2011年度教育環境改善、事務局からの回答
学生生活施設
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
キャンパス内での「食」に関する要望については、獨協大学同窓会のご協力により、2011年9月24日、35周年記念館1階に「セブンイレブン」が開店しました。これにより、「食」の提供をはじめとするコンビニの機能は「ぶっくぎゃらりぃDUO」のスペース内に置かれたときと比較して飛躍的に発展している状況です。
また、学生食堂の混雑緩和策としては2012年秋に完成する学生センター1階への飲食店舗の導入を小規模ながらも構想し、フリースペース(「学生ラウンジ」)で食事ができる計画としました。さらに、学生食堂の旧マクドナルド跡地についてもいくつかの企業と交渉するなど、新たな店舗誘致を目指した取組を開始しました。
これらとは別に、午後10時まで開館している図書館利用者の「食」に対する要望が図書館に寄せられており、これについては新たな課題として、今後、図書館と共同して対応策を検討したいと考えています。
部室棟については、旧耐震基準で設計された建物であるため、学生の皆さんの安全が第一であるとの考えから、震災以後、部室棟を閉鎖し、代替施設(スペース)を提供させていただきましたが、この代替施設は皆さんの要望を全て満たすものではありませんでした。この要望には仮設倉庫の建設および使用することがありましたが、一定面積を超える建物の建設には、建築確認申請という法的手続きが必要とされるなど、ただちに着手ができず、断念せざるを得ませんでした。このため、大学の業務用管理倉庫のほとんどを学友会活動に提供することで可能な限り対応させていただきました。
学外研修所については、その施設である新甲子セミナーハウスを毎年度、必要に応じて設備改修しており、快適な研修施設に保たれていると考えています。新甲子セミナーハウスは、利用者からは良い評価を頂いていますが、利用したことがない学生の皆さんがほとんど、というのが現状となっています。こうした状況の中で、2011年度も利用者数は低迷し、採算という経営的観点からは、とても厳しい状態でした。
喫煙問題については、完全分煙施設を設置するという大学の方針に従い、2012年3月末、学内4箇所に完全分煙施設として「喫煙ボックス」を設置しました。今後、喫煙者の方々には、このボックス内での喫煙をお願いすることになります。同時に、喫煙による健康被害、未成年者の喫煙問題や喫煙マナーの向上などに関して、入学時のガイダンスや分煙パトロールなど啓発活動も行いました。
その他の学内工事も予定通り進み、3月末には天野貞祐記念館、東棟、中央棟を結ぶ通路に屋根が設置されました。そして、秋の学生センター完成をもって学内の大規模工事はひと段落します。今後も新教室棟である西棟(仮称)の建設と既存施設の改修工事により、より豊かな学生生活が送れるようキャンパス整備に努めます。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
学生食堂
学生食堂については昼食時の混雑(座席の占有を含む)、メニューの改善およびマクドナルド跡地への店舗誘致について多くの意見をいただきました。これらは「食」に関する要望として、長年にわたり指摘がなされてきましたが、学生センターの完成により、多少の改善が見通せる状況となりました。
昼食時の混雑解消については、学生センター1階に学生ラウンジおよび多目的ホールを設け、小規模ですが店舗導入を計画しました。これにより、学内において食事の提供が可能な場所は学生食堂、教職員食堂をはじめ、35周年記念館内の「セブンイレブン」、天野貞祐記念館1階の「スタイルカフェ」、学生センター1階となります。さらに、学生食堂内の空店舗についても現在、店舗を誘致しているところです。これにより、学生の皆さんが分散し、食事スペース(座席)についても余裕が生じることを期待しています。
部室棟
部室棟については、旧耐震基準による建物であるために震災後の使用を原則的に禁止したことに対して、実際の活動場所や用具等の保管場所の代替地を求める声が多く寄せられました。
部室棟の代替地となる学生センターは2012年秋の完成を予定し、雄飛祭の少し前から利用できるよう、現在建設中です。主な施設は部室をはじめ、武道場、スタジオ、トレーニングルーム、更衣室、合宿室などの学友会活動に利用するスペース、フリースペース、学生ラウンジ、多目的スペースなど一般学生も利用できるスペース、事務室および学友会学生本部などとなっています。その他詳細につきましては後日お知らせします。
学外研修所
学外研修所について、2011年度は特に利用者の声が聞かれませんでした。新甲子セミナーハウスは福島県白河市に隣接しており、震災よる被害は多少受けましたが、現在も利用可能です。なお、原発事故による被害は受けていません。
その他
