学友会マンドリンクラブ「60周年記念演奏会」が行われました
2025年12月23日
12月14日(日)午後2時半より、サンシティ越谷市民ホール(小ホール)にて学友会マンドリンクラブ「60周年記念演奏会」が行われました。同クラブが歴史を刻んでから60周年を迎え、それを記念する盛大なる演奏会です。
今回のステージは3部構成であり、デュオに始まり、少人数から大人数の編成まで、演奏者や楽器の特性に応じて変幻自在という形容が相応しい演奏披露でした。選曲は硬軟織り交ぜて11曲あり、難易度の高い楽曲も含まれ、練習を重ねて当日を迎えたことがうかがえます。マンドリンに加え、マンドラ?テノール、マンドロンチェロ、クラシックギター、コントラバスの5種の弦楽器は低音から高音まで音域が広く、マンドリンの繊細な音色を引き立てます。
部員11名に加えて、客演として同クラブの卒業生がステージに上がり、いつも以上に迫力十分でした。マンドリンの明るく澄んだ高音は聴衆を魅了し、弦楽器が奏でる一音一音は幻想的で豊かな時間を満たしてくれます。最後には客席から拍手によるアンコール希望が寄せられましたが、事前に示した全曲を披露することで名残惜しくもフィナーレを迎えました。「愛の挨拶」、「Rose of November」、「マンドリン酒場の夜」、「スペイン組曲」、「交響的前奏曲」(エピローグ曲)といった練った選曲も聴衆に好評です。
調和した音色は格調高く、創部60周年を記念するに相応しい演奏会であり、しばし魅了される120分間でした。
記念すべき演奏会を終えて、部長(主将)の渡邉可恋さん(法律学科3年)は「コロナ禍を乗り越えて、学友会の文化団体として活動を続けることができ、そして60周年という節目に部員としてステージに立つことができて大変うれしく思います。今回の60周年記念演奏会では来場してくださった方や、応援してくださっているすべての方々に、演奏を通して感謝の思いを伝えたかったです。今後も演奏活動を活発に行っていきますので、ぜひ次回以降の演奏会にいらしてください。」と今後の抱負を語りました。
同クラブは1965(昭和40)年に創部し、以来、年に2回のペースで定期演奏会を行っています。
来年6月28日(日)には、八潮メセナ(八潮市民文化会館)ホールで第104回定期演奏会が予定されています。

指先に意識を集中しながら、無心になれる爽快感

個人のパートを果たし、全体が調和する歓び