして、ダイヴァーシティーについてチャットする |
ゲスト:KANE & KOTFEさん | 授業時およびmanabaにて指示します。 |