2011 学生懸賞論文入賞作品(2編)

2011 学生懸賞論文入賞作品(2編)

入選

該当作なし

佳作

「ジョン万次郎の英語習得背景から見た効果的英語学習」
国際教養学部言語文化学科2年 村田 史於里 要旨はこちら

「ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島の食生活の推移 -ローカルフードが消える複合的要因-」」
国際教養学部言語文化学科2年 前野 安代 要旨はこちら

<佳作>
「ジョン万次郎の英語習得背景から見た効果的英語学習」
国際教養学部言語文化学科2年 村田 史於里

グローバル化の進む現代社会において、日本をはじめ世界各国の 人々が競って第二言語としての英語を習得する動きが活発化している。 国際語としての英語習得の需要とともにその学習方法が注目を浴びて いるが、日本人に関しては思うような英語習得成果が見られていない。 学習者が第二言語としての英語習得を目指し学習する際、必要となる 要素や効率的学習活動とは一体どのようなものなのか。 本稿では、"幕末のバイリンガル""日本初の国際人"として伝えられる ジョン万次郎という人物に着目して論を展開している。現代に生きるわ れわれとは全く特異な環境で英語習得を行った彼だが、英語学習成功 のための数多くのヒントを握っており、その英語習得過程は非常に興味 深いものがある。彼の英語習得背景をもとに、英語学習を左右する要因 や求められる資質、そして効果的と考えられる学習活動について考察を 行っていく。

<佳作>
『ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島の食生活の推移 -ローカルフードが消える複合的要因-」』
国際教養学部言語文化学科2年 前野 安代

 南国のとある島で、手つかずの大自然と共に暮らす人々がインスタン トラーメンを食べている様子など、誰が想像できただろうか。現在のミ クロネシア連邦の食生活は、輸入食品に依存しきっている。島にはタロ 芋やパンの実などが豊富に生っているにも関わらず、なぜこのような食 生活を送っているのだろうか。どのような経緯で現在の食生活が形成 されたのか。本論では、ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島に焦点を 当て、ミクロネシア連邦の食生活の推移について考察する。第1章で は、まず初めに諸外国に統治される以前のミクロネシアの食生活につ いて述べ、日本統治と米国統治それぞれの時代に、ミクロネシアの食生 活にどのような変化が起こったのかを考察する。そして第2章では、第 1章の考察結果を踏まえた上で、ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島 の人々が現在の食生活についてどのような考えを持っているのかを紐 解いていく。

 

このページのトップへ