喫煙についても例年意見をいただいています。これについてはここ数年間、衛生委員会が主体となり、分煙パトロールをはじめとする喫煙マナーの啓発活動の取り組みを進めていますが、2012年度も活動を継続する予定です。同時に学内委員会である安全衛生管理委員会にて学内における喫煙について当面は「完全分煙」という方向性が示され、全学教授会で承認されました。これまで、喫煙場所は教室へ向かう動線などから離れたところを指定していましたが、受動喫煙を完全に防止するまでには至っていませんでした。これに対して、2012年度からは学内4か所に完全分煙施設を設け、継続的な呼びかけとともに受動喫煙の防止に努めていく考えです。なお、2013年度末には学内の喫煙についての審議の場が設けられ、完全分煙とするか構内全面禁煙とするかが決定されます。
最後に、芝生広場および学生センター別館の利用については今後、本格的な運用が開始され、さらには2012年秋に学生センターが完成します。これらの施設に関しては随時、学生からの意見や要望を取り入れながら、安全かつ効率的な運用を図っていきたいと思います。
教育施設
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
はじめに、今年度に実施したエレベータやエスカレータの使用制限、室内空調の温度設定の協力、震災以降の部室棟や自習室の使用禁止などにより、学生の皆さんにとって、学習や課外活動の利便性を損ねる結果となった点について報告します。
本学は2011年3月11日の東日本大震災以後、計画停電を皮切りに2011年夏には電気事業法27条に基づく最大使用電力(ピーク電力)の15%削減が行政より課せられました。これに対し、本学は大学としての社会的責任を考慮し、自主的に20%削減という目標をたてました。これについては極力、教室の学習環境の維持(空調)を優先し、共有部分の空調を停止、昇降機の使用中止、照明器具の消灯?減灯などの施策により、目標を達成することができました。学生の皆さんのご理解、ご協力に感謝を申し上げます。
教室整備についてですが、東日本大震災による建物被害は、本学にも少なからず及びました。特に被害を受けたのは4棟、5棟でした。これらは共に建築年数が40年を超える建物ですが、それぞれ現行の新耐震基準に準じた耐震補強工事を完了していたため、建物躯体の破損はありませんでした。被害としては窓ガラスの破損、ドアの開閉障害、壁の浮きなどがありましたが、これらについては緊急改修工事を行い、対処しました。今後は2014年に迎える本学創立50周年を起点とした新教室棟である西棟(仮称)の建設工事を計画しており、現時点では2016年をひとつの目標として新教室棟構想を計画しています。これにより、将来的にはすべての教室が新耐震基準により建設された校舎となります。西棟(仮称)建設まで、4棟と5棟に関して大規模改修が望めない一方、皆さんから寄せられる要望やご意見を踏まえて、できるだけ改善につながるような計画を策定したいと考えます。
アリーナ、グラウンドに関しては、震災直後の利用に際して大きな制約が発生しましたが、安全性の確認作業など早期復旧に努めました。
学生センター建設関連では、更衣室、シャワー室、ランドリーなどクラブハウスとしての機能を持つ学生センター別館が竣工式後の2012年2月14日から運用を開始されました。同年秋に完成する学生センターは延床面積約10,000㎡のフロアを有し、学友会だけではなく、一般利用を可能とするゾーンを用意しています。一例として、過去のアンケートでは一般学生よりトレーニングルームに関する要望が寄せられていましたが、学生センター2階には一般学生の利用を主としたトレーニングルームを設置する予定です。
最後に、教室環境は大学施設において最重要拠点と考えていますので、今後もより快適な勉学環境の維持に努めたいと思います。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
教室について
4棟、5棟など比較的古い教室棟に関する指摘は緊急性や重大性を伴うものでない限り、本学の創立50周年記念事業と位置づける新教室棟の西棟(仮称)の建設構想をもって対処したいと考えています。
天野貞祐記念館、東棟に関して、2011年度は特に、電力消費を伴う施設(空調、エレベータ、エスカレータ)の稼動に関して多く意見をいただきました。また、省エネルギーへの取組に関しては単なる不満にとどまらず「経費削減が目的ではないか」「施設設備費の対価に見合っていない」といった意見もいただきました。昨年度は本学が従前から推進してきた「エコキャンパス?プロジェクト」への取組に、震災による電力需給対策(計画停電や電力使用制限令)という社会的要請も加わり、2010年度最大使用電力(ピーク電力)に対して20%削減するという積極的な施策を行ったことが、そうした不満につながってしまったものと考えます。しかし、施設設備費は現在のみならず将来の建物等のためにも備えるものであり、天野貞祐記念館や東棟も皆さんの先輩の積み立てた施設整備費を利用してできたものです。このように施設整備費は大学の将来に向けて皆さんの後輩のためになっていることもご理解ください。
