東棟
概要
- 2010年に竣工した東棟は、獨協大学開学の1964年にできた2棟を解体した跡地に建設されました。
- 獨協大学キャンパス再編「第二次計画」の中心プロジェクトであり、新たな獨協大学の顔として、また環境や省エネルギー性能にも優れた次世代型教育施設のモデルとして完成しました。
教室番号の確認は、こちらをご覧ください。
東棟 教室配置図
シンボリックな外観
- 三層構成のクラシカルな外観の2つの棟を現代的なガラス張りのブリッジで築いた印象的な外観は獨協さくら橋からの大学の顔。
学習環境の充足
- 4つの大きな階段教室、4つの特殊教室、15のPC教室を含め、大小併せて65教室整備。充実した情報?視聴覚設備。
- 教務課やヘルプデスク?ラウンジなど学生相談に対応する学習支援機能の強化。
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環境教育の拠点
- 3階の教室に囲まれた屋上庭園は、里山を構想した100種類を超える草木や野菜が植えられた栽培と園芸の体験実習の場。気温調節として気化熱を利用するミストも設置。
- 木のぬくもりを感じるアットホームな建物とするため、教室出入り口のサインボード、家具など全館にわたり木調のしつらえを展開。キャレルの造作家具は間伐材を使用。
環境に配慮した省エネルギー?省CO2推進施設
- 恵まれた構内の天空光、緑陰効果、豊富な井水などの自然エネルギーを有効活用し、光ダクトや自然換気窓、井水冷熱、地中熱を利用した空調方式を採用。
- 発電機能を備える個別空調型ガスヒートポンプと太陽電池を併用して、ピーク電力を抑制。CASBEE Sランク。
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様々な環境施策が外部より高い評価
「第2回埼玉県環境建築住宅賞(一般建築部門)」で優秀賞を受賞
本学東棟が、第2回埼玉県環境建築住宅賞(一般建築部門)で優秀賞を受賞しました。
この賞は、埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づき、建築物における地球温暖化やヒートアイランド対策等を推進し、環境にやさしい建築物に対する県民の意識の高揚を図るため、埼玉県が温室効果ガスの排出の抑制などの環境対策に配慮した県内の建築物を広く募集し表彰するもので、本学は第1回の天野貞祐記念館(佳作)に続き、2年連続の受賞となりました。
「省CO2エコキャンパス?プロジェクト」として国土交通省の平成21年度「建築物省CO2推進モデル事業」に採択されています。
※国土交通省平成21年度(第1回)「住宅?建築物省CO2推進モデル事業」
「住宅?建築物省CO2推進モデル事業」とは、家庭部門?業務部門のCO2排出量が増加傾向にある中、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅?建築プロジェクトを、国が公募によって募り、予算の範囲内において、整備費等の一部を補助するものです。本学では2014年の創立50周年に向けて大学改革とキャンパス再編を集中的に実施しています。その中で、省CO2型キャンパスへの再構築は重要項目の一つであり、本学環境共生研究所犬井正所長を座長とし、準備を進めています。今回採択された他のプロジェクトは大部分が日本の大企業や大規模開発プロジェクトで、大学では本学が唯一という快挙です。
本学の取組みは、ハード面として、教室棟の省CO2型建物への建替えをはじめ、各既存棟への省エネ設備の導入、キャンパス内に自然エネルギー活用のマイクログリッドを形成するなど、総合的な設備改修を計画。同時にソフト面として、見える化システムの導入を図ることで、全学をあげた省エネルギー活動、環境教育へとつながっていくものと考えております。本プロジェクトの省CO2型キャンパス再構築のモデルケースとしての波及効果が期待できることや、キャンパス内の省エネ行動計画作成、環境教育?研究など全学省エネ活動の他、シンポジウムや環境フォーラムを行うなど大学ならではの試みが評価されました。
詳細は、下記ホームページをご覧ください。
国土交通省
集いと交流の場
- 吹抜けが広々としたエントランスロビーは、学内交流のコアスペースとしてシンボリックな多目的大空間。
- キャレルブースはコミュニケーションスポットの一つとしてロビーとつながる温かみのある空間。
- 大階段は、グラウンド競技の観戦や記念撮影の場にも最適。
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フレキシビリティと安全性
- 将来の可変性を考慮して、18mスパンの大空間を確保。
- 回遊動線によって防災や防犯上の安全性を確保。
- 高い地下水位と水害対策として、地階のない1階床レベルを上げた構造。
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