英語学科が講演会を開催 パンクロッカー?哲学者SO-RI-氏が講師を務めました
1月16日、西棟W-201教室で英語学科主催講演会「言葉の通訳不能性から考える、ポスト?トゥルース時代のコミュニケーション」が行われました。
この講演会は、柿田秀樹英語学科教授の授業「コミュニケーション論特殊講義b」の時間を利用し行われたものです。講師は、柿田教授の友人でもあるパンクロッカーで哲学者のSO-RI-氏が講師を務めました。
SO-RI-氏は「ポスト?トゥルースとは何か」「現実とは何か」「理性とは何か」「感覚的なものをコトバで表現することの難しさ」「リアリズム追求の重要性」「芸術(アート)に触れることの重要性」などを、自身の体験やテレビドラマなどの例を挙げつつ、軽快な口調で解説しました。
また、現代社会では文字を自分の思い込みで、字義通りにしか理解しないコミュニケーションが多くなっていることについて触れ、「文字で相手に伝わると想定した内容が、実際に起きた内容と全く異なることもある。文脈を読むことが重要であり、きちんと文章の脈絡を踏まえて事柄の本質を理解するのが最も大切なことだ」と述べました。
講演の後半には、英語を学んだことで日本語の理解を深め、物事を深く知ることにつながった自身の経験を語り、英語学習の重要性について語りました。
参加者は、時折投げかけられるSO-RI-氏からの質問に回答するなど、対話を通じて理解を深めている様子でした。