前述の施策については2012年4月に検証作業を行い、今後の方針を再確認する予定となっています。現在のところ、現在停止中の原子力発電所の再稼働の是非の問題、定期点検による新たな運転停止、猛暑?厳冬など天候の影響を考慮する必要があると考えます。また、東京電力の夏季の電力需要予測は昨年同様の節電を実施することを前提としていますので、実際には東京電力管内でも電力に余裕があるわけではないことも考慮する必要があります。さらには、学生の学習環境、学内生活環境の利便性と電力問題(省エネルギーの取り組み)に関しては十分尊重し、多角的観点をもって調整を図っていきたいと考えますが、持続可能な社会を形成する担い手の一員である「学生」として、是非、積極的なご協力をお願いします。
アリーナ、グラウンド
アリーナ、グラウンドについては、授業や部活動のない時間帯において自由な利用を求める意見、ならびに、効率的に利用できるよう改善を求める意見が寄せられています。また、こうした意見の多くは学友会団体に所属していない学生からであると思います。
これらの意見は日程や時間帯によって、(授業、部活動、外部貸出など)取扱所管が異なることが、少なからず影響していると思います。現在は関係所管による協議が行われているところですが、今後も進展が見られない場合には、事務局自己点検評価委員会が全学的問題として取り上げることも視野に入れ、引き続き検討を行っていきたいと思います。
その他
トレーニングルームに関する意見?要望について、今秋に竣工する学生センターでは、スポーツ?レクリエーションの授業および一般学生の利用を主としたトレーニングルームを設け、35周年記念館のトレーニングルームは学友会団体の利用を主として運用する予定です。
事務局全般
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
2011年度の教育環境改善への取組は2011年3月に発生した東日本大震災への対応との両立を強いられましたが、事務局全体では次のような取組を行いました。
窓口の改善にあたって事務局全体では、窓口対応スローガン(「挨拶」「丁寧」「正確」)の各事務室に掲示して、職員の意識を高揚させる取組を実施したほか、窓口対応スキルを高める各種の研修を実施しました。また、複数の所管に関わる事項や所管不明の事項について、これまで速やかな改善が図られなかった件に対しては積極的に検討および改善される仕組みを整備し、2012年度から本格的に運用を開始することとしました。その他、各部課室に対する個別の意見?要望への対応についても、問題点の解消とともに、利便性の拡充に積極的に取り組みました。詳細は各部課室の報告をご覧ください。
また、今年度の新たな学生サービスとして、5月に学生向けWEBポータルサイトが稼動開始となり、その後、学生公募により愛称が「PorTa(ぽるた)」と決定しました。PorTaは学生の皆さんが大学に関する情報を効率的に取得できることを目的として導入したものです。今後、コンテンツの充実を図っていきたいと考えています。
最後に、学生の皆さんには電力の安定需給や防災といった観点から、今年度は様々なお願いをしました。これに対して、学生の皆さんからは様々な場面において理解と協力をいただきました。この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
職員の窓口対応については例年、様々なご意見、ご指摘をいただいています。改善の方策として事務局全体では、「事務局自己点検評価委員会」においてアンケート結果の検証を行います。また、同時にスタッフ?ディベロップメント(SD)活動にも継続的に取り組み、職員の資質向上を目的とした研修等を実施します。
大学ポータルサイトについて
大学ポータルサイト(PorTa)に関しては学生より特段の意見が寄せられていませんが、システムの安定強化と関連部課室から積極的な情報発信を行い、単なる学生への情報提供にとどまらず、実際にサービスや施設が利用されるようにつなげていきたいと思います。
教務課
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口業務の改善は、7年前から中期計画を設定し、改革に取り組んでいます。本年度は、第2期の改革終了後の実施期に入り、東棟の窓口機能を使った教務課業務の見直しをおこなっています。
今年度は東日本大震災による学事日程の大幅な変更等により、SD(Staff Development)プログラムなど窓口改善に向けたいくつかの取組が予定通り実施できなかった点がありましたが、教務課の窓口改善は(1)誤解のない、正確で丁寧な説明等、(2)情報共有の強化、(3)東棟1階への移転に伴う体制の整備、という3つの柱を基に進めてきました。これらについて2011年度末時点の結果は次の通りとなっています。
(1)については継続して努力している項目です。今後も各種の手続や相談等に際して、十分に意識しながら取り組む所存です。
(2)については業務の状況に応じ、他部局、部署とのコミュニケーションをとるように努めました。特に履修登録、定期試験、成績処理については積極的に情報共有を行った一方、若干十分でなかった点もありました。この点は今後も積極的に働きかけ次年度につなげる所存です。
