飯島ゼミと米山ゼミによる合同講演会「東西文化交流への想い」が行われました
11月15日、学生センター雄飛ホールにおいて、国際教養学部と経済学部の共催で、言語文化学科飯島一彦ゼミと国際環境経済学科米山昌幸ゼミによる合同講演会「東西文化交流への想い~能とバレエのコラボレーションによって生まれるもの~」(後援?獨協大学父母の会)が行われました。
講演会は3部構成で、第1部は飯島ゼミ(日本文化研究)と米山ゼミ(グローバリゼーションと持続可能な開発)の活動報告、第2部は2011年の東日本大震災で被災した福島県富岡町の現地調査報告、第3部は観世流シテ方能楽師の津村禮次郎氏と、英国のバレエ団Ballet Theatre UKで芸術監督を務めるクリストファー?ムーア氏が登壇し、飯島教授と対談しました。ムーア氏との通訳は飯島ゼミの橋立ミリイ花さん(言4年)が務めました。 第3部に登場した津村氏とムーア氏は、今年11月に東日本大震災被災地4か所と東京で「能とバレエとピアノのコラボレーション」ツアーコンサートを実施中で、今回はその合間を縫って来学しました。両氏は対談の中で、被災地を訪問し感じたことや、能とバレエを融合するに際の苦労などについて、これまでの取り組みや能面の紹介、実演なども交えて説明しました。 飯島教授は「今回登壇いただいた津村氏とムーア氏は、舞踊のスタイルの異なる能とバレエの融合という難問に挑戦し、新たな芸能を形作られた。また、東日本大震災の復興が進んでいる一方で、今回訪問した富岡町では、時間が止まっているように感じる場所もあった。文化も復興も、今後、我々に必要なのは、固定概念にとらわれずに様々な挑戦をすることにある。今回の講演会を、学生や教職員が考えるきっかけにしてもらいたい」と述べました。 会場には、学生、教職員、学生の父母など約70名が来場しました。
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