教員紹介
- 職名
- 教授
- 所属
- 法学部法律学科
- 最終学歴
- 慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学
- 学位
- 博士(法学)
- 学位を授与した機関
- 慶應義塾大学
- 専門分野
- 憲法
- 研究室No.
- 904
- 電話番号
- -
教員詳細
専門?研究テーマ
結社の自由、議会制民主主義
授業方針
変化する政治?社会?経済情勢を踏まえながら、憲法の役割と憲法を学ぶ楽しさを伝えていきたいと思います。
自己紹介
専門は憲法学で、特に結社の自由に関する研究を続けています。憲法は、近代社会の根幹を成す個人主義を基本原理としていますが、個人と個人を結ぶ関係性を理論的に消化し切れていないというのが問題意識となっています。人と人とのネットワークや互恵性、信頼といったものが近代社会の維持?発展に大きく役立つ要素であることは明らかですが、これらは憲法学的に十分考察されているとは言い難い状況にあります。そこで、結社の自由を一つの切り口として、「関係性の憲法理論」を展開すべく研究を行っています。
もう一つの関心領域は、議会主義の復権です。現代行政国家において、官僚機構の存在意義を十分に認めつつ、国民と直結した政治が行政を統制していくことが重要であり、その鍵となるのが議会の役割を再評価することだと考えています。憲法学の視点から、議員や議会のあるべき姿を示しつつ、立法権を中核に据えた国家統治の学問体系を構築し、現実に議会中心の政治が行われるようにしたいと様々な角度から研究を行っています。
座右の銘?好きな言葉
自我作古(我レ自〔よ〕リ古〔いにしえ〕ヲ作〔な〕ス)
私の薦める一冊
片桐直人?岡田順太?松尾陽編『憲法のこれから』(日本評論社、2017年)
学生へのメッセージ
法学は総合力が試される学問です。知的好奇心をもって様々な学問を修めるとともに、大学時代に得がたい友人を多く作り、豊かな人格形成に努めましょう。