(3)については教務課と履修登録会場を隣接しているという東棟の構造を活かし、履修計画等の各種相談を重視した窓口体制を整備しました。今後も引き続き整備に努めます。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
基本的な対応姿勢について「態度が悪い」「無愛想」といった意見が寄せられています。また、同時に「回答が曖昧」「対応が遅い」といった意見も寄せられています。
これらの指摘について教務課の窓口対応では「親切」「丁寧」「正確」を長年にわたって心掛け、履修相談を含む教務事項全般について改善計画を策定し、研修やミーティングの実施、あるいは、各種マニュアル策定により改善に努めてきましたが、アンケートの結果からは履修登録期間での意見がありました。履修登録期間中は多くの学生が履修相談以外の用件でも訪れますが、できるだけその場で解決できるような対応に努めたいと思います。また、効率的かつ効果的な相談の仕組みについても継続的に検討していきたいと思います。
連絡について
授業等に関する連絡について、適切な対応や改善を求める意見が寄せられています。授業当日の休講連絡も少なくありませんが、できるだけ速やかに対応できるように努めます。その一環として大学ポータルサイト(以下「PorTa」)の活用を推進している途中です。PorTaは2011年5月より運用が開始されており、学生に関係する情報が大学ホームページと併せ閲覧することができます。2012年度春学期から原則として履修登録をした内容は翌日にPorTaで確認できるようになりました。
その他
取扱時間や提出物に関して「融通が利かない」といった趣旨の意見が寄せられています。あらかじめ説明しているルールを越えるような要望には原則お応えできません。社会の様々なルールを遵守することと同様に大学内のルールを遵守することも基本的なことです。ただし、何らかの事情がある場合は、事前に担当窓口で相談をしていただきたいと思います。
学生課
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応の改善にあたっては、「積極的に働きかける」「好印象を与えるようにする」「正確な応答をする」という意識をもって、継続的に対応してきました。今年度の結果として「正確な応答をする」ことについては適切に対応できたと思う反面、「積極的に働きかける」と「好印象を与えるようにする」ことについては更に努力する必要があるように思います。
敬和館の諸規則(門限、外泊等)については、これまでと同様に入館手続き時に本人および保証人様に対して、敬和館が教育寮であり、通常のアパート等とは異なる性質を備える施設であることの周知?理解を図っています。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
好意的な意見もいただきましたが、割合としては問題点を指摘する意見のほうが多く寄せられており、そのいくつかについては問題があったと認識しています。学生課の窓口対応(特に相談、生活指導)については、長年にわたって意見が寄せられていますが、特に「積極的に働きかける」「好印象を与えるようにする」ことを常に意識して実践していきたいと思います。
敬和館について
敬和館の管理運営に関する情報についてはこれまでも掲示等通じて案内していますが、より分かりやすい提供を工夫したいと思います。修繕の要望については、関連部署含めて検討を行っていきたいと思います。
保健センター
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応においては、獨協大学窓口スローガンの「挨拶」「丁寧」「正確」を心がけました。これに基づき、保健センターでは学生の心身に関わる事柄を取り扱うことから、特に「正確」を期しています。例えば、靴づれなどで応急絆が必要となり、窓口で利用カードの記入を求めると「絆創膏をもらうだけで書類を書く必要があるのか」といった学生からの意見はこれまでにありました。保健センターではこうしたケースであっても、学生の保健状況に関しては正確に把握するよう努めています。結果として、来所者には些細と思われることでも書類(利用カード)の記入を求めていますが、こうした点については継続的に、周知と理解に努めていきたいと考えています。
また、保健センターでは今年度も健康維持?促進に関する各種のセミナーを開催し、内容によっては他部署を通じて紹介していただきました。その例として今年度は11月に「『おしゃれにキマる!第一印象アップセミナー』~就活を考える男子学生~」と題するセミナー設けましたが、これについてはキャリアセンターを通じて就職セミナー参加者にアナウンスしてもらったところ、多数の学生に集まっていただけたなど成果を上げることができました。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
対応については「良かった」「悪かった」双方の意見が寄せられました。保健センターでは学生対応に関する独自の研修などを実施しており、過去と比較して、徐々にではありますが改善の方向に向かっていると思います。しかしながら、いまだ至らない点があるということを認識し、引き続き改善に努めていきたいと思います。
