オープンカレッジ特別講座 「ドイツ現代美術の巨匠 アンゼルム?キーファーの世界 記憶、神話、錬金術、そしてメランコリア」開催しました
7月20日、E-102(東棟1階)にてオープンカレッジ特別講座を行いました。オンライン受講者を含めて320名が受講しました。本特別講座は、主に社会人を対象とした生涯学習講座「オープンカレッジ」の無料講演会で、毎年この時期に行っています。今回の講師は、青山 愛香ドイツ語学科教授が担当しました。また、川﨑 聡史同学科専任講師がコメンテーターとして登壇しました。冒頭の前沢 浩子学長の挨拶では、本学の公開講座の歴史?生涯学習の楽しみについて述べられました。
青山教授の講演では、「ドイツ現代美術の巨匠 アンゼルム?キーファーの世界 記憶、神話、錬金術、そしてメランコリア」をテーマに最新作から過去の作品までを取り上げ、キーファーがドイツの「負の歴史」を扱うのは一体どのような歴史的背景、並びに個人的な体験に基づいているのか、そしてキーファーの芸術においてその主題はどのような意味を持つのかという点を彫り下げて考察しました。
川﨑専任講師の講演では、ドイツ現代史の視点からキーファーの歴史的立ち位置について解説され、「68年世代」としてのキーファーについて考える機会となりました。
受講者アンケートには「芸術的観点だけでなく、ドイツの歴史と絡めて知ることができ、時代背景をふまえながら学ぶことができて良かった」「ジェンダー?宗教?戦争?歴史?社会問題を次々と突き付けられ、とても意義深い充実した時間だった」と、講座内容に満足した感想が多数寄せられました。受講者層は、10歳代から80歳代と幅広く、それぞれの視点で生涯学習講座を受講していました。
なお、秋期講座は、現在受講申込受付中です。こちらから申し込めますので、どうぞご検討ください。皆様の申込みをお待ちしています。
会場の様子
講座を担当した 青山 愛香 教授と川﨑 聡史 専任講師