創立60周年記念講演会「現代に生きる天野貞祐の教育哲学」を開催しました。

創立60周年記念講演会「現代に生きる天野貞祐の教育哲学」を開催しました。

2024年12月19日

 11月15日(金)午後3時半より、A-207教室(天野貞祐記念館2階)において、武蔵野大学 貝塚 茂樹 教授を講師に迎え、獨協大学創立60周年記念講演会「現代に生きる天野貞祐の教育哲学 ―戦後教育と獨協大学―」(主催:獨協大学/共催:2024欧洲杯投注官网_沙巴博彩公司-官网平台史資料センター)を行いました。
 貝塚教授は日本教育史、道徳教育論を専攻し、本格的な評伝としては初となる『天野貞祐 ―道理を信じ、道理に生きる―』(2017年、ミネルヴァ書房)を著し、獨協大学の創設者であり初代学長である天野貞祐博士の教育論、及び道徳論を主たる研究テーマにしています。
 冒頭、主催者を代表して前沢浩子学長からは、戦前?戦後の過渡期において困難を経験した哲学者?教育者としての天野貞祐の思想形成を理解する機会としたい、と挨拶しました。
 講演内容は、天野貞祐が獨逸学協会学校中学(現?獨協中学高校)で学び、母との離別や内村鑑三との出会いを経て、教育者として人生を賭け、戦前の「修身科」不要論から戦後は「道徳」教科化にまい進し、愛国心を唱え、戦後の学制改革に心血を注ぐ経緯が紹介されました。
 また、学制改革に挫折し、天野貞祐は理想の大学として獨協大学を創設するに至った、として天野先生が本学創設に賭けた情熱が紹介されました。
 参加者からは、講師に対して質問が多数寄せられ、獨協大学の針路を考えるに相応しい講演会になりました。
 なお、この講演は期間限定でオンデマンド配信中です。

視聴URL
パスコード: 6xv!C9yu
配信期間:2025年1月31日まで

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