受付時の書類への記入に関しては2011年度の結果?成果で報告した通り必要なものです。取扱については引き続きご理解とご協力をお願いしたいと思います。
案内について
保健センターの場所や校医来校日などについて、わかりやすく表示してほしいという意見がありました。学生の皆さんがより利用しやすくなるように工夫したいと思います。
カウンセリング?センター
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
「入りづらい」という学生からの意見に対して、カウンセリング?センターでは利用方法などカウンセリング?センター発行の「センター?ニュース」や「お知らせ」にてホームページに掲載しました。また、センターの相談員とも検討し、より入室しやすく、利用しやすい雰囲気作りを検討しました。
ここ1~2年の実績を見ますと、心の休憩室の利用者数や個別相談の件数は増加傾向にあります。また、女性カウンセラーの配置により、特に女子学生の相談件数も増加しています。カウンセリング?センターについては継続的な改善により、利用しやすい環境が年々整備されているように思います。今後もリラックスした雰囲気のなかでカウンセリングが行われるように、相談業務の改善に取り組むとともに、カウンセリング室の環境整備に努めていきます。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
アンケートでは「対応がよかった」という意見があった一方、「もっと来やすい雰囲気を作ってほしい」「使い方がよくわからない」といった意見がありました。
カウンセリング?センターでは前年度までの改善報告にもあるように、周知の方法やカウンセリング室の雰囲気などを常に改善しています。何か悩みや話したいことがあるときは、心の休憩室(窓口)まで気軽にお尋ねください。その後の対応を含めて「来てよかった」と思っていただけるはずです。
キャリアセンター
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
基本的な窓口対応姿勢に関しては、「親切」「丁寧」「正確」な窓口対応をさらに心掛け努めるべく、課会、全体ミーティング等で常に意識の向上を喚起すること、また、その際には自らその受け止め方や発言を振り返りつつ相対するよう日常不断に心掛けました。結果的には以前と比較して、学生への積極的な対応が図られつつあると感じています。
相談しやすい雰囲気作りについて、キャリアセンターではオープンスペースの利を活かして学生用テーブルの配置等を見直し、また、4年生の就職内定者にセンター内の常駐ボランティアを依頼しました。こうした取組による成果として学生の滞留時間が増加し、また、3年生以下の学生との身近な交流が行われるようになるなど、センター内の雰囲気は向上したように思います。また、情報提供についても求人票の表示方法の見直しやセンター外の廊下にマグネット貼付式の掲示板を設置するなどの取組を行いました。
相談スキルの向上については研修や全体ミーティングの開催により、職員が内容や方向性を共有できるよう努めています。しかしながら、「応答にバラつきがある」といった指摘が寄せられている点については、学生自らの考えを基調として、各応答をセカンドオピニオン、サードオピニオンとして受け止めてもらえるよう、学生に理解を求めたいと思います。
相談業務に関連して、相談窓口の混雑緩和については、就職活動関係書類の添削が文章表現上にとどまらず進路希望に対する「掘り起こし」などを伴うため、学生一人に対する時間が掛かる場合がありました。そのため、相談窓口の混雑については相談希望者に対して状況等を案内し、理解を求めることとしました。
「進路状況調査」の督促方法については授業中や就職活動中など、学生の置かれた状況を考慮して見直す必要があると判断しました。結果としては従来の電話連絡による督促を減らし、各学部(演習科目の担当教員など)を通じて督促を行うこととしました。「進路状況調査」の情報は本人のみに拘わらず、大学、ご父母、後輩、受験生にとっても非常に大切な情報ですので、必ず提出するようお願いします。
有料講座への受講アドバイスに関しては、個人や状況によって経済的負担を望まないという意見もあることを改めて認識しました。そのうえで、講座受講のアドバイスの際は有料?無料という点を越えて、何かしらの有効性があるという点を中心にアドバイスを行いたいと考えます。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
相談業務について職員の対応が「良かった」「悪かった」双方の意見が寄せられました。挨拶など、基本的対応に関しては速やかに改善したいと思います。また、昨今の厳しい就職状況を踏まえ、相談等の際は学生の心理的負担をできるだけ解消できるよう心掛けたいと思います。
相談業務については近年、経験のあるキャリアアドバイザーの増員を図るなど積極的な改善に努めています。こうした取組に伴い学生から若者の価値観をもつ人や企業での実務経験豊富な人にアドバイスしてほしいという要望がありました。今後もこうした要望にはできるだけ対応できるよう努めるとともに、進路決定に際しては自分とは異なる多様な価値観に接し、受けとめていく必要があるということを学生が理解できるよう、各種の取組に努めていきたいと思います。
施設の利用等について
施設の利用について、開室時間、求人票の整理、業務説明などについて改善を求める意見がありました。これらについては昨年度に引き続き、継続的な改善に取り組みたいと思います。
図書館
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
カウンターなどでの対応については、引き続き親切?丁寧?正確な対応をこころがけるよう、定期的に全スタッフに周知しました。それに加えて、マニュアル整備のほか、各種手段にて情報の共有にも心がけました。
2011年3月からOPACの「My Library」から貸出延長が可能となり、来館しなくても延長手続ができるようになりましたが、現在のところ有効に活用されているようです。また、延滞資料への対策として返却期限を守っていただけるよう呼びかけを強化し、メール?はがき?電話など各種手段を通じての督促を行いました。特に、長期にわたる延滞には保証人への連絡?弁償請求も行い、さらに実効性を高めるための方策についても検討しています。
開館時間について、今年度から夏休み?春休みの開館時間を20時までに2時間延長しました。なお、今年度は震災の影響により2011年4月中は開館時間を予定よりも短縮しましたが、5月より予定通り開館しています。
PC設置席については2011年4月から、前年度当初よりも30台増設し合計144台になりました。同時に、PC本体も更新したことで、故障が少なく応答速度も改善され、快適に使用できる環境となりました。
館内での利用者のマナー向上については、掲示等での注意喚起、試験期を中心とした館内巡回の強化につとめました。なお、7月よりこれまでのリフレッシュルームに加え、通常の閲覧席での飲料摂取を認めることとしました。
資料選定についての利用者からの要望は「My Library」の「購入依頼」にて随時受け付け、引き続き迅速な提供を心がけました。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
窓口対応について、「優しい」「親切」との声が多くある一方、いくつか「悪いときがある」という意見をいただきました。適切な窓口対応を行うよう常に留意していますが、あらためて、親切?丁寧?正確な対応をこころがけるよう、定期的にスタッフに周知をはかります。
施設について
主にPCの不足、飲食スペース設置に関する意見をいただきました。PCに関しては2011年に30台増設したことで通常時は問題ないと考えていますが、定期試験期になるとレポートや課題の作成のため、大変混み合うのが現状です。試験期には館内巡回を強化していますが、皆さんが効率的に利用できるように、席取りなどへの対策を検討したいと考えます。
昨年7月より、通常の閲覧席などでの飲料摂取を可能としましたが、館内での食事に関して、夜間に軽食をとれるスペースを求める声があります。授業期間平日22時までの開館時間を考慮し、軽食をとるスペースを確保するための方策を検討しているところです。
開館日時について
日曜日の開館日増加や22時以降への開館時間延長を求める意見をいただきました。休日開館は現在、定期試験期間や年末年始などに実施していますが、通常期間の日曜日については、利用状況をみながら今後徐々に拡大していきたいと思います。
22時以降の開館は、深夜における他の学内施設?大学周辺の状況を考慮すると、現状では難しいと考えています。
教育研究支援センター(ICZ)
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
アンケートにて「不親切なところがある」と指摘された点については、学生が気持ちよく利用できるよう常に「挨拶」「丁寧」「正確」を心がけてきました。
「語学系以外の学生は利用しにくい」という意見については、言語別の部屋そのものが学科の者でないと使えないのかと誤解を招いているのかもしれませんが、実際にはどの学科の学生でも自由にどの部屋をも利用することができます。言語の習得において、特にチャットルームは誰でもどんなレベルの者でも自由に参加できるように担当者の配慮がなされています。ICZは各種外国語講座、オープンスクール、TOEICR公開テスト、チャットルームなどを含めて1日平均250人の利用がありますが、語学系、非語学系に関わらず多くの学生に利用されています。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
スタッフの対応については概ね好意的な意見をいただいていますが、一部について改善を求める意見も見られました。改善を指摘された点については、すみやかに対処したいと考えています。
サービスの拡充、運営等について
語学講座、チャットルーム、言語ゾーンルームや異文化コミュニケーションルームなど、ICZが提供する各種サービスについて拡充を求める意見をいただきました。各種サービスの充実に関しては、このアンケートや実際の利用者の声に耳を傾けながら、また、教育的効果を検証しながら改善を図りたいと思います。
開室時間についてもいくつか意見がありました。ICZの開室時間は授業期間の平日においては22時までとなっています。開室時間につきましてはご理解とご協力をお願いします。
教育研究支援センター(ヘルプデスク)
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応については挨拶の際、来室された方に目線を送り挨拶するよう周知徹底しました。その結果、能動的に接する意識が高まり、来室された方が話しかけやすい雰囲気になったと思います。また、PC相談では、特に個人のPC環境に左右されるVPN接続の対応など、これまでの対応履歴やマニュアルを内部スタッフ向けにまとめたことで、問題の切り分けが的確になり、より短時間で正確な対応が可能となりました。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
東棟4Fのヘルプデスクの対応に関しては「良かった」「悪かった」という双方の意見をいただきました。「悪かった」という意見では、主に受付やパソコン操作のレクチャーにおける言葉遣いや態度に問題があると指摘されていました。昨年度は挨拶の励行等、能動的に接する意識を高めましたが、今後は実際の各種やり取りに及んで改善に取り組みたいと考えます。
教育研究支援センター(天野貞祐記念館2階窓口)
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
貸出PCについては年々台数の増加を図ってきましたが、2012年度より貸出PCを約1.5倍に増台することとしました。
窓口対応については挨拶をはじめとして、正確?丁寧な対応を心がけるようスタッフにあらためて周知しました。
その他、今年度のMM工房は節電のため、利用者がいないときは照明を落としました。入りづらい雰囲気だったかもしれませんが、利用中は照明をつけています。今年度の取組について、ご理解とご協力を頂ければと思います。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
職員の態度については特に意見は寄せられませんでしたが、MM工房などにおいて学生証の提示を求めている点について意見がありました。
MM工房は事務室の一部である構造上、および、様々な面での管理上、学生証の提示をお願いしています。なお、学生証を所持していない場合には必要書類にご記入いただき、中央棟学生課にて直接本人確認を行い、MM工房に入室という手続をとらせていただきます。ご理解とご協力をお願いします。
貸出PCについて
貸出PCに関して「台数が少ない」「台数を増やしてほしい」「なかなか借りられない」といったコメントが多く寄せられています。この点については2012年度よりPC台数を既存の1.5倍に増台しました。
国際交流センター
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
相談時の態度については、感じの良い対応を心がけるようスタッフ全員で取り組みました。「感じの良い対応」を国際交流センターのモットーとし、実践できたのではないかと思います。担当者が不在の際も、学生からの連絡?質問を確実に伝えることを励行しました。
相談体制、説明内容については毎朝のブリーフィングを通して、情報共有とコミュニケーション強化を行いました。また、スタッフが国際交流関連の研修等に参加した際は、他のスタッフも情報共有できるよう報告を行ったり資料の回覧をしたりするなど、全体のスキルアップに努めました。
各種案内については奨学金やセミナー、ガイダンス等の情報を、随時HPや大学ニュースでお知らせしました。HPは、今後さらに更新を頻繁に行うよう努めます。また、「廊下の掲示板が見にくい」という指摘が複数学生から寄せられたことを受け、2012年3月に国際交流センター前廊下の見やすい位置に、掲示板を新設しました。また、留学関係資料については、夏季休業期間にセンター内の資料を整理し、探しやすいようにインデックスをつけるなど改善しました。
海外協定校について、2011年度はハレ=ヴィッテンベルク大学(ドイツ)、ハイデルベルク大学(ドイツ)、カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)、カリフォルニア州立大学モントレー?ベイ校(アメリカ)、西インド諸島モナ校(ジャマイカ)の5校と新たに協定を締結しました。今後は、アジアの大学との協定を増やしたいと思います。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
窓口対応については好意的な意見と、「担当者が不在の時がある」「相談への回答内容や態度が不満」といった、改善点を指摘する意見がありました。近年、留学相談については専門スタッフを効率的に配置するなど改善を行っています。今回指摘のあった点についても可能な限り改善に努めます。
エクステンションセンター
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応に関しては昨年度引き続き、挨拶?丁寧?正確に加え、笑顔で対応するよう心がけました。
新規講座の開講の可否については開講に伴う様々な条件について検討し、さらに学内委員会での審議を経て判断した結果、希望が多かった「簿記検定試験講座」を2012年度に開設することになりました。また、公務員講座では今年度「入門」および「面接」コースを新設し、入門、教養、専門そして面接と、公務員試験対策講座としてトータルに対応できるように充実させました。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口の応対について
好意的な意見をいただいたのと同時に、問題点を指摘する意見をいただきました。問題点については指摘に基づいて改善したいと思います。
講座について
「資格について色々ととのっている」「法律系(の資格)をもっと増やしてほしい」という意見をいただきました。エクステンションセンターでは毎年度、学生からの要望等を踏まえ、必要と思われる講座を提供できるよう努めています。2012年度は新たに「簿記検定試験講座」を開設するなど、学生の資格?試験対策を応援していますので、興味がある方はぜひご利用ください。
その他
「(事務室に)入りやすくしてほしい」という意見をいただきました。現在の事務室環境は構造上の問題もありますが、できるだけ開放的な雰囲気となるよう改善に努めたいと思います。
学友会
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
施設利用の連絡?調整に関しては学友会各本部が定期的に行う、所属団体施設利用の調停会議がすみやかに行われるようサポートさせていただきました。また、個々の施設利用については、学友会総務部長室事務課が窓口となり、その要望にできるだけ応えられるよう努めさせていただきました。
また今年度、東日本大震災の影響により部室棟が使えず活動スペースが制限された点については年度当初、大変ご不自由をおかけいたしましたが、各部署からの協力を得て、本来、学友会活動で使用できない場所を活動場所として開放させていただきました。しかしながら、それでも震災前同様の活動スペースは確保できず、各団体のみなさんが折り合いをつけ協力していただけたことに深謝申し上げます。学生センター竣工まであと半年間、辛抱いただくこととなりますが、ご協力のほどお願いいたします。
学生センターは2012年2月に別館が完成しました。本館は同年9月に竣工予定ですが、ここでは学友会団体に所属している学生だけでなく、一般学生にとっても充実した大学生活を送れる空間づくりを目指しており、学生センター1階(フリースペース?学生ラウンジ?多目的スペース(仮称))と2階トレーニングルーム(仮称)は一般学生にも利用していただける場所として、現在、建設が進められています。このように学生生活空間の提供に際しては、団体未所属者の声にも積極的に耳を傾けていきたいと考えています。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
2011年度は部室棟の利用制限をはじめ、学友会活動に際して多くの制約を課してしまいました。そうした状況において、対応に不満を感じる意見があった一方、親身かつ丁寧な対応であったという意見をいただきました。今年9月には学生センターが竣工し、これに伴い、窓口も移転します。これをきっかけとして、窓口対応のあり方を見直したいと考えます。
その他
学生センターの竣工により、学友会活動が従来と比べて大きく変化することを見込んでいます。学生センターの運用とあわせ、学友会総務部長室事務課では学生の皆さんとともに、学友会活動やキャンパスライフの向上について考えていきたいと思っています。
大学院事務室
2010年度実施アンケート結果に対する2011年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応スローガンの徹底を継続して図りました。少人数教育である大学院は学生の顔と名前が憶えられるため、比較的親密に接することができると考えます。しかしながら担当者が不在などの際は、取り敢えず承るだけの対応に留まるケースもありました。そうした際には、マイナスの印象を持たれないような対応に努めました。
2011年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
全般的に「親切な対応であった」など評価のコメントをいただきましたが、一方では「教員や学生への伝達にミスが見られた」という指摘もいただきました。
2011年度の結果?成果でも述べたように、大学院においては学生に対して可能な限り柔軟な対応を心掛けていますが、まだまだ改善の余地があるかもしれないと感じます。この点については窓口対応スローガンの「正確」を意識して、有効な仕組みを打ち出していけるよう取り組みたいと思います。
【問合せ先】自己点検?評価室 (電話)048-946-1